森のかけら | 大五木材


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20100202 双葉保育所2本日は、愛媛木材青年協議会の仲間と一緒に東温市内の東温私立双葉保育所に『木育の出前』に行って来ました。愛媛県では5年前から森林環境税を導入し、公募事業として森にまつわるいろいろな活動に対して、必要な経費を森林環境保全基金から助成していただいています。県民の税金を使うという事で、その使い方に対してさまざまな意見があり、温度差もあるのは当然の事だと思います。しかし、こういう事って実行しなければいくら理想論を言ってみても仕方ないとも思うのです。特に山の問題は、教室で教えるには限界があります。実際に山や森に言ってみなければ見えてこない事がたくさんあります。

20100202 双葉保育所8だからといって全て、山の中で実際に木に触れるような直接的な活動ばかりが大事というわけでもありません。森や山への思いは人それぞれですから、いろいろなアプローチがあってもいいと思います。『食育』に比べてかなり出遅れた感のある『木育』ですが、森林環境税の事業報告を見ると、多くの県民の方がそれぞれの得意を生かして面白い活動をされています。中には、一見するとこれがどういう風に森に結びつくのかというような物もありますが、それもさまざまな針葉樹や広葉樹 が混生する自然の森同様に、いろいろな立場や考え方の人があってこその社会です。

20100202 双葉保育所6硬くCO2削減の話をしたり、森のメカニズムを論じるだけが『木育』ではありません。木の種類ぐらいは、『木育』の種類があっていいと思います。愛媛木材青年協議会でも、久万高原町の『伐倒会』や『どうぞのいす』を一緒に作る活動など、子供達と木に触れる活動に助成をしていただきました。今日の『木育の出前』は、会員の大成郁生君が木青協とは別に立ち上げている『焚き火クラブ』による活動で、我々はそのお手伝いです。保育所の年長さんが卒園するにあたっての『木の写真立て』を製作します。ただそれを木で作って渡したので何の意味もありませんので、まずは『木のおはなし』から。

20100202 双葉保育所9以前は、こういう年齢の子供に木の話をする際に、『入口』がつかめなくて本当に困りましたが、慣れとはえらいもので、相変わらずうまくは喋れませんが、『入口』は見えてきました。何とか笑いを導ける余裕が出てきました(趣旨が違う!)。私は、木の話も悲壮的にならずに楽しんでもらいたいと思っているので、なるべく笑いの出るような話をしたいと思っています(実際にはまだまだ出来ていませんが・・・)。子供たちもよく話を聴いてくれました。その後は、愛媛県産の桧を使った『木の写真立て』を一緒に作ります。簡単に出来る予定のはずでしたが・・・、苦戦!

20100202 双葉保育所23

木に携わる仕事をしていると、一般の方は木工も出来ると勘違いされるようですが、中には勿論それに長けた方もいらっしゃるでしょうが、我々は『口先だけ』なので、頭で思ったようには作れません・・・トホホ。それでも子供と一緒になんとか完成!広げると木目がつながるように木取りしたのは、木の美しさも知ってもらいたかったからです。当初この上に画などを書かれる予定でしたが、木目が綺麗なのでなるべくシンプルにしようとの事。意図を汲んでいただきありがたい限り。「いい香りがする~」とか「触るとツルツル!」と子供達も大喜び。楽しかった園の思い出もしっかりここに貼り付けてほしいものです。




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