森のかけら | 大五木材


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多品種を愛する偏屈材木屋にわざわざ遠方からやって来られるのは何も大工さんや設計士さんばかりではありません。その日弊社の玄関を開けられたのは、オブジェ 彫刻家の竹田 篤生君。竹田君はもともとは愛媛県生まれですが、高知大学に進学されて、芸術文化コースで彫刻に目覚めて、今までにも数々の受賞歴がある新進気鋭の木工彫刻家。その後高知を中心に制作活動をされていましたが、今年の春から生まれ故郷の愛媛に拠点を移されたそうです。なので厳密には高知からではないのですが、12年過ごされたという高知に敬意を表して。

竹田君がお店に来られたのは2度目ですが、生憎1度目は話が出来なかったので、今回初めていろいろ話をさせていただきました。もともとは、3ta2ギャラリーさん、セブングレインアートガレージさんがご紹介して頂いたのがご縁。過去に作られた作品を拝見しましたが、木のブロックの上で宙を駆ける躍動感溢れる動物たちの作品が私好み。長時間見ていると欲しくなってしまうので、あまり眺めていては危険と判断(笑)。彫り跡の質感を残した仕上げも木ならでは。主にクスノキを素材として使われているそうです。

それで、その日は大物に挑まれるという事で大きめの文章クスノキの丸太をご購入いただきました。木工彫刻家に愛されるクスノキですが、今まではあまり周囲にプロの彫刻家さんがいなかったので、こういう大物に彫材としてお声がかかることはありませんでした。アマチュアの方からも時々問い合わせがあるものの、サイズも量も小さいので、今まであまり意識することもありませんでした。最近では学校や神社、公園、街路樹などのクスノキが大量に入荷するようになってきたので、彫材という出口にも目を向けていきたいと思います。

本当は武田君はじめこういう方々に弊社で木材を買っていただき、それで作られた作品を弊社の2階で飾って展示会など開催出来たらなあと考えたりもしているのですが、あまりに集客が少なすぎると申し訳ないので実現できてはいません。多品種を扱うためにはより多くの出口を持っておく必要がありますが、それぞれの出口のなるべく川下に近づきたいと思うのです。勿論クスノキもいいのですが、出来ればそれ以外の木材も試していただいて、「ほとんど誰も使ってないけど、やっぱり木彫にはこの木だな~!」なんて発見があったら面白いのだけど。




長崎県松浦市の『木使いビーバー・島田真治』さんが、リフォーム工事されていたのは愛媛の東予地域でしたが、何度も会社に材料を取りに来られたり、打ち合わせに来られました。そのたびに張り切って変わった木を見せるのですが、「面白いなあ~。俺は決して木材フェチじゃないけど(謙遜)、ああこれをホシダ君に見せたら面白がるだろうな~」、「今度はホシダ君を連れて来るわ~」と、いつも「ホシダ君」という出ていたので、島田さんと二人三脚で面白い木の家を作っている仕掛け人は、ホシダさんだと分かりました。

ただ、ホシダさんの事務所は東京らしく、しかも全国各地をあちこち飛び回っていてなかなか時間が取れないらしく、いつ来れるかは不明との事。そのホシダさんが全幅の信頼を寄せる島田さんが阿吽の呼吸で現場を取り仕切られています。リフォームといっても結構なボリュームがあって、1か月程経った頃、島田さんから連絡が入り「ホシダ君が愛媛に来たから一緒に行く」との事。そしていやいよ黒幕がやって来たのです(←いい意味で!)ようやくお披露目、写真の左が島田真治さん、右がホシダ君こと干田正浩さん。

耳で「ホシダ」と聞いていたので勝手に「星田」と思っていたらこちらの漢字でした。改めて干田さんは、大手の設計事務所に勤められていた後に独立。名のある賞も受賞されているそうですが、私が興味があるのは『ビーバー設計士』であるかどうかの一点のみ。果たして?!まだ天然サウナ並みに蒸し暑い倉庫の中をズンズン進んで行き、服の汚れや埃も気にすることなく、私が薦める変な木をキラキラした目で見つめ、「この木は?」と私を質問攻めにしてくるその姿に、私はビーバーを見た!島田さんの言葉に嘘はなかった

という事で、島田さん同様に干田さんともあっという間に打解けました。その後、現場に向かわねばならなかったので、あまり時間が取れなかったのが残念でしたが、『ビーバーの血は水よりも濃い』と言われるように、一度出会ってしまったビーバーは、遠くに離れようともお互いの嗅覚が、すぐに仲間を感じ取るのできっとまたいずれお会いすることになるだろうと確信しています。白金君、素敵なご縁をありがとうございました!




こんな季節になって今更の話なのですが、暑い季節に遠方からいろいろな方がご来店いただきました。ありがたい事なので、その事については画像などもきちんとまとめてキッチリ書こうと思っていたら、いつの間にか季節は冬に・・・。半袖姿で写真に写ってくださっている皆さんには本当に心苦しいのですが、こんな季節外れなタイミングですがここでご紹介させていただきます。長崎県松浦市といえば元寇ゆかりの地ですが、その松浦市に工房を構えられているのがアイランドホーム㈱島田 真治さん。

この夏、愛媛県で知人の家のリフォームをするにあたって、わざわざ長崎からお越しになられました。そのための木材を大五木材で納めさせていただいたのですが、島田さんとのご縁を取り持ってくれたのが、以前に愛媛で建材関係の仕事に従事していて、その頃からの付き合いのある白金聖臣君。今は福岡の筑豊で、先代の跡を継いで白金材木(しらがね)の社長をされています。その白金君から久し振りの連絡があったのが、今年の6月の事。そこで島田さんが愛媛で仕事をされるので、木材を手配できる店を探していると。

白金君のパスを受けて、早速島田さんに連絡。そしたら島田さんは無茶苦茶フットワークの軽いお方でして、以前にもトラックを運転して関東の方までよく仕事に行っていたと仰っていて、今回も長崎からトラックでお越しになっていました。すぐに弊社にもやって来られましたが、数分もお話をすると、すぐにビーバーの一族であることが判明!そこからは木材フェチ同士にしか分からないアイコンタクトや隠語を使いあっという間に意気投合。島田さんは、集めるタイプではなく、面白く木を活かして使う『木使いビーバー』!

もはやビーバーの概念がかなり変わりつつありますが、大儀で木が好きでたまらない病的なヒトという意味でもビーバーは使われます本家ビーバー・武田製材公認)。過去に島田さんが手掛けられた現場写真を見せていただましたが、まあ何とも独創的な木の使い方をされていらっしゃいました。島田さんは木材フェチであることを頑なに拒まれていましたが(私から見れば真性フェチであることは間違いがない)、こういう面白いモノを作られるという事は、島田さんの後ろでそれを操る面白い設計士が必ずいるはず!続く・・・




昨日の福田工務店さん(京都)に続いて、まだ残暑厳しい頃に御来店していただいたのが、福井県あわら市の西島木材㈱西島和之社長と奥様の西島由紀恵さんご夫婦。そういえば昨年も暑い頃に奥様が御一人で初ご来店していただきました。生憎事務所の二階のクーラーが故障していて、汗ダクの中でダラダラと木の話をさせていただき申し訳なかった事を昨日の事のように思い出します。早いものであれからもう一年が経過していて、再度ご来店いただいた事よりも、過ぎゆき時間のスピードに驚いています。

西島さんの息子さんが愛媛にご縁があったそうで、その関係で愛媛にはよくお越しになられているみたいなのですが、わざわざ(懲りもせず、しかもご主人まで一緒に!)再度足をお運びいただきありがたい事です。だからといって一年前に由紀恵さんにお話しさせていただいた話ぐらいしかお話し出来る事もなければ、何か目新しい取り組みをしているわけでもないので、非常に恐縮だったのですが・・・。やっぱり、何度もお店に来られる方のためにも常に新しいモノ、コトに取り組んで、『変化』させておかないとと痛感

西島木材さんは、もともと材木屋ですが、一級建築士事務所も併設されていらして、自社で木をふんだんに使ったリフォームの設計・施工という『出口』を作られている、言うところの王道の材木屋さんです。なので本来ならば弊社のような『けもの道を往く材木屋』に来ること自体が場違いなのですが、好奇心旺盛・研究熱心とみえて、ストライクゾーンから大きく反れたボール球にも飛びつくフェチな木材ファンの押さえどころとして弊社にもご興味を持たれたのではなかろうかと思います。世の中、奇特な人は沢山いらっしゃる!

定期的な木工教室や感謝祭なども開催されていらっしゃいますが、恐らくこういう取り組みは奥様の由紀恵さんの視点だと思われます。弊社のそういう取り組みもすべて家内の発想で、正直こういう感覚は女性の方が長けていると思います。家一軒分の木材で何百万円とかいう数字を追いかけたりしていると、ついつい『収穫量』を競い合ったりしがちで、足元の小さな芽吹きを見落としてしまいそうになります。ビーバーが頑張ってダムを作れるのは、近くで水漏れがないか目を光らしてくれるビーバーの奥さんがいればこそ!再訪問、ありがとうございました~♪




随分前の話になりますが、県外からの熱いお客様が二日続いてお越しになられました。今更になりましたが、その二組をご紹介させていただきます。ひと組目は、創業80年の老舗・福田工務店の福田君ご夫婦。フェイズブックで繋がり、四国の取引先訪問のついでに弊社にも立ち寄っていただきました。社名に工務店とあるように福田君の会社は材木屋ではないものの、木に対する情熱はそこらの材木屋では太刀打ちできません。木造建築にこだわり代々木の素材を集めて来られてきた、ビーバー症候群発症中の工務店さん

フェイスブックによって、類は友を呼ぶスピードと深度が急速に早まってきております。今まで京都のお客さんは少しだけはいらしたのですが、銘木の本家本元の場所だけに弱小零細材木屋にとっては別次元。たまたま気まぐれに王道から脇道に降りられた「王族」たちが箸休めに、マニアックな木でも見てみようかしらと、弊社に声をかけていただく程度(あくまでこちらの勝手な偏見妄想です)。最初に福田君からの問い合わせで、京都と聞いて私に脳裏に浮かんだのは、そんな王族の気まぐれだと思っていました。そしたら・・・

真性の『ビーバー症候群』に感染されていた重症者でした!発症すれば、全国各地の木のモノ、木の事、木の人(木を生業とするひと)たちと、見たくなったり、会いたくなったり、話したくなったりしてどうしようもなくなり、いてもたってもいられなくなり行動に起こしてしまうという典型的な症状が出ていました。そのためフラフラと熱にうなされながらこんなところまで来てしまったのは本当にお気の毒。福田君の会社は京都といっても日本海に面する北部で、あの日本三景・天橋立で有名な丹後の近くにあります。

そこで、代々木造建築に携わってこられていたので、建築に使うための木材を集められていて、現在の社長である福田正吾君の代になって、それらの木の新しい出口として『KUKU』というブランドを立ち上げられました。KUKUとは、木々という言葉の古称だそうで、倉庫に眠る木々の活躍できる場を日々模索されているという『大工ビーバー』でした。イメージだけで、王様の気まぐれ旅行だなどと勘違いして大変失礼してしまいました。結婚されたばかりの素敵な奥さんもより理解者で仲良く、感染されておりました。

私の強い思い込みで粗相をしてしまうところでしたが、逆にこういう出会いがあると、一気にその土地のイメージも一転してしまうのも思い込みが強いの特徴。まあ京都といっても広くて、丹後だと京都独特のいわゆる京文化とはまったく違うようで、福田工務店のある街自体も小さく、HPに映っている風景にも、見慣れた私の故郷のようで、恐らくそういう環境が木のモノが好きになる原点だったんだろうとシンパシーを感じました。福田君にはもっと症状悪化して欲しいので(笑)、全国のお薦めのビーバー先輩たちを紹介させていただきました。こんなビーバーといつか仕事で絡めたら嬉しい!御来店感謝(^^♪

 




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