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雪の中、危険を冒して久万まで行くのならついでに雪景色を拝借して撮影をしておこと、トラックにいくつか商品を積み込んでおりました。その1つが、こちらの『スノーファーマン』。12月の誕生木である愛媛県産の『樅(モミ)』の木を素材として作ったディフューザーです。ブビンガで作った赤い帽子は着脱式になっていて、それを取るとガラス管が入っているので、そこにお好みのエッセンシャルオイルを数滴たらしてアロマの香りを楽しむというメルヘンチックな一品でございます♬
12ヶ月の誕生木それぞれの出口商品を作る~!と意気込んで取り掛かったものの、いまだ9・10・11・12月の4ヶ月分が出来たままで停滞している怠慢です・・・。各月ごとの物語やエピソードと誕生木の特徴の擦り合わせ(後、加工やコストなども)に頭を悩ませる中、いの一番にひらめいたのがこのスノーファーマンでした。雪国生まれでもないくせになせか雪だるまのフォルムに強く惹かれていて、何かこの形の商品を作りたいという漠然とした思いが結実しました。
それゆえに愛着もひとしおで、売れるかどうか、評価されるかどうか、などということは論外とばかりに勢いで作ってみたものの、ほとんどPRもしていないのと、作るまでの情熱は火傷するぐらいに熱いものの、『完成してしまうと燃え尽きてしまう症候群』に感染しているため、出来上がって商品棚に並んだスノーファーマンを見ているだけで心が穏やかになり満足するというかなり危険な症状を発症。むしろ手元から離したくはないという商売人としてはあるまじき末期の事態に・・・
もうそういう症状が何年も続いていて、雪がちらつく頃になると、スノーファーマンを眺めながら「ああ、今年ももうすぐ終わるのだ」と感慨にふけり、雪の季節が終わる頃になると季節の変わり目を実感していたのですが・・・はっと我に返りました!いかん、いかん、このままでは妄想世界の住人になってしまうと一念発起してスノーファーマンを外に連れ出してみたのでした。雪の積もった丸太の上に佇む健気な姿を見ると、なぜだか涙が溢れてきそうになって、やっぱりお前は手離さんぞ~!
スノーファーマン:110×80×65mm 。¥4,500(本体のみ、消費税、送料別)
本体:モミ 帽子:ブビンガ 目&ボタン:ブラック・ウォールナット 無塗装品
和霊神社参拝、鬼王丸の最後の締めは、宇和島市三間町にある四国八十八か所のうちの第42番札所『 一カ山 毘盧舎那院仏木寺(いっかざん びるしゃないん ぶつもくじ)』を訪れました。仏木寺の境内には、家畜堂という小さなお堂があり、そこにはミニチュアの牛馬や動物や扁額(へんがく)などが多数奉納されているのですが、もともと家畜たちの安全などを祈願していたのですが最近では、ペットを含めて動物の霊を供養する神社として信仰が広がっているそうです。
そもそもの寺の由来は、この地で牛を引く老人と出会った弘法大師が、誘われるまま牛の背に乗って歩むと、樟の大樹に宝珠がかかっているのを見つけた。それは唐を離れる際に有縁の地を求めて東に向かって投げたものであったことから、この地が霊地であると悟り、樟に大日如来を刻んで宝珠を埋め、これを本尊として安置し「一山仏木寺」と名づけ堂宇を建立して開創したという伝承が残っています。牛の背に乗ってこの地に至ったというところから家畜守護の寺とされています。
往時は、近隣の農家が農耕をともにした家畜たちの安全を祈願していたようですが、今では牛をはじめとした家畜の守り神として畜産農家の信仰を集めているそうです。なので畜産業を営む義父家族(和牛を約400頭ほど肥育)はよく参拝しているようです。牛といえば、宇和島市では伝統的に闘牛が盛んで、私も小さい頃親に連れて行ってもらった覚えがあります。宇和島の闘牛は鎌倉時代に農耕用の強い牛を作るために野試合をさせていたのが起源とされています。
今は農家で牛の姿を見かけることは少ないでしょうが、畜産の盛んな故郷の野村町では牛はごこ身近な存在だったので親しみを覚えます。だからといって牛に近づいて撫でるような勇気はないのですが・・・。また『草も木も仏になれる仏木寺なお頼もしき鬼畜人天』というご詠歌があって、個人的には材木屋にとっても信仰の対象たりえるのではないかと考えています。ところで入母屋造りの楼門は老朽化したため、2010年に荘厳で立派な姿に建て替えられています。
今年の夏過ぎから少しずつ始めた事務所のリフォームですが、ようやく完成に致しましたのですっかり遅くなってしまいましたが改めてご披露させていただきます。弊社の代名詞でもある【森のかけら】同様、なるべくコストをかけないというのが信条ですので、出来ることは極力自分たちの手で行って仕上げました。といってもそのほとんどを仕切って実践したのは、私の家内を筆頭とする『大五木材・女子部』(婦人部とも呼びますが)の力。ここでも『女子力』に圧倒されます。
創業以来の大リフォームといっても、躯体をいじったわけではなく、間仕切りを立てて、部屋を区切り直して、レイアウトを大幅に変更、床に無垢のフローリングを貼って、壁と天井を塗り直し、事務所の2階にあった『木のもの屋・森羅』コーナーをベビーカーや幼児連れでも容易に出入りしやすいように1階に移しました。以前に比べると展示スペースこそ狭くなったものの、展示用の専用の什器なども作り、外から直接そのコーナーに出入りできるように出入口も設けました。
その入口の枠には腐食に強いサーモポプラ、建具にはこちらも耐朽性がありながら癖が少なくて柾目が取れるイエローシーダー(米ヒバ)を使って、北条の岡田木工さんに制作していただきました。外部には小さなデッキスペースも作って、当然材料は超高耐久性木材アマゾンジャラ(マニルカラ)。ベンチには愛媛県産のケヤキの耳付き板を使うなど、実際に外部で使用した場合の経年変化を確かめる意味も込めて、適材適所に合わせて実験的にいろいろな木を使っています。
『木のもの屋・森羅』は、家内が担当している大五木材のいわゆる木工クラフト・玩具部門であって、北海道から九州まで全国各地の木工作家さんや木工品メーカーから商品を仕入れさせていただき展示・販売させていただいております。当初は、知る人ぞ知る存在で、木のモノの好きな方が口コミでつながってひっそりとやって来られるレベルでしたが、今では訪問される人がいない日は無いほど認知され、遠方から足を運んでいただく方までいらしゃるような状況に。
手前味噌ながら、それも家内が県内、県外各地の保育園や幼稚園、施設などに『おはなし屋えっちゃん』のえっちゃんと一緒に行って、木の玉プールや木のおもちゃを使って木育活動をしている事の賜物だと思います。事務所の2階に『木のもの屋・森羅』をオープンさせてもうすぐ20年になりますが、当初は私自身も木材商品の添え物程度の感覚でいました。新築のお祝いなどに少しでも木に関わるものが売れればいいのでは程度の見識でした。それが今や、『森羅』を目指していらっしゃるお客さんがすっかり増えて、来客数だけであれば本業を凌ぐほど。自分自身で『森の出口商品』を作るようになって初めて、身近なところにある木のモノが、いかに木のファン増やすための大切なツールになるかということを知った次第。今では大五木材の大きな柱となりつつある、生まれ変わった木のもの屋・森羅に是非お越しください。
本日はレッドオークを階段の段板に加工。松山周辺では、ホワイトオークに比べて圧倒的に知名度と利用度の低いレッドオークですが、幅広や長尺材が必要な場合に重宝する木で、そういう状況ではいつも助けられています。例えば階段板の場合も、通常だと幅が8寸程度(およそ240㎜)必要になるのですが、8寸ぐらい世話ないと思われるかもしれませんが、8寸に仕上げるためには最低でも反りが無い荒材の状態で250㎜ぐらいは必要になります。階段だとそれが15,6枚必要。
2、3枚であればどんな樹種でもそれなりに揃うものですが、節を外して、白太(辺材)部分を外して、木目の整ったところで15、6枚も揃えるとなると案外難しいのです。樹種によっては容易に揃うものもありますが、そういうものはえてして高額であったり、階段に不向き(軟らかいとか、癖が強くて反りやすいとか)な事が多かったりするのと、施主さんや設計士さんの意向に副わなかったりと、いつも頭を悩ませるのですが、まあ勝手にこちらが自分でハードルを上げているだけかも。
まあ、それはそれとして階段だけでなく、長くて幅のあるカウンターなどの用途に対して、素性のよい木目の整った材として、レッドオークには随分と世話になりました。厚みのある用途にと思って仕入れていた50数ミリの厚板も今回の階段の木取りで全量使用。在庫がたっっぷりとある間は、いつ売れるのだろうと不安になって、在庫が無くなると、仕入しておかないと急ぎの現場で対応できないと不安になる。結局、あってもなくてもそれなりに不安になってしまうのが貧乏性の悲しい性分。
結局のところ、地域での認知度が低いというのも自分のPRの怠慢という事で、地域で支持を得られるぐらいに広げる努力が足りていない。そのために、『小さな出口商品』を作るという手もあるものの、造作材や家具材として認知されるためには、やはりその用途でしっかりと実績を増やしていかねばと痛感しております。削られてゴミとなってしまうプレーナー屑にも、勿体なさを感じつつ、これで一旦レッドオークともお別れ。近いうちにまた別のレッドオークが倉庫に並びます。
クリの木が虫に喰われやすいという事はこのブログでも何度かご紹介してきましたが、現在虫喰いのクリの板は弊社の倉庫にもいくらかあります。昔は、虫穴のある木なんてもってのほか、いかに安かろうとも売れないものを買ってどうするのかとタブー視されたものです。なので、削って虫穴でも出てきたりしたものならガックリしたものですが、今は時に意識的に虫喰いの木を買うことも。1つにはそれらの木を使って【森のかけら】や『森のりんご』などを作る目的があります。
しかしそれは、虫喰いといういわゆる『欠点』部分を否定したもので、虫の喰ってないところで小さな商品を作ろうという試み。材を無駄なく利用という目的ではあるものの、虫喰い部分そのものは使うことなく廃棄するので、結局のところ虫喰い部分に利用価値を見出してはいませんでした。それが現在は、虫喰いそのものも否定することなく、それも『森の履歴書』として寛容な気持ちで受け入れて使おうという事で、あえて虫喰いの材を意識的に仕入れるようにしています。
もちろん適材適所の法則にのっといているので、何でもかんでも虫喰いの木を仕入れているわけではありませんが。それで例えばクリの板ですが、中にはこれぐらびっしりと全身を喰われてしまうものもあります。普通のまともな材木屋であれば、決して仕入れる材ではないでしょうが、この木とて好きで虫に喰われたわけではありません。だからといって決して虫歓迎というわけではないのですが、眼前にある虫喰いの木は『それはそれとして、それも個性なのだと認める』という達観で臨む。
すると不思議なもので、虫穴だって気にしない、虫穴も嫌いじゃない、という方も集まって来られるもの。マニアがマニアを呼ぶように、そういう人の元にはそういう人が集まってくるというのは本当の話。木材ってどんな材であっても絶対褒めれるポイントがいくつかあって、ついつい分かりやすい部分(節が無いとか、杢目が美しいとか)ばかりに目がいきがちですが、こういう材にもそういうポイントが自然と見えてくるようになると、フェチレベルも結構高め。
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