森のかけら | 大五木材


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20091124 わたせせいぞうの世界展今日、今治市のタオル美術館で『わたせせいぞうの世界展』があり、行ってきました。11月12日から2月28日まで長期間開催されているのですが、どうしても今日行かねばならない理由がありました。開催中、今日1日限りのわたせさんのサイン会があるのです。これはどうしても行かねば!わたせせいぞうさんといえば、氏の代表作『ハートカクテル』が週間モーニングに掲載されていたのが、私が丁度大学生の頃で、いつも熱心に読んでいました。いまも勿論人気なのですが、当時の熱狂は凄まじかったです。少女マンガのようなキャラクターの描写とシュールな背景のバランスが絶妙で、その甘く柔らかな筆致を見ると懐かしい青春時代を思い出します。当時のカットを見ると、あの頃どこでこの漫画を読んでいたとか、カタコトと記憶の再生装置が動き始めました。あれから、もう20数年も経っているのに画のタッチは全然変わっていない事に嬉しくなります。

091205_1504~0002久し振りにタオル美術館に行きました。もう10回ぐらいは来ていると思うのですが、一番最後に来たのはタオルでたくさんのビッグな動物を作って動物園になぞらえて展示された時以来です。会場に上がってみると、そのときの動物と魚が常設展示してありました。画像は、タオルの水族館のコーナーですが、こういう風に同じ素材で多品種を揃えてあるという物には目がありません。【森のかけら】製作者としては、コレクター魂に火が点きそうなのを必死に諌(いさ)めました。この先に、動物園コーナーがあるのですが、これぐらいのサイズの動物が1匹は家に欲しいものです。動物の一部は、とべ動物園にも展示してあったので、何匹かは本物の動物園にもらわれたのでしょう。1点物ですから気軽に買えるというレベルではないでしょうが、タオルという素材の可能性や楽しみを知らしめる企画としては抜群です。

20091205 文学界この木彫り版の『アニマルアート』を三沢厚彦さんが作られていて、以前に福山美術館で実物を観させていただきましたが、どれもが素晴らしい!あまりの素晴らしさにため息が尽きませんでした。乗ってみたい~という衝撃が・・・いや、当然そんな事はしませんでしたが、ただ観るというよりは「触ってみたい」、「乗ってみたい」、そして本当に生きていないか確かめたいという感覚が沸き起こるのが三沢厚彦さんのアニマルアートの醍醐味です!今、『文学界』の表紙を飾られていますが、本物(あくまで想像上の)のユニコーンは圧巻でした。ああ、これが庭にあったらどんなに楽しいだろうと・・・。公園の遊具にも木彫りの巨大な動物があればいいのにと本気で思います。三沢厚彦さんの事はまた改めて。話を戻しますと、サイン会の終了時間に近かったのですが、まだまだ長蛇の列!しかも私と同じような年齢層の方が多い。実はサイン会に並ぶというのは初体験だったのですが、同じような世代が多く安心しました。

20091205 わたせせいぞう展ほぼ最後の方でサインをいただきました。ほとんどの皆さんが、購入された本にサインしていただいていましたが、私はきっちり【サイン用の円い森】を持参していました!実は数枚仕込んでいて、「先生の好きな木にどうぞ」などと無礼な事をのたまおうかなどと考えていたのですが、そういう空気ではありませんでした。ここは常識人のふりをして、素直に『土佐栂』を1枚差し出しサインをいただきました。それに対しても冷静に優しく対応していただき、スラスラと綺麗なサインをいただきました。

091205_1523~0001わたせさんは、昔父親が転勤で今治に赴任され、学生時代に幾たびか帰省されたそうで、今回のイベントはそのつながりだったのでしょうか。わたせさんは、その画風そのままにお洒落で爽やかな方で、まるでそのまま作品の中に登場するキャラクターのような優しい雰囲気の方でした。ちゃっかり写真まで撮っていただきました。実は、ただの1ファンとしてサイン会に行ったわけではないのですが、この後話がうまく展開すれば改めてご報告させていただきます。ハートカクテルよ、永遠なれ!




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