森のかけら | 大五木材


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20141225 1今年は年も押し迫った最後の最後まで忙しく家具の仕事をさせていただきました。弊社はあくまでも材木屋であって、家具屋というわけではありませんが、木の素材を選びながら作れる家具としてお声をかけていただけるのはありがたい事です。ひと口に家具材といっても、国内外合わせるとその素材となる樹種は多岐にわたります。そもそもこれは建築用材、これは家具用材という明確な線引きがあって分礼されているわけではありませんので、作るべき家具への適性が備わっていれば問題ないと考えています。

20141225 2非常に重硬で割裂しやすいとか、ねじれたり暴れやすいという『クヌギ』のような木は難しいものの(それでも最近はその暴れん坊のクヌギを使った家具作りへの取り組みが九州でなされているそうで、ひとの情熱恐るべし!一方でそうせざるをえないほどにクヌギの成長力が旺盛だという事もありますが)、脚や棚など荷重を受ける部材さえ注意すればどんな材もそれなりに使えると思いますし今までにも使ってきました。クヌギについても何らかの形での『出口』を検討しているところです。

 

20141225 3 そのように沢山の種類があって、ひとの好みも千差万別とはいいながらも、年間を通して統計をとってみれば、一番多く家具材に使った木、使われた木のランキングの上位は、毎年ほぼ同じ面子になります。これはあくまでも弊社における統計ですから一般的な家具屋のそれとは随分違うと重いますが、それを踏まえてうえでランキング上位を発表すると、1位がホワイトオーク、2位がラック・ウォールナット、3位がブラック・チェリー。多少変動はあれ、毎年ほぼこの3種が上位を占めます。

 

20141225 4その後に、イエローバーチレッドオーク、ハードメープルなどの北米広葉樹、ヤマザクラオニグルミケヤキトチクリクスノキなどの国産広葉樹、ブビンガなどのアフリカ産広葉樹と続くわけで、ほぼ9割が硬質広葉樹。これは使用量のランキングなので、金額ベースとなると圧倒的にブラック・ウォールナットが独走の1位です。年明けからは円安の影響で輸入材一斉値上げのオファーがきていて、かなり影響を受けそうですが・・・では明日は今年もたっぷり使わせてもらったホワイトオークの家具について。




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