森のかけら | 大五木材


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20160830 1今回の『俳句ストラップ』は学生とのコラボによる初めての試みだったのですが、過去18年間の歴代の最優秀句をレーザーで彫ったモノとは別に、自分の句や好きな句を自由に書いて後日制作させていただくオーダーメイドの俳句ストラップも企画しました。昨日の沖縄の浦添高校の女子学生たちはその申し込みもしてくれました。どれぐらい反応があるのか心配でしたが、それはすっかり杞憂に終わり想定以上の申し込みがあって、今もそのデータ整理に追われて嬉しい悲鳴をあげているところ。

 

Exif_JPEG_PICTUREレーザーというデジタルな加工をするのに、その手続きがアナログすぎてかなり作業が多くなってしまったので、もし来年もやらせてもらえるならそのあたりは改良せねばと今強く感じています。まあ、そういう事も実際にやってみて分かること。あれこれ考えてばかりいるのは性に合わないので見切り発車ぐらいがちょうどいいのですが。ところで、もうひとつの企画『ことばの』ですが、こちらも予想以上に沢山の「言葉」が茂ったようで、これならもっと大きな木でもよかったぐらい?

 

Exif_JPEG_PICTUREまあ、それもレーザー加工での制限があるので次年への検討課題。課題が多ければ必然的に来年もやらなければならない理由ができますので。この「ことばの森」には大会に出場した高校が、それぞれの思いを込めて言葉を書いて掲げてもらったのですが、それは大会への決意であったり、自分たちを奮い立たせる言葉であったり、あえて緊張を解きほぐすユーモラスな笑いであったりと、その筆致や言葉からそれぞれの高校の個性や意気込みが感じられ、なんだか胸が熱くなそうに・・・

 

Exif_JPEG_PICTURE当初は優勝祈願のような絵馬的なものをイメージしていましたが、各地の予選会を勝ち抜いて大会の地・松山までやって来た強豪校たちにしてみれば、優勝するために来ているわけで、神頼み的な他力本願な言葉を綴っているところは皆無。この「ことばの森」に書かれた言葉から、彼らの本気の覚悟が透けて見えたのです。いずれの学校も自分と仲間の力と感性を信じて戦うために集まっているのであって、甘ったるいノスタルジックな感傷話なんて老いた青年のただの思い込み・・・。

 

Exif_JPEG_PICTURE野球の甲子園大会では負けたチームは、甲子園の土を持って帰るけど、『俳句甲子園では松山に言葉を残して帰る』なんて慣習が根付いたらいいのにという思いで提案してみたことばの森ですが、木が倒れんばかりに掲げられたことばを見て、これもやってみてよかったと感極まり。できれば年度ごとに並べたりしたら面白いかなと思ったりするのですが、保管の場所やら誰が管理するのかなど、ピュアな高校生たちの戦いが済めば、次はおとなのシビアで遠慮もない思惑入り混じりの戦いが始まる!




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