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場所も狭いので、そうして放置しておいた丸太が雨風に晒され朽ちてしまったり、虫の餌食になってしまい使い物にならなくなることもあり、先日も整理をしていたら、表面に無数の虫穴があいて樹皮がボロボロになっている丸太がありました。申し訳ない事をしたけど、このまま置いておいても虫たちの巣になると断腸の思いで処分するしかないかと鋸を入れたら、思わぬ手応え!そして中から一気に噴き出す芳香。昔にいただいたカイヅカイブキの丸太でした。白太は朽ちたり虫にやられておりましたが、赤身は健全そのもので艶やかですらあります。 |
赤身部分を触ると少しヤニっぽさがありますが、この赤身部分のタフさこそがカイヅカイブキの真骨頂!虫も腐朽菌も寄せ付けないこの赤身部分の逞しさ。出入りの多い樹形なのでいびつに広がった年輪に生命力が凝縮されています。この不規則な年輪幅が、『森のりんご』に加工した時には絶妙の杢となって現われるのです。これはそれほど大きな木ではありませんが、『森のりんご』や【森のかけら】を取るには充分な大きさ。ただ、それだけだと向こう何年分もの在庫となってしまいそうなので、何かしらカイヅカイブキの新しい出口も探りたいと考えています。 |
それではいかんという気持ちから、この木を使って『森のりんご』も作ってみました。それがこの『イブキのりんご』です。削るとその木肌は淡いピンク色をしていて惚れ惚れするような美しさなのですが、経年変化でその美しさはみるみる失われていき、写真のようなくすんだ赤茶色に落ち着いてしまいます。色止めが出来ればなあと切望する木の1つです。このりんごだって、仕上がった当時はそれはそれは美しゅうございました。しかしこのうつろいやすさの中にこそ、本当の美があるのかもしれません。真実の美は儚さの中にありて目の見えぬものなり。 |
先月と今月の2ヶ月間で、大五木材としては珍しく幅1m級の大きな耳付板が6枚も売れました!もともといわゆる銘木と呼ばれるような高級な木材とは縁遠い材木屋ですので、サイズは大きいとはいえ、バリバリの無節で上品で雅趣溢れる杢のあるA級品というわけではありません。その表情には、森の中で長年にわたって豪雨や防風に耐え、虫や鳥たちに住処を与えたり、わが身を蝕まれた痕跡が深く刻みつけられた味があって、癖が強い脇役のような板ばかり。昔の俳優で例えれば、アーネスト・ボーグナイン、今ならロン・パールマン。 |
ここぞとばかりにいろいろな商品を持ってもらって撮影大会が始まったのですが、前からそのサイズ感から小さな女の子に持ってもらいたかったのが、こちらの『オリーブのカティングボード』。長さが190㎜、幅が100㎜、厚みが7㎜程度と数字で書いてもなかなか実際の大きさがイメージしにくいと思ったので、私が握ってみたのですが卓球のラケットにしか見えなくて折角のオシャレなオリーブが台無し。やっぱり可愛い女の子に持ってもらうと、商品の見栄えもいいです。ちなみにモデルさんは小学生の女の子。 |
35㎜角の【森のかけら】と比べてみるとこの大きさ。この上で何かを切る実用的なカッティングボードというより、サブに使ってもらったり、サラミソーセージやチーズなどをこの上に乗せて、そのまま食卓に出すトレイなどに使っていただきたい商品です。こちらは弊社で作っているわけではなく仕入れ商品ですが、オリーブのキッチン用品って相変わらず根強い人気があります。オリーブは大きくなりにくいので、大きなサイズのカッティングボードになるとかなり高価ですが、このサイズだと結構リーズナブル。 |
この商品を売りたいというよりは、こういう商品を通じて『オリーブ』という木の事も知ってもらって、もっともっと出口を広げていきたいというのが私の思いです。お隣の香川県小豆島にもオリーブは沢山あって、オリーブオイルなどで馴染みはあるのですが、まだまだ育林の年月が浅いのでこういう縞柄が出るような大径木には育っていません。そもそも材を得るために植えたものではなくて、『ニシンの活路』として植えられたものです。最近は新築の庭に植栽されることも多いので、オリーブを眺めながらオリーブのトレイでご馳走を楽しんでみるというのも一興かと。 |
という事で、本当にうっかりしていたのですが、『麒麟が来る』放送に便乗したコバンザメ作戦を決行致します!それがこの『森のしるし・戦国家紋シリーズ』。雄郡が割拠した戦国時代に活躍した戦国大名の家紋をあしらった木のマグネットです。この商品化を思いついた時に、男子ならば絶対燃える(萌える)戦国武将のしるし。あればあるだけ買わずにいられない~!と、自分が思うぐらいですからコンプリートしたい男子、あるいは歴女が全国には相当な人数いるはず!という強い思い込みだけで作った『戦国家紋シリーズ』! |
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歴史は繰り返す。それがNHKの大河ドラマの舞台であったり、武将の生誕〇〇年記念などの大掛かりなイベントだったり。そこでうまく波に乗れば家紋熱も再燃するはずという読みがあったのです。その事をすっかり忘れておりました。世が世ならば切腹者です💦しかも今回の『麒麟が来る』の主役である明智光秀に関しては、その子孫が書いた本能寺の変の謎解きでも散々盛り上がっていたのに・・・。更にもっと大きな失態としては、肝心の光秀の家紋が無いのです!いや、光秀が使っていた桔梗紋はあるにはあるのですが。 |
どういうことかというと、朝鮮半島での虎退治の逸話で有名な豪傑・加藤清正の紋として、戦国武将第一段に使ってしまっているのです。戦国時代にはひとりの武将がいくつもの家紋を使っていて、加藤清正はもうひとつの『蛇の目紋』の方が有名だったのですが、最初にこの商品化を考えた時にシンプルな蛇の目ではなく華のある桔梗紋を選択してしまったのです。そういう事なので、この戦国武将シリーズには明智光秀の家紋は含まれてはいませんが、桔梗紋はしっかりと含まれていますので、麒麟便乗商品『森のしるし』、1個¥200(税別)で発売中~(^^♪ |
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