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今日のかけら・#066【李/スモモ】バラ科サクラ属・広葉樹・宮城産
| 少し前に地元でカキ(柿)の幹をいただいた話をアップしましたが、今度は『スモモ(李)』!一般的には食用以外ではほとんど馴染みのないスモモですが、私にとって興味の対象となるのは実よりも幹。その幹から生み出されたのが、【森のかけら】のNo.66のスモモだからです。前回のカキ以上に、木材市場で出回ることの無いフルーツウッド。たまたま製作時に手元に素材があったことから、気の迷いで作ってしまった(?!)のですが、案の定その後の入手が困難を極めることに! | ![]() |
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なぜその後の供給の事を考えなかったのかと思われるかもしれませんが、実は弊社の近くは宮内伊予柑誕生の地であり、有数の産地なのですが、柑橘農家の方はミカン以外にもいろいろな果樹系の樹を植えられていて、その中にスモモもあるのです。【森のかけら】を作るまでは目には映っていても気に留めることもなかったのですが、会社の近くには「プラム狩り」の看板が掲げられていたりと、スモモは割合身近なところにあって、私にとっては決して「縁遠い木」ではないのです。 |
またまた本日もサワグルミとマッチの話ですが、【森のかけら】を作るずっと前に私が『サワグルミ』に興味を持つようになったきっかけについてお話します。当時、まだまだ取り扱い樹種数が少なくて、一生懸命に日本各地からいろいろな樹種の情報を探していたのですが、その時に出会ったのが岩手県でサワグルミを利用されている材木店。まだまだSNSが今ほど発達していなかったので、紙媒体での情報から入ったのですが、そこは「日本最後のマッチ製軸工場」でもありました。
その会社は、岩手県九戸郡にあった㈱山崎木材店さん。アカマツやカラマツなどを利用して、自社で集成加工を施した内外装材を生産されていて、その中にサワグルミのそれもあって、是非一度使わせていただこうと思っていましたが機会を失いました。当時岩手でも決して利用量の多くなかったサワグルミをなぜ使っていたかというと、そこでマッチの軸木を生産していたため、軸木の原料としてサワグルミを確保されていて、その一部を内装材などに転用されていたのだと思います。
更に当時としては画期的だったサワグルミの難燃壁材などにも取り組まれていて、ちょうど東北地方の豊富な広葉樹に憧れをもって遠くから眺めていた頃だったので、愛媛ではほとんど無縁であったサワグルミを様々なカタチに利用されている現実を羨望の眼差しで眺めていました。まさかその後、自分自身がサワグルミを使ってモノづくりをすることになろうとは夢にも思いませんでしたが・・・。その山崎材木店さんも、平成13年に軸木の生産を停止され、日本国内における軸木生産は終了。
今、『森のしるし』やウッドストラップなどの木製の企業のノベルティなどを製作していますが、汎用性高くて、低価格で大量に製造できて、木を使うという必要性もあって(今だと県産材を使うという大義名分まで付加出来て)かつ入れ物(箱)にもデザイン性を込めることの出来るマッチ箱というのは完成度も高く、本当に惚れ惚れする『小さな優れた広告塔』だと思います。柳の下に二匹目のドジョウはいないといいますが、サワグルミの木の下にはもしかしたら二匹目のドジョウはいるかも?!
サワグルミの代表的な出口のひとつである『マッチ棒の軸木』について少し触れてみます。私自身は煙草を吸わない(吸ったこともない)ので、個人的には利用頻度が少ないのですが(もっとも愛煙家でも今時マッチで火を点ける人が大勢いるとは思えませんが)、『森の出口』という視点からみれば、マッチ棒の軸木というのは割り箸と並んで、合理的かつ大量消費が見込める優等生だったと思います。どの家庭のにもかつては大箱に入った「徳用マッチ」とかが置いてあったものです。
現実的はそのすべてのすべてが端材から生み出されているわけではないのかもしれませんが、原材料費を低く抑えられ、かつ端材も有効に活用出来る出口として、端材活用材木屋としては尊敬に値する発想だと思うのです。火を点ける道具としては、愛煙家ばかりがユーザーというわけではありませんので、割り箸同様ほぼすべての人がユーザーとなりうるわけで、まさに端材利用のの金脈だと思うのですが、そんな金脈にすら陰りが見えてくるのですから世の中、万事塞翁が馬・・・。
マッチ棒の軸木として有名なのは、ポプラ、シナノキ、サワグルミ、エゾマツ、トドマツ、アスペンなどの軽軟な白木です。煙草は吸わないといったものの、学生時代にマッチを集めていました。正確に言うと、マッチ棒そのものではなく、マッチ棒の箱に興味があって、使うわけでもないのに喫茶店や飲食店のカウンターに置いてあったマッチ箱を持ち帰り密かに収集していました。いつの間にか、その数も100を超え、大量のマッチが家にあって、たまには眺めて楽しんでいました。
小さなマッチ箱に凝縮されたお店の広告などの世界観が妙に好きだったのですが、ある時、私と同じようにマッチ箱を収集していた人の家で失火して自宅を焼失したという事件があって、恐怖感を覚えて泣く泣く処分していまいました。今にして思えば、中身だけ処分して箱だけ取っておいたらよかったと思うのですが、いわゆるブックマッチ(紙マッチ)も沢山ありましたので。考えれば当時は多くの店舗で、オリジナルマッチを作っていて、実用的で低価格で作れる優れたノベルティグッズでした。
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