森のかけら | 大五木材


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先日の話ですが、長女が通っている愛媛調理製菓専門学校の学祭が開催され、家内と家内の両親の4人で行きました。長女は製菓・製パン科の2年生で、今年卒業予定でどうにか神戸のホテルに就職も決まりました。長女はパテシエ志望だったので、授業で作ったケーキやら菓子をよく持って帰って食べさせてくれました。味覚音痴な私でも次第に料理の腕があがっているのが分かるくらいで、お陰でダイエットがしばし中断していましました。私としてはケーキそのものよりも、それを造り出す場所、つまりカフェやパン屋さんなどの商業店舗の方により興味があるのですが。

たまたま家内の弟の次男(甥っ子)も同校の調理師科の1年生としているので、ふたりの料理作品展も見ようという事で、軽い気持ちで出向いたのですがケーキ並みに甘かった・・・。科や学年ごとにテーマがあって、それに沿った作品を作った一堂に展示されていて、来場者の投票によって優秀賞などさまざまな賞が決まります。専門家による採点もあるため、一般来場者の他に生徒、生徒の友達や家族などで長蛇の列。少し前であれば間違いなくその列に並ぶのは断念したであろう行列でしたが、馬齢を重ねて少しは私にも忍耐というものが身についたようです。

それで長い行列に並んで順番に生徒さんが作った作品(製菓製パン科はケーキ、調理師科は和洋中の料理)を見て、よいと思うもの投票するのですが、これだけズラリと並ぶと、中年おやじには何がどうやら一切分からず・・・。木工でもこういう審査はありますが、その場合はしげしげと眺めながらああだこうだと意見を交わしながら評価するのですが、何の知識も無いケーキの審査など、見た目に美味しそう~と思えるかどうかの一点しかない。しかも事前に作品集などがあるわけでもないので初見の数秒で判断していかねばならないのです。

まあもともと身内の作品にしか投票するつもりがない「組織票」みたいなものなので、それでも別に構わないのですが。その中で胸にリボンを付けられた審査員の先生は1つ1つ立ち止まって細かなところまで見ておられました。以前に【森のかけら】や『モザイクボード』などで審査を受けたことを思い出しました。その時は自らプレゼンした後で質疑応答の時間もあって、審査員の先生からさまざまな質問や酷評もいただいて、若かった事もあってブチ切れそうにもなりましたが、今ではいい経験だったと思います。

専門学校や大学の授業などで少しだけ審査員も真似事みたいなこともさせていただきましたが、それはあくまで授業の一環。商品の良し悪しを決めるような審査員などにはなるものじゃないと思いました(まあ、やりたくても呼ばれるわけもないのですが)。審査員という立場上、厳しい事を言ったり酷評するのは理解できるものの、あまりいに居丈高な物言いをされると、「じゃあ、先生が仰る素晴らしい作品を自分で自分で作ってみて下さいよ!」と言いたくなってしまいます。料理の世界であれば圧倒的な差があるようですが、ものづくりにおいては果たしてどうか?

造り手がいて、広め手がいて、それを使う人評価する人がいてこそだというのは勿論承知していますし、青臭い事を言うつもりもありませんが、ものづくりにおいては評価されるひとの顔ぶれを見た時、その道の専門家とは思えない、ネームバリューだけで集められたご老人たちの姿を見ると残念な気持ちになります。果たしてこの年齢の方々が今の若い消費者の求めているものや感覚を理解されているのだろうかと。前時代の物差しでしかはかりきれないのではなかろうかと。料理の審査の長い行列に並んで、ふとそんな事を思い出しました。審査はケーキほど甘いものではない!

 




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