当ブログに記載の商品の料金、デザインは掲載当時のものであり、
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| 捨てる神あらば拾う神ありとでも言うと大袈裟ですが、【森のかけら】などでリストアップしているある樹種が無くなりそうになった頃合いで、ちょうどその木が手に入るという有り難い巡りあわせがこのところ続いています。そもそも全国のその手のマニアックな木材関係者の皆さんには事前に網を張っている、いや情報の提供をお願いしている、これこれこういう材が出たら買います等の意思を表明しています。木材の世界も細分化していて国産、外材、針葉樹、広葉樹とジャンルも多彩。 | ![]() |
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そのため240種もあると、その仕入先も多岐にわたります。240種の中には「スモモ」や「ナシ」、「セイヨウナシ」などのフルーツウッドもあれば、「プラタナス」や「モミジバフウ」などの街路樹などもあるので、建築主体の製材所だけでは対応出来ませんので、造園屋さんや果樹園、農家などへの声掛けも重要。その流れで、先日もやや底が見えてきて不安を感じていた『モミジバフウ』に、救いの手が差し伸べられたのは数日前のこと。「モミジバフウの樹を伐るけど要る?」 |
| これも縁というのかもしれませんが、この数日間『小豆島のオリーブ』の話から、『北海道の鰊漁』の話に広がっていたのですが、たまたまなのですがその間に香川県小豆島からと北海道旭川からのお客様が弊社にご来店いただきました。日時はずれていましたし、その2組に関連性はないのですが、ブログの中での展開と同時並行的に2つの地域とが繋がったのが、パラレルワールド的な不思議な気分でした。本日は、遥か北海道の地より車でお越しになられた木工家親子のお話です。 | ![]() |
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北海道旭川市で寄せ木象嵌商品などを作っておられる『工房ペッカー』の河石さん親子。昨年に象嵌で使うためのある変わった木を探しておられて、それがたまたま弊社にあったことからご縁が出来たのですが、手に入れたい木を求めて車で全国各地の材木屋や製材所を廻られているとのこと。今回は九州へ渡ってからの戻りルートで弊社にもお立ち寄りいただきました。何のアポも無しに、突然旭川ナンバーの車が入って来られたので、一体何事かと驚きました。凄まじい行動力! |
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相当苦労を重ねて現在の形状に辿り着かれたということでしたが、これほどスムーズにしかもピッタリと閉まる木製のUSBメモリーケースは初めて見ました。記念にということで、1つプレゼントいただいたのですが、それは紫紺の『パープルハート』を『コーヒーツリー』でサンドしたもの。このUSBメモリーケースを様々な木で数十種類作るという野望をお持ちのようで、【森のかけら】のライバル登場!これは集めたくなります!端材の神様は小さなモノを作る者の上に降臨す。 |
昨日、腐植土の話を書きましたが、海にとっては恋人のような存在の腐植土ですが、住宅建築にとっては非常に厄介者!地下にこの腐植土があると、地盤改良などを行う必要があります。腐植土は植物の繊維分などを多く含んでいるため、スポンジのように軟弱な土なので、隙間が大きくて、地盤沈下を引き起こす危険があるのです。家づくりには土づくりは重要な問題。その家を成す木材は、北海道から鰊を上方に運んだ北前船に乗せて往来され、豪勢な鰊御殿が建てられたのです。
以前に『能登ヒバ』について書いた際に、青森から能登の地に青森ヒバの苗木を運んで植林したのが、能登ヒバの起源だとご紹介しました(現在では、元々石川県に天然のヒバが自生していたという研究もあるようですが)が、北前船は能登ヒバ以外にも多くのモノを運び広めました。水揚げされた鰊は生のままでは日持ちしないため、内臓や頭を取り除いた『身欠き鰊』として全国に運ばれました。また鰊を原料に作られた鰊粕は、桑や綿花の肥料としてとても重宝されたそうです。
『ひと網で御殿が建つ』とまで謳われた鰊の豊漁は、地域経済にも大きく貢献し、有力な網本はひと財産を成して競い合うように豪奢な家を建てあいました。中でも有名なのは、北海道札幌市の『にしん御殿小樽貴賓館』で知られる旧青山別邸。明治・大正期に鰊漁で巨万の富を築いた大網元の青山家が2世代にわたって建てた5000㎡(およそ1500坪)にも及ぶ別荘は、国の登録有形文化財の指定も受けています。現在では到底揃えることの出来ないような材料の数々。
まだ直接行ったことはないので、北海道に行く機会あらば是非行ってみたいと思っています。当時の価値で、新宿の有名デパートの建築費が50万円だった時代に、実に31万の巨費を投じて建てられた私邸ですからその豪奢ぶりが分かろうというもの。これらの巨木や銘木も北前船に乗せられて全国各地から集められたのではないでしょうか。実物を見ないまでも、まあ今ではとても揃えられない貴重な材、規格外のサイズであることは分かります。
森が海が育てる話を書きましたが、森からの栄養が鰊の大群を招くのに貢献したのだとしたら、獲れた鰊は網本たちに巨万の冨をもたらし、彼らが豪邸を建てるために山から立派な材が切り出され家や家具として利用される。海のめぐみが巡り巡って山側にももたらされ経済の循環を作り出しているわけです。しかし、こういう僥倖(ぎょうこう)でもなければ、このような銘木や巨木は必要とされないわけで、『鰊の大群再び!』を願っているのは漁師ばかりではないという話。
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道後公園前に店を構えられる生活雑貨のお店BRIDGEさんに出来上がったまな板を届けに伺いましたが、置かれているひとつひとつにセンスの良さを感じます。つい材木屋という自分の職業を意識しすぎて、木の存在感を押し付けすぎているなあ~、商品が重たくなりすぎているなあ~と反省(だからといって方向転換する気もサラサラないのですが)。店内を見回すと、まな板にロゴや過剰な細工も要らないと言われた気持ちがよく分かります。 |
| 三重で開催された『えひめのあるうれしい日』のイベントにも持って行っていただいたのですが、その後も評判が良くて結構な勢いで売れているとの事。丸くてシンプルな無垢のまな板が欲しい人が多いという、店主の大塚加奈子さん㊨の眼力もさることながら、圧倒的な『伝える力』に感服。ご来店されるお客さんが加奈子さんのセレクトする商品に惚れているファンの方なので、この人が薦めるモノであればというカリスマ力に拠るところ大。ウチでは到底こんなに売ることはできません。 | ![]() |
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作り手と売り手を分けて正解でした。この商品に関しては、下手に材木屋のくどくて重たい講釈がない方がスマートでいいのだと思います。そして販売していただく、もうひとりのカリスマが、四国中央市の四国のおいしいもののセレクトショップ・まなべ商店の真鍋久美さん。この二人の女傑に丸いまな板の運命を託します。ご興味のある方はいらっしゃいましたら、上記2店のいずれかにお問い合わせ下さい。 |
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