森のかけら | 大五木材


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20091204 15カラー②以前から弊社の1階に陳列してあった、15種類の違う顔を持つキャビネット【15color/15カラー】が、遂にというかとうとう事務所から巣立っていきました。しかも、『日本の15color』と『世界の15color』の2台が揃って!右の画像は、世界の木を15種類扉に使った『世界の15color』です。意識的に、色目の個性的な木を選んだのでかなり刺激的な彩りになっています。天板や枠材は、北米産の【イエローポプラ】を使っています。引き出しは、どの位置にも納まりますので、自由に入れ替える事が出来ます。

 

20091204 15カラー③世界に比べて、、『日本の15color』はどうしても地味な印象を拭えません。ただこれも嗜好の問題ですから、どちらが良い悪いの問題ではありません。見た目は地味でも、やっぱり日本の木がいいという方は多いです。色目は地味でも、野趣溢れた木目の物を使えば面白い雰囲気になります。左端の一番上が【科木/シナノキ】、右端の上から2段目が【朴/ホオ】で、節跡を使っています。こういう場合あえて節のある物をうまく使えば、面白いアクセントになります。

 

節や根杢、ちょっと変わった木目やバランスの取りにくい目合いもこういう風に短くカットして使えば、それはそれでひとつの個性として輝きを放ちます。これも【森のかけら】を作り始めた意識するようになりました。節も虫穴も、森で生きた証です。それも個性と捉えれば、いろいろ違った表情がある方がキャラクターとしては面白いと思います。

20091204 15カラー④引き出し内部は【】を使った総無垢造りですが、実際に作ってみたらかなりの重さになりました。背板も含めて全て、無垢材なので当然なのですが、運ぶ事は考えずに作ってしまいました!思いついたらとにかくすぐに実行せずにはいられない性質なので、盛り上がる勢いで作ってしまいましたが、これだけの大きさが収納できるスペースの事も一切考えていませんでした・・・。それで、いろいろな方が見られては、「欲しいんだけど置くところが・・・」という根本的な理由で見送られてきました。それが遂に、そういうスペースに持たれた【木のファン】に巡り会い、めでたくご購入いただく事になりました。同じフロアの左右に設置させていただきましたが、長らく事務所に在って親しみがあったので、手を離れていくのは感傷的な気持ちになります。しかし、事務所に在って仮の収納に使われる一生は悲しいです。誰かの手元で喜びを与えるチャンスがいただけて、家具としては本望だと思います。

20090707 アドバンス3それをモデルに軽量化を狙った、10種類のミニサイズの『10color』も作りましたが、そちらの方が先に売れました。やっぱりサイズも重要です。1つもなくなると結構寂しいので、早めに作ろうと思います。次はしっかりサイズも考えようと思いますが、気に入った材が出れば、なるべくそれを目一杯活かして使おうと思ってサイズが疎かになってしまいます。機能性やサイズよりも、木材の表情や木取りを優先する、そんな家具があってもいいんじゃないでしょうか。




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