森のかけら | 大五木材


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本日と明日は、久万銘木㈱さんの『第74回 銘木まつり』です。今日はあいにくの天気ですが、参加している業者のメンバーもベテランばかりなので、手慣れたものです。昨日の準備もテキパキと進み、夕方までにはすっかり綺麗に舞台が完成しました。弊社も最初出た頃は、テーブルをこっちにしようかあっちにしようか、材料を立てようか寝かそうかとなかなか決まらずに、一人遅くまで準備していました。しかし朝から雨が激しく、風も強く最悪のコンディションです・・・大丈夫か?の思惑とは別に、悪天候の中お客さんが集まっていただきます、ありがたいごとです。午後からはなんとか雨も上がりました。

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今回は、銘木の展示販売以外にもいろいろと企画が用意されています。弊社が担当させていただく『木とふれあうコーナー』もそのひとつですが、他にも『木工広場』『クイズラリー』『銘木講座』『餅まき』『一般向け端材コーナー』など多彩です。初めての試みもあり、うまくいくかどうかは、どういう効果が得られるかどうかは分からない点もありますが、何はともあれやらずに批判ばかりしていても仕方ありません。うまい批評家になるよりは、失敗する実行者になりたいと思います。弊社でもご協力できることがあればと、『木の玉プール』や『木のおもちゃ』、『森のかけら』などで一般のお客さん向けコーナーに場所を取ってもらいました。

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うちの子供たちは、こういうイベントで『木工広場』が併設されていると必ず参加します。トントンギコギコの魅力に完全にはまっています。今日も一番の「お客さん」にさせていただきました。『ウッドワークかずとよ』の池内一豊君と善家雅智君が木工の指導をしてもらいます。

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あっという間にコーナーがいっぱいになりました。子どもよりも大人が夢中!木を切ったり、釘を打ちのは子どもでも大人でも同様に楽しいものです。ものづくりの原点を見る思いがします。子ども達もノコギリやカナヅチが上手に使えるようになってきました。う~ん、まさに『好きこそものの上手なれ』、ですね!

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★今日のかけら・#016 【イペ】 Ipe   ノウゼンカズラ科・広葉樹・中南米産

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3年ほど前に購入したイペの苗木ですが、最初の1年目は新芽が出ませんでした。去年ちょこっと新芽が出て喜んだのですが、最後までそのままでした。それが今年は昨年とは別の枝からも立派な新芽が出ました!下の画像は、今から2週間前のものです。

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 見た目どおりヒョロヒョロです。これが、雨をも物ともしない頑強なアイアンウッド・イペになるとは想像できません。本当にイペの苗木なのだろうかと疑問すら湧きます。本当かどうかは大きくなるまで育ててみなければ分かりません。購入した時は1m足らずでしたが、今では1.5mぐらいにはなりました。目が詰まって密度の濃い木なので、少しずつしか大きくならないのか、環境に馴染まないのか分かりません。まあ、もともと中南米はアマゾンのジャングルで育つ木ですから無理だろうと思っていたのですが、昨年芽が出てビックリしました。しかし昨年は、上の画像のようなちびっこの葉のままで秋を迎え、再び眠りについてしまいました。もうこれで終わりかと思っていての今年なので余計に嬉しかったです。昨年よりもかなり大きな葉がたくさんつきました!写真写りがイマイチですが実際には青々とした葉っぱです。

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それでも、これがイペになるとは信じられません。とりあえず今のところの興味は、どんな花が咲くかということです。

近年ガーデニングやウッドデッキへの関心の高まりから、外部にでも防腐剤なしでも高い耐久性を誇るアイアンウッドが注目されています。以前は、アイアンウッドという呼び名は『ウリン(ulin』に対しての物で、従来から『ボルネオアイアンウッド』の別名でも取引されていました。また、私が仕事を始めた20数年前は、『鉄のように硬い木』に対して興味を示す人は少数でしたし、それが一般的に売買できるなどとは考えてもいませんでした。それは店舗など特殊な場合に使う特殊な材だったのです。

 

 

それが、近年多くの種類の硬木が世界中から輸入されるようになると、気乾比重が1を越えるような鉄のように硬い木を総称して『アイアンウッド』と呼ぶようになりました。

実際それらは、色合いでこそ区別はつくものの硬さに関しては、どれも遜色のない硬さで、文字通り『鉄』のような木です。扱っているとたまに、90x90㎜サイズを足の上に落とすことがありますが(!)、そのときほど『鉄』を意識することはありません!樹種によっては、樹液が滲み出たり反りやねじれの出やすい木もあります。その中で『イペ』は比較的素性がよく樹液の発生も少ないです。

したの画像がイペの規格サイズ。2100X105X30㎜です。ウッドデッキなどの座に敷いたり、板に貼ったりします。強い強いというと誤解されやすいですが、あくまで木ですから決して腐らないわけでも、虫が食わないわけでもありません。明日、展示会を控えているので、詳しくはまた改めて別の機会にアップします。

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夕方のローカルテレビで、イベントの案内がありました。風雅さんによる企画展 「額の中の物語展」です。風雅さんは、『』を専門に作られる「額師」さんです。風雅さんには、かなり早い時期に【森のかけら100】もご購入いただきました。今回の『デザイン活用売れるものづくり支援事業』でも、壁に掛けて展示できるかけら専用フレーム(100個セット用)も作っていただきました。デザイナーの佐野勝久さんとは昔からのご友人ということで、いろいろ相互協力されているようです。私も、『木材屋』という立場で関わらせていただきたいのですが、とりあえず【森のかけら240】を完成・販売させてからです。

風雅さんの「額の中の物語展」は、とても面白そうです。是非期間中に行ってみます。佐野さんやパルスデザインの大内さんと知り合うようになってから、足し算どころか掛け算式に人がつながっていきます。しかも職業や業態の垣根を越えて、次から次へと『人の連鎖』が続いていきます。建築、家具としての木材という視点しか持ち得なかった頃と比べると、まさに雲泥の差があります。これほど『木』という素材が乞われていたのかと驚くことしきりです。風雅さんに作って頂いた、専用フレームも早く本格生産体制に入りたいのですが・・・くどいようですが、【240】を仕上てからです。

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額の中にいろいろな思いや世界があります。これは面白そうです。行かねば、行かねば!

 

 

 

 

 

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こちらは、風雅さんが木の端材(かけら)で作られた『額』です。額の中に人生が凝縮されています。とても面白い企画展だと思います。中に入れるん物と、それを飾る額との相性を見るのも面白そうです。改めて見ると額のもいろいろな表情があります。中身の魅力の引き出しながらも邪魔をせず控えめに・・・深い世界です。詳しくは風雅さんのブログをどうぞ!

 

 

ちなみに【森のかけら240】バージョンは、今日までに239種が揃いました!残すはあと1種!完成すれば是非、風雅さんとのコラボをお願いしたいです!そのためにも・・・あとひと息!




今週の土日は、日頃から深いお付き合いのある久万銘木㈱さんの『銘木まつり』に出展させていただきます。毎年恒例のイベントで、春と秋に開催されています。弊社も出展させていただくようになって久しいのですが、今回で74回ということですから、立派です。もはや愛媛の木材業界の風物詩と言っても過言ではないと思います。西日本から、木材・銘木に関する業者が多数出展します。出展メーカーも経験豊富なベテランばかりで、馴染みの顔が年2回揃います。

業者の中には、こういう展示会への出展で全国を廻っている方もいらっしゃいます。4トントラックに材料を満載に積んで、北から南へ旅に出られます。とはいえ中展示会があるわけではないので、やはり多いのは春秋がピークではないでしょうか。そういう方は、搬入・搬出も慣れていて荷物もコンパクトにまとめられています。大きく展示してあるのにうまく、分解して折りたたんで小さく収納していくのにはいつも感心させられます。うちの場合は会場が近いこともあり、細かな事は考えていないので、適当に梱包して持っていくので、いつも搬出が最後です。まとめる作業が大の苦手なので、荷姿もガタガタです。性分なので仕方ありません・・・。

遠方の業者の方とは、ほとんどが電話対応なので、こうやって直接会えるのは年2回の楽しみでもあります。

 

前回のイベントでも『木工広場と木のふれあいコーナー』を併催されてましたが、今回もあります。木工の方は、『ウッドワークかずとよ』の池内一豊くんが指導にあたり、弊社は『木とふれあうコーナー』担当です。池内君は、伊予市に工場を構える家具職人さんです。私と同世代ですが、業界では若手でも抜群の腕前を誇ります。家具といっても、名前通り突き板やポリカなどの貼物よりも無垢の木が主戦場です。●●木工所と名前のつくところは多くても、幅が700~800㎜ぐらいの1枚板を削れる職人さんはそうはいません。このブログでもよく登場する白菊木工所太田菊則さんとは『心の師弟関係』にあり、多種を扱う弊社にとってご両名は命綱のような頼もしい存在です。お二人とも『技能士会』に所属され、木を通じた木育の啓発にも熱心です。

e382a2e382abe382ace382b7別のイベントでも、他の皆さんと一緒によく木工イベントでも腕をふるっていただいています。太田さん、池内君を含めた7,8人の職人さんと『寸八会(スンパチカイ)』という会を作り、情報交換や飲み会、イベントを実行したり活動をしていました。最近ちょっと会の活動はご無沙汰ですが・・・発展的解消状態?しかし、この会がきっかけで職人さん同士の連携がぐっと近くなりました。職人同士は案外仲が良くないことも多いのですが、今の時代窓口は広い方がいいし、職人さんでも得手不得手はあるので、何でも一人で背負い込まずにうまく仲間でシェア出来ればいいと思います。ちなみに『寸八会』の寸八、というのは、鉋の削り幅、1寸8分の省略した呼称です。

話は展示会に戻りますが、弊社は『木とふれあうコーナー』だけをするために出展する訳ではなく、きちんと商売もさせていただきます。幅700~800㎜のダイニングテーブルに使えるような大きな1枚板などの大物から、【森のかけら】など小物商品も多数出展させていただきます。当日は、『銘木』に限らず、木に関したいろいろな商品が集まります。一般の木の好きな方も大歓迎です。一堂にいろいろな木を見ることの出来る機会も少ないと思いますので、ご興味のある方は是非足をお運び下さい。お待ちしております!

久万の名前が冠していますが、場所は松山市内の三津で、三津港のすぐ傍です!

『第74回 銘木まつり』 4/25~26 午前9時~午後5時 松山市三津2-6-59 久万銘木㈱




『大島シリーズ』の最終章。『青山石工房』さんの帰りは、またいろいろ寄り道です。道中で『檸檬(レモン』の木を見かけました。実は「檸檬」も、【森のかけら】に加えたかったのですが、断念した経緯があります。

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会社の近くでも、庭に檸檬の木を植えている方がいらっしゃって、そこを通るたびにいつも気になります。樹高は3、4mぐらいありそうな大きな木で、檸檬もたわわに実っています。檸檬が気になるのではありません、幹が・・・。

同様に『枇杷(ビワ』も【森のかけら】に加えたかったのですが、こちらも断念!果実樹は栽培されているものでないと、やはり難しいですね。よほどタイミングがよくなければ、実がつく間は伐る事はありえませんから。

その後よくテレビにも登場する、「道の駅 よしうみ いきいき館」 の有名魚『コブダイのコロちゃん』を見ました。水槽に額をぶつけた訳ではありません。こういう種類です。木製のお土産もいろいろ販売していますが、【森のかけら】を作り始めてから、そういう物に目がいくようになりました。どんな物が、どれくらいの値段で販売されているか気になります。とはいえ、低価格の商品を大量に作ることも、作る気もないので、直接的なヒントを探しているわけではありません。でも、気になる・・・さすがに何も買いませんでしたが(食べ物以外は)。

 

 

 

 

 

 

帰りはフェリーに乗ってみようということになりました。フェリーといっても20分足らずの「船旅」です。橋が架かるまでは、四国から出るという事は「船に乗る」という事でした。私が子供のころは、よく家族で九州に連れて行ってもらいました。当然、フェリーに揺られて行くのですが、子供の頃の記憶は鮮明です。フェリーに乗ると当時の甘い旅愁の気分が蘇ります。

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今治は「モノ造りの町」だけあって、面白い人や面白い会社がたくさんあります。今年は縁があって、今治の方とお話しする機会が多いのですが、皆さん個性的な人ばかり。まあ、そういう人としか出会いがないのかもしれませんが。

それでは週末の『大島のクラフト市場』の方は、家内と子供に任せるとして、私は明日から久万銘木さんの『銘木祭り』の準備に入ります。詳しくは明日。




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