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さあ、今秋最大のビッグイベント『愛媛すごいもの博』の本番です。前日深夜に大雨が降ってその開催が心配されましたが、曇天ながら何とか無事に商品も搬入出来ました。数年前まで、こういう週末のイベントには家族総出で出向いていましたが、長女が中学生になって部活を始めるたり、下の双子たちもクラブ活動を始めるようになると、さすがに家族全員でという訳にはいかなくなりましたが、土曜日で休みだった双子はお手伝い。おこづかい目当てでも、両親の働く場所に一緒にいる事が大事です。
弊社のような零細企業にとって、この小さな手も貴重な「ときどき戦力」です。親が何を考え、何を売って、どのように人と対応しているか、そんな事を知ることから彼らなりに両親の「仕事」の意味も考えてくれると思います。また、商品PRの無料モデルとしても「使える」のです。今回も『ブタマジロ』PR用の撮影も慣れた調子でこなしてくれたのですが、いつまでこんな無邪気な写真を撮らせてくれることやら。やがては家内とふたりっきりで「行商」という事になるのでしょうか・・・。それもサビシイ・・・。
さて、準備も整い開会式という事になり、メインステージの方に行ってみると、あちこち至る所にに知り合いが!県と市が威信をかけて取り組んだ初の本格的プロジェクトとあって、気合も違います。県内はもとより、熊本や横浜、広島、高知、岩手など県外からも多数の企業・団体が出展されていました。300を越える出展企業・団体があったという事ですが、県内でここまですごいイベントは初めてだったのではないでしょうか。中村知事も晴れ晴れした表情でご挨拶。その挨拶に先立って「すごいもの」を発見!
こういう場には欠かせない太鼓の演奏なのですが、そのスケールが「すごい」!一瞬我が目を疑いました。丁度演奏前だったので、演者の方に訊ねてみると、演奏されるのは宇和島市津島町からお越しになった『津島太鼓集団・雅』の皆さんで、このすごい太鼓は『樹根太鼓』。正確には『津島平安太鼓』と言うそうで、文字通り樹根部分を使って作った超大太鼓です。御神木が台風で倒れたので、その木で作ったと教えていただきましたが後からHPを見て再度ビックリ!
愛媛県津島町の三島神社で樹齢900年になるんとする町の天然記念物の大樟(オオグス)が、平成5年の猛烈な台風6号によって倒れたそうです。そしてその一部が、文化財として町の公民館に保存されました。その後、折角の大樟を活用しようという事になり、大太鼓として第二の人生(樹生)を歩む事が決まったのだそうです。石川県の専門店で加工製作され、出来上がったその御姿に、『日本一の樹根太鼓』の称号が与えられました。角度によっては、凸凹した樟の根株が生き物のうめきの表情のようにも見えます。嗚呼、これほどすごい木のモノがある事を今まで知らなんだ~恥ずかしい・・・。データによると、胴の高さは4尺6寸(約1.3m)、口径6尺9寸(約2.1m)~7尺6寸(約2.3m)。重さは実に1.5トン!太鼓の概念を根柢から覆すような圧倒的なスケール感。『すごいもの博』にふさわしい堂々たるお姿。
樹木として生を受けていた時代、さぞかし見事な巨木であったことでしょう。演奏前に近くで拝見したのですが、「太鼓=欅」というイメージが強過ぎて、てっきり『欅(ケヤキ)』だとばかり思っていました。実際には欅が定番ですが、樟や栓、栃、またはブビンガなどの外材で木目のはっきりした材も使われています。演者の方も半身を預けるように身を乗り出す姿勢で演奏され、その力強い音色もまた見事!『すごいもの博』にふさわしいすごいモノの演奏で幕が上がりました!さあ、明日に続く~。
さて肝心のスライドショーですが、すっかりあたりが暗くなってから上映開始。店内の灯りを落とすと『コッコ・サン』に深夜の木造劇場が登場。木に囲まれた店内でのスライドショーは独特の趣きがあります。小寺さんのスライドショーを拝見するのはこれで2度目ですが、何度観ても飽きさせないのは、北海道の美しい動植物や風景を写した映像(プロのカメラマンですから当然ですが!)と雰囲気のある音楽をBGMに、小寺さんの生声の『語り』が饒舌だからでしょう。
その昔、ハガキは「端書」と表わされていたそうです。実際に紙の端に書いていた事がその由来だといわれています。それが、いつの頃からか、言葉も木々の葉っぱのように無限のようにあるという事から、「葉書」と示されるようになったとか。言葉の由来についてはさまざまな説があると思いますが、なんとも粋で風情のある話だと思います。森の見かたもひとそれぞれで、環境の視点からシュールに現実を捉える人、木々の姿を人間に置き換えながら考える方、同じ「森」が瞳には違って映ります。
小寺さんは、森の営みを静かにそっと見守り、森で起こる小さな「事件」を凝視します。そこに小寺さんの言葉が足されます。毎年繰り返されるであろう、森での小さな営みを見つめる視点はとても穏やかでとても優しい。こういう「森」の見かた、捉え方もあるんだと気づかされます。そういう人がきっとハガキを森の葉っぱになぞらえたんだと思います。森を住処とし、大粒の雨にたじろぎながら、寒い冬をひたすら耐える姿は、この惑星・地球に住処を借りる生き物の本来あるべき姿。
自然への畏れを忘れて、その恵みだけを甘受しようとする人間。多くのモノを与えてくれる森との付き合い方をそろそろ軌道修正していかなければ、この星に住む資格も剥奪されかねません。その森の木を伐って生業(なりわい)としている材木屋が何を、と思われるかもしれませんが、そういう立場であるかからこそ自戒と反省の意味も込めて、我々木材業界人から発せねばならないと思うのです。そのアプローチはさまざま。CO2の事やカーボンフットの事、自然環境全般について俯瞰の眼差しで行われる『木育』もあれば、身のまわりに潜む虫や小動物の生態に目を向ける事も、木や森に辿り着く最初の一歩だと思います。森や木に携わる仕事をする人から発せられる言葉にはそれなりの危機感や重みがあります。小寺さんのワークショップは、学校では教えてもらえない大切な事がたくさん詰まっています。
※「端書」から「葉書」になった『木言葉書(きことのはがき)』は、端材から作られています。
『今日のかけら』の更新が耐えて久しいのですが、腰を据えてじっくり書こうと思う樹種や事柄については、資料等もじっくり読み込んで、しっかり咀嚼してから書こうと思って反芻しているうちにすっかり日々の雑記に追われてタイミングを逸する事もしばしば。あまり遅くなると書きづらくなったりするもので、ついついそのまますっかり寝かしてしまったものも数々・・・。その反省も含めて、すっかり遅くなってしまいましたが、どうしてもアップしておきたかった事をひとつ。
昨年5月にも、遥か北海道よりやって来られて楽しいイベントをしてくださった北海道在住の森の写真家・小寺卓矢さんが、今年も再び愛媛にやって来られました。前日はお隣の高知県でイベントをされていて、昨年同様四国ツアーの様相です。今回は我が家に泊まっていただき、大五木材と『コッコ・サン松山店』で2日にわたるイベントに備えていただきました。うちに泊まられた数日前に、出雲で中四国地区大会があり、お土産に買ってきた「紅茶ワイン」で乾杯。翌日の精気を養います!
昼間の大五木材でのイベントは、私は仕事の都合で参加できませんでしたが、夜の『コッコ・サン』のイベントには家族で参加させていただきました。昨年は5月に我が家の座敷で行ったのですが、8帖ふた間に数十人が入って、ぎゅうぎゅうのすし詰め状態の中で行われてから早や1年以上が過ぎました。小寺さんは相変わらず精力的に全国を廻って、ワークショップ&スライドショーなどを通じて、森の素晴らしさや美しさを広める啓蒙活動をされています。立派です、ココロザシが違います。
場所の関係もあって、前回に比べると参加人数こそ少なかったものの、そういう時に集まっていただく方こそ本物です。イベントをすると、とかく参加人数をひとつの指標としがちですが、その人数に本当に意味があるのでしょうか。以前は、人が大いにこした事が無いという考えでした。とにかく分母を増やさねばと、ひと集めに躍起になっていました。モノを売るについては、たくさんの人が必要で、弊社のような【森のかけら】のようなマニアック(!)な商品の場合は、とにかくたくさんの人の目に触れさせることも重要な戦略のひとつではあるのですが、『語るイベント』については必ずしもそうとばかりも言えません。先日の『いよココロザシ大学』の時も人数こそ少なかったものの、そのお陰でひとちひとりの方の顔も覚えましたし、より濃密な空間が生まれました。『語るイベント』は、人数よりも『本気度』こそが成功のファクター。
いつもイベントの直前、あるいは事後報告を行い、なぜもっと早く告知しないのかと顰蹙を買っておりますので、今回は殊勝な気持ちで珍しく事前告知をさせていただきます。何度かちょいちょいPRしていた10月22日(土)、23日(日)開催の『愛媛すごいもの博2011』についてです。サブタイトルに、『えひめ・まつやま産業まつり』とあるように、愛媛県と松山市が共同主催という形なのですが、こういう事って案外ありそうで無いようなことなんじゃないのでしょうか?その辺りの事情はよく分かりませんが、上下関係とか縦割りだの横割りだの内輪の面子争いのようなくだらない事はヒョイと飛び越えて、がっちり握手したんだとしたら凄いじゃないですか。内部で思っている大きな障壁も外から見れば小さな事はたくさんあります。目的は同じなんですから、見えざる壁を乗り越えてこのイベントをきっかえにチームとしてまとまれば素晴らしいですね!
出展社にはそれぞれ番号が振ってあり、弊社は「168」ですが、番号よりも会場に入ってきてもらえればすぐ分かる位置に配していただいたので、簡単に辿り着けると思います。城山公園特設会場のメインの出入り口を過ぎると会場案内の看板がありますが、その2つ隣のブース。この辺り一角が「森」や「木」に関する企業・団体が集まっています。弊社のお隣は、いつも『えひめイズム』でお世話になっている「くた工房」さん、その隣には以前ブログで紹介させていただいた「Artyou」さん。ご縁があります!
産業まつりと謳っているだけあってさまざまな職種の方々が集まられています。出展の名簿で見ているだけですが、松山市内の企業と県内の市町村が混在して実にバラエティ、百花繚乱状態です。そんな中において弊社も小さな花を咲かせねばなりません。いずこの業界もそうでしょうが、業界内部の認知度よりも、これからは外部に向けてどれだけメッセージを発信できるかが重要です。ですので、たくさんの業種が一同に会するこういう機会はたいへんありがたい事です。各日毎に数社が前のステージでPR出来るらしいのですが、活かさない手はありません。手を上げさせていただきました。数年前まで絶対にそんな事したりしない人間だったのですが、【森のかけら】販売開始から何か随分変ってしまった気がします。勿論ポジティブな意味ですが。本当はナイーブで人見知りな人間なのですが(本当に)もはや誰も信じてくれません。
あくまで【森のかけら】に情熱を傾ける元気なおっさんを演じていたのですが、いつの間にかそれが本性になってしまったのでしょうか。それならそれでその道を猛進するばかり。さて大五木材ブースでは【森のかけら】や『森の5かけら』、『円き箱』、『円い森』、『木言葉書』などオールスターキャストで臨みます。一部特価品コーナーもありますので、マニアの方は是非お楽しみにして下さい。またイベントでは無敵の強さを誇る特製『ガチャポンマシーン』も総動員(2台ですが!)する予定です。さらに家内のほうは、弊社ブースの北隣の「愛媛森林局・(財)愛媛の森基金」さんのブースで、森基金の一環として『木の玉プール』や木のおもちゃなどを出品させていただきます。『すごいモノ』の名に恥じないような『すごいコト』が起こせるよう張り切っていきたいと思っています。『木のファン』の皆様のお待ちしていま~す!
さあ、「いよココロザシ大学」の『森の出口を見つける時間』スタートです!『木の話』をする時の必須アイテムである『木の名前漢字プレート』も一部リニューアル!なるべくお金を掛けない主義なので、どれもこれも手作りばかりですが、えらいもので「木」という素材を扱っているという背景が追い風になって、手作り感がプラスに評価していただいたりして、ありがたい限り。足りないところは勢いで補うしかありません。話の時間を無駄にせず、スムーズに進行するためにも、いつもはバラバラになっているプレートも事前にしっかり整理。
今までは台本無しでその場の雰囲気と顔ぶれ頼みの一発勝負だったのですが、それでは時間配分のペースが掴みにくく、いつも後半は駆け足どころか100mダッシュ並みの追い込みを繰り返していました。しかし今回の舞台は「大学」という事ですから、立場上(数時間の間だけとはいえ)私も曲がりなりにもプロフェッサー(!?)です。折角お声を掛けていただいたのですから、その役をしっかり務めさせていただかなければなりません。珍しくレジュメのようなものを作って殊勝な気分で臨みました。
しかし、人間の本質がそう簡単に変るわけではありません。相変わらず脱線が多くて、やっぱり後半駆け足になりましたが、お初のネタも幾つか織り込みながら予定のネタの8割方は消化しました。段取りを意識しすぎて、「笑い」を取るのが疎かになってしまい大いに反省・・・。それでも意識の高い「生徒」さんのお陰で何とか前半は予定時間少しオーバーでターン出来ました。後半のワークショップは愛ちゃんの仕切りで、『円い森』を利用して『森の出口を見つける時間・実践篇』です。
何も書いていない『円い森』を手にしてもらい、余計なヒント無しで、前半の話を踏まえてそれぞれの立場で新たな出口を探ってみようというワークショップです。正直、2時間足らずの時間で何かが「出る」わけがないと高をくくっていました。20~30分ほどアイデアをひねってもらい、各人毎に成果を発表してもらったのですが・・・これが意外(と言っては失礼なのですが)なほどオイシイ企画があり驚きの連続!早速試作に取り掛かりたいほどインパクトのあったモノもありました!まさに僥倖のプレゼンでした。
これだけ近距離で少人数で話をさせていただけると、おひとりおひとりの表情や反応もしっかり分かるうえ、意識の高い皆さんばかりでとても楽しかったです。私の方が楽しんだのでは仕方ないのですが、本心ですから仕方ありません。お陰で私の『ココロザシ』にも新しい火種が点きました!この場所(ブルーマーブル)での開校も私に勢いを与えてくれました。届けるべき言葉を誰がどこでどうやって伝えていくか、これからはそういう事も真摯に考えていこうと思います。最後はブルーマーブルの皆さんと一緒に記念撮影。
参加していただいた「生徒」さんの多くは、「会場ブルーマーブル」に惹かれたのだと思うのですが、数年前に『秋田杉』や『タモ』などを納品させていただいた時に、この場でこういう話をさせていただく日が来ようとは夢にも思いませんでした。こうやって人は繋がっていくもんですね~。この日、オーナーの藤山さんは、三越のイベントに出掛けられていてお会いできませんでしたが、そのココロザシはしっかりとスタッフの皆さんにも受け継がれています。翌日から藤山さんはデンマークに旅立たれるという事で私が『森のかけら国際親善大使・TAKESHI FUJIYAMA』に託したモノについてはまた後ほど。さて、こういう形でNPO団体がさまざまな職種、さまざまな分野の方を招いて「大人の学び舎」を提供していただいている、「いよココロザシ大学」のココロザシには感服するばかりです。この後の授業のますますの盛会の祈念しております。
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