森のかけら | 大五木材


当ブログに記載の商品の料金、デザインは掲載当時のものであり、
予告無く変更になる場合がございます。
現在の商品に関しまして、お電話、又はオンラインショップをご覧ください。

俳句甲子園ストラップ』は、60✕35✕5㎜サイズの台木に直径5㎜の穴を開けてストラップ紐が通してあります(仕様は『誕生木ストラップ』と同じ)。片面に、過去18年間の歴代の最優秀句が、片面にその作者と学校名をレーザーで彫っています。素材は愛媛県産のクスノキ大きく育つことで有名なクスノキは、張った枝が日陰を作ってくれることから学校や神社などに植えられ、昔から鎮守の森として親しまれてきました。その香りも楽しんでもらうためあえて無塗装にしています。

パッケージを開けるとクスノキの独特の香りが鼻腔をくすぐります。恐らく多くの高校でも校庭木として植えられているのではないかと思います。オイル塗装をすれば、木にオイルが浸透してレーザーで彫られた緻密な文字がよりくっきりと読めるようになりますが、ここはやはりよく読めるかよりもクスノキを五感で楽しんでもらおうという学生たちの意見を取り入れ無塗装に。今回初めての試みということもあって、高校生の財布に優しい¥300(税込)という特別価格で販売しました。

会場に駆けつけたのは、その場の空気を生で感じておきたいというのもありましたが、それ以上に学生たちと一緒に作り上げた俳句ストラップがどういう風に受け入れてもらえるのか、その反応の方が気になったというのが本心。会場に辿り着く少し前に、現場の甲斐先生からメールが届いたのですが、第4回大会の最優秀句に選ばれた「カンバスの余白八月十五日」の作者・神野 紗希さん㊨がブースに来られて自分の句のストラップをご購入いただきましたとの報告。実はその句が一番人気でした。

神野さんは松山東高校在学時代に俳句甲子園に出場し、その後俳句の世界に入られ現在では若手俳人のなかでも将来が嘱望される有望俳人のひとりに数えられるほどの実力者だとか。俳句ストラップを作るにあたって誤字脱字などのチェックで何度も何度も繰り返し歴代最優秀句を見ていたので、いつの間にか句も覚えてしまっていたのですが、作者の方が来られて購入されるというパターンは想定外でしたので驚きの喜び。更に聞けば、裏方で大会を支えるボランティアスタッフにもOBが沢山いて、

こちらも私が個人的に気に入っていた「号砲や飛び出す一塊の日焼け」(昨年の第18回俳句甲子園全国大会最優秀句)の作者・兵頭輝さん(当時宇和島東高等学校3年生)㊧も隣のブースで作業されていて、しっかりと自分の句のストラップをゲットされていました。県内にとどまらず県外からのOBのボランティアスタッフとしての参加も多いようで、このイベントが俳句に青春を賭ける高校生たちにとっていかに重要でかけがえのないなものになっているのかということを感じるのです。続く・・・

 




オンラインショップ お問い合わせ

Archive

Calendar

2016年8月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  
Scroll Up