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数ヶ月前に、藤山〔FLM〕健さんの手によってデンマークはコペンハーゲンまで、【森のかけら】が届けられましたが、またもや【かけ】がコペンハーゲンの地を踏む事になりました。私は1度も行った事のない異国ですが、かけらが羨ましい・・・。人の手を介在しながら【かけら】は世界のあちこちへ運ばれて行きます。これもすべて『森のかけら・世界制覇戦略』の一環であります。世界には日本人とは異なった独特の視点や世界観をお持ちの方も沢山いらっしゃいます。
今日蒔いた種がうまく発芽するもしないも神様のお導きですが、蒔かない種は芽を出しません。例えそれが、偶然に風が運んでくれた小さな種であっても、たまたま木の実を食べた鳥が遠くの地へ運んだフンの中にあった種であっても、人がその手で丁寧に土を掘って埋めた種であっても、自ら動く事の出来ない種は、誰かの力を借りなければそこから動く事は出来ません。だからといって花のように美しく咲きほこることも、かぐわしい匂いを放つ事も出来ません。種はじっと待ちます。
何を言わずとも、何を主張せずとも、きっと誰かが、見ています。きっと誰かが想像しています。その種の先にある立派な木の姿を、美しい花やたわわな実をつけるであろう木々の姿を。そして風が、鳥が、虫が、ひとが木の種をどこかへ運んで植えてくれるのです。昔、自分が行けないからそこへはモノが届けられない、なんて考えていた事もありました。インターネットで木は売れないと信じられていた時代の話です。自分が動けなくともその種の成長を楽しみに、世界へ種を運んでくださる友がいる。
なんとありがたい事でしょうか!今回、希望の種を遠く北欧のコペンハーゲンまで届けていただいた、種の配達員は、ロープウェイ街にあった『えひめイズム』(現在営業中の店舗以前に2年と少しの間だけ期間限定で営業していた方のショップです)でお世話になった菅ゆかりさん㊧。コペンハーゲンにいる友人に会いに行くというので、かけら大使をお願いしたところ快く引き受けていただきました。その菅さんが、以前の藤山さんの時とはまた別の土地にかけらの種を蒔いていただきました。明日に続く・・・
【森のかけら】のファン、マニアを世界に広めて、もっともっと木を楽しんで好きになろうという野望『森のかけら世界戦略』。この野望達成の命運は、それぞれの大陸担当の敏腕『かけら大使』にかかっています。現在、大使が活動しているエリアは、アジア、ヨーロッパ、オセアニアですが、『ヨーロッパ&オセアニア担当大使』であるブルーマーブルのマスター・藤山〔FLM〕健さんは、実に精力的に活動をしていただいております。イタリア、デンマークに続きオーストラリアはシドニーで啓蒙&普及活動!
決して無理強いしているわけではない事だけはお断りをしておきます。あくまでも自主的に、使命感を持って、ファン心理に基づき、楽しみながら、他民族とのふれあいツールとして、【森のかけら】を世界へ広めていただいているのです。藤山大使はプロのカメラマンでもありますので、【かけら】たちが異国で活躍する姿を、美しい各国の風景や自然と共に見ることが出来るのも極上の幸せです。今回も素敵な写真を沢山撮っていただきました。本日はそのうちのごく一部をご紹介させていただきます。
オーストラリアとはゆかりのある藤山大使のために、オーストラリア産の【かけら】を揃えた『Aussieの5かけら(オージー・ファイブ)』を作らせていただいた事があります。今回もそれを託そうかと思ったのですが、わざわざオーストラリアにオーストラリア産の木を持って行くのもどうかと思い、敢えて今回は封印。日頃の藤山大使の貢献度に敬意を払う意味で、『ブルーマーブルの5かけら』を持って行っていただきました。これは、お店に関わりのある5種類の木を私がセレクトして作ったものです。
これをただ異国へ持って行ってもらい、写真を撮ってきてもらっているわけではありません。日本の森の事や、そこから生まれる多様な木のものづくりの事などに興味・関心のありそうな方に、商品を渡していただき『モノと物語』を伝えていただいているのです。いきなり他人ではなく、「友人の友人」のような関係性のある方のつながりなので抵抗無く受け入れていただいています。それも藤山大使の人間性、お人柄あってこそ!ファンずづくり戦略なので、どう儲けるかではなく、どう楽しんでもらえるか!
海外での大使の皆さんの活動ぶりを拝見させていただくと、モノを売ろうと肩肘張って意気込んでも空回りするけど、友人のOOがそんなに惚れ込むモノだったら見てみたい、知ってみたいと驚くほどスムーズにつながっていく事には驚かされました。国内においてもその傾向はありますが、木の文化や慣習が違う異国だと余計に強く感じます。「モノを売れより人を売れ」は商売の常套句ですが、「世界にモノを売るには、信頼できる知り合いに頼れ」です!藤山大使、いつもありがおうございます(涙)!
★世界で活躍中の藤山大使の生声&生姿はこちらでどうぞ!!・・・・『愛媛の社長.tv』
デンマークの旅もいよいよ佳境。最後に連れて行っていただいたのは、コペンハーゲンのここ「デンマーク・デザインセンター」。こちらでは家具やファッション、デザイン、グラフィックなどデンマークの最先端のデザインを一堂に見る事が出来る場所で、いつもいろいろな企画展示が開催されているそうです。デザインに興味・関心のある人なら、デンマークに来て避けては通れない場所・・・だとか。恥ずかしながらまったくの無知で、藤山さんに教えていただくまでその存在も知らなかったのですが・・・。
実際に私が行っていたとしたら、畏れ多さと恥ずかしさからとてもこんな真似は出来なかったと思うのですが、使命感に燃える藤山大使は、国際感覚を身に付けられた「日本人離れした日本人」なので、常に堂々とされたもの。こういう素敵な写真を沢山撮ってきていただきました。無知なるモノの強さでしょうか、一緒に映っているものがどれだけ凄いモノか分からないのですが、大使のファインダーを通じて映っているので泰然とした気持ちでいられます。
色合いがカラフルですが似たようなモノまであるじゃないですか!家内が事務所2階のショップ『木のもの屋・森羅』で、木の玩具を扱っていて、ヨーロッパの木製玩具も幾つか揃えていて、それを見ると原色のカラフルな色合いのモノが目を引きます。イタリアやイギリスに持って行っていただいた時にも感じましたが、ヨーロッパでは木工クラフトや木製玩具などの分野において木を生地で使うよりも、着色する文化の方が一般的なのでしょうか。アフリカや中南米のように生地の色合いが刺激的な木(パープルハートやゼブラウッド、サティーネ、ボンゴシ、パドック、ブビンガなどなど)が少ないからでしょうか。使われている材が、ビーチやオーク、モミなどの淡白な色合いの木が多いから、あえて着色する文化が根付いたのかもしれません。材木屋という商売柄、いやモッタイナイというケチな性分から、私は塗装することにかなり抵抗があって(生地の色合いを失うのがモッタイナイ)オイル仕上げが精一杯。
でも【森のかけら】でも、『日本の100』と『世界の100』を並べると感じるのは、日本の木の地味さ。最近よく「無塗装が欲しい」という問い合わせも多いのですが、無塗装であれば更に地味さが増します。オイルしてあるからこそ、まだこれぐらいの色のバリエーションが楽しめますが、無塗装だと100種揃っても似通っていて相当に地味なものになります。匂いを楽しみたいというお気持ちはよく分かるのですが。もし無塗装のかけらをヨーロッパに持って行ったらどう評価されたでしょうか?
世界のどこに持って行っても「かけら」は「かけら」ですが、いろいろな国の人の感想や反応を聞くと、その受け止め方も千差万別でとても刺激を受けます。無名の建築材をブランド化しようと思うと、それを定着させるために莫大なお金と時間が必要になります。ましてや海外輸出なんてとんでもない事!それがアートの世界では一足飛びに世界へ飛び込めます。藤山大使のお陰で不思議な安心感や自信も湧いてきて 世界がドンドン身近に感じられてしまうのです。勘違いこそがエネルギー、世界はそこだっ!
さあ、出来上がったばかりの『デンマークの5かけら』を藤山特命大使に連れ出していたさきましょう!藤山大使のもうひとつの顔、喫茶店のオーナー(こちらが本職とも言う!『ナテュレ』、『ブルーマーブル』)としての、お仕事の傍ら小出しにかけらジャブを繰り出してもらいます。いつも藤山さんが撮ってきてもらった外国の素敵な笑顔が弾けています。それを見て思うのは、何を届けるのかいう事よりも、誰が届けるのかという事がいかに大切かということです。
この写真を見るだけで、レンズを構えた藤山さんとそのレンズの先にいる人との素敵な人間関係が浮かび上がってくるのです。何を作るかばかりに躍起になって、それを誰にどう伝えるかという事にまで考えが及んでいなかったんあ~と痛感させられます。モノを売るより人を売れというのは商売の鉄則と頭で理解しているのと、実践できているのとは別次元の話。頭で考えてしている行動ではなく、自然体だからこそ世界のどこに行ってもでもこんな素敵な人間関係が築けるんでしょうね。
その華やかな笑顔の裏には大使のこんな地味なご苦労もあるのです。大使には今回の『デンマーク派遣』に対して、幾つかの『かけらPRツール』を託しましたが、その中には『デンマークの5かけら』と共に、『新・愛媛の5かけら』も・・・。『5かけら』シリーズの早い段階で作った『愛媛の5かけら』でしたが、どうしても思い残すところがあって今回新たにメンバーを入れ替えました。残留組も含めて新代表メンバーは、〔ミカン、ヒノキ、クヌギ、ヤマグワ、クロガネモチ〕の5人です。中には海外(派遣)経験組みも・・・。
その藤山さんの魔術にかかると、こんな素敵な写真に!さすがプロの仕事は違いますね~。藤山大使のワールドレンズを通して世界を覗かせてもらうと、流通システムとかグローバリゼーションなんて言葉が軽く吹き飛んでチープにすら聞こえてきます。モノづくりを通じて何がしたいのか?言葉が通じない国だからこそ、モノの属性が剥ぎ取られてその事がピュアになるのだと思います。零細企業にだって世界に届けられるメッセージはあります。更に更に明日へ・・・
さあ、『デンマークの5かけら』の内、2個が出来ましたが残りの3個を作りましょう。私は実際に行ったわけでもないのですが、デンマークの首都コペンハーゲンのコペンハーゲン国際空港に到着した観光客が一堂に口を揃えて賞賛するのが、空港ロビーの美しさだそうです。その床には無垢のフローリングが貼ってあり、たいそうエレガントな雰囲気を醸し出しているそうです。そこに使われているのが、世界の銘木『チーク』!そう言っては失礼なのだけれど、針葉樹では決して出てこない重量感。う~ん、圧巻!
4つ目は、意外なほど「外国の5かけら」製作の際に活躍してくれる木『イチイ』です。シェークスピアの戯曲「ハムレット」に重要な小道具として登場します。デンマークの王子ハムレットは、イチイ(厳密には同種の〔ユウ〕)の葉から生成した毒を父である王様の耳に流し込んで毒殺するのです。ゆえにこの物語の正式題名は「デンマークの王子ハムレットの悲劇」。そして、悲劇の物語の舞台「エルシノア城」のモデルとされたのが、デンマークの誇る世界遺産・クロンボー城です。美しいっ・・・!
そして最後の1つが『モミ』。森林大国とも呼ばれるデンマークの豊富な森林資源の一端を示すのが、「クリスマスツリーの輸出量世界一」という顔。実は私も調べれるまで知らなかったのですが、そういう統計までしっかり調べている人がいるんですね~。風力発電も盛んなデンマークでは防風林としての役割も含め、モミの木が各地に沢山植えられています。そしてそれらはデンマークの美しい山村風景に欠かせない重要なアイテムにもなっているようです。
以前にNHKの「地球イチバン」という番組でデンマークのロラン島の事を取り上げていました。かつて、エネルギー政策をどうするかという転換期に市民投票をした結果、島民は自然エネルギーを選択。以後精力的に自然エネルギーの利用に取り組み、今ではこの地域のほぼすべての電力を自然エネルギーでまかなっているという、世界に先駆けた自然エネルギー先進の街なのだとか。自分達の進む道を自分達でしっかり考えて決めることの出来る国、ブータンもそうですが「幸福」の密度と総量が問われています。
長きにわたって「おかみ」に立てつかない事が上手く生きるよすがであった国ですから、国民意識が変わるにも相当の時間を費やすだろうと思いますが、これからの時代、ひと任せでなく本気でイエス・ノーを決断していかねばなりません。森林政策ひとつとってみても、どこまでの未来を森に託して語るのか、「大人の覚悟」を語る人が求められていると思います。当然、自戒の念も込めて。さて、これで無事に『デンマークの5かけら』の完成。さあ明日はかけらとデンマーク観光の旅です!
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