森のかけら | 大五木材


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20100205 貴乃花親方角界も揺れているようです。貴乃花親方は見事、理事に当選されたようですが、まあこれは角界改革戦への出場資格を得たというだけの話ですから、今あまり騒いでも仕方ないと思います。それだけで騒動になること事態が、角界のぬるま湯体質なんでしょう。その一方で、横綱・朝青龍が引退してしまいましたが、貴乃花親方の初理事会出席の日に横綱が引退とは、なんとも皮肉なめぐり合わせでしょうか。直接関係はありませんが、かつて昭和の大横綱として鳴らした千代の富士が、新進気鋭の若者・貴花田に敗れて引退を決意したというエピソードが脳裏に浮かびました。貴乃花はそういう大事に、本人の意思とは無関係にも関わってしまう巡り会わせを持っているんでしょう、きっと。テレビでもインタビューに答えている映像が流れていましたが、不退転の覚悟を感じます。相当な試練の道でしょうが、頑張っていただきたいです!

 

お昼のテレビ番組で、この騒動で貴乃花親方と一緒に行動した大嶽親方(元貴闘力が心境を語られていましたが、話の内容云々よりもこの方もよくテレビに出られてます。以前に、所属利力士の露鵬関が大麻問題で逮捕されたときも釈明会見をされていましたが、かつての二子山部屋出身の方々は賑やかな事とつくづくご縁があるようです。まあ、プロですから目立って何ぼという事はあると思いますが、なるべくご活躍の話題で目立ってもらいたいものですが、世間というやつはとかく前向きな人間の足を引っ張ろうとするものですから・・・。

20100205 大乃国私はひねくれた性格なので、ダントツの一番が嫌いで、相撲でも北の湖や千代の富士よりも、大乃国(現芝田山親方、最近スイーツとか甘物番組でご活躍。人柄がにじみ出てます!)とか北勝海(昔の保志の頃の思い切りのいい相撲が好きでした!)、貴闘力安芸の島寺尾あたりがご贔屓でした。当然、郷土の誇り・玉春日関も!特に芝田山親方は、横綱時代はウルフ・千代の富士と同世代で、常に目の仇にされているようにも見え、土俵に上がるのが辛そうにさえ見えました。悲壮感さえ漂う辛苦の取り組み具合がまた、私の心を更に揺さぶるのですが!横綱時代も短く、類まれなる才能を持て余しているようにも映った相撲人生でしたが、その後は親方として相撲解説も饒舌だし、スイーツの本を出したり、お店を経営されたり順風満帆のようにも見えます。相撲は現役期間が短く、引退後の人生の時間の方が圧倒的に長い訳ですから、引退後の人生を左右するのは実績ではなく、人柄という事になるんでしょうね。

20100205 双葉山われ未だ木鶏(もっけい)たりえず』昭和の大横綱・双葉山が、69連勝記録を阻まれた時に、師でもあった安岡正篤氏に送った有名な電報です。木鶏というのは木彫りの鶏の意味ですが、心身ともに充実して徳を積んだ人間というのは、周囲の雑踏に惑わされる事もなく、まるで闘鶏も木の鶏のように平穏で落ち着いて見えるということです。その域に達すれば、どんな相手が来ようとも敵ではないという事です。つまり、69連勝(これとて物凄い大記録ですが)を成し得なかったのは、まだまだ自分が未熟だからという事を伝えたかったのでしょうが、『昭和の角聖』とも呼ばれた横綱・双葉山の人間の大きさを物語るエピソードです。それ以上に木鶏が気になるのですが、まあこれは例え話なので具体的な形は分かりませんが、木目の詰まった高尚なケヤキのような木彫りをイメージしてしまいます。言葉の持つイメージは大切です。

 

 

20100205 モンゴル平原相撲一途に育った若者が土俵でその才能を発揮し、どんどん強くなって若くして横綱の地位を手に入れ、気がついたら品格とか品位を問われても、20代の若者には理解できなかったのでは。一般常識とは隔絶した世界で育ち、チヤホヤされ周囲の思惑で振り回されたことでしょう。モンゴルの大平原を馬で駆けた男には、飛ばない木鶏よりも荒ぶる昇竜を目指したのかもしれません。対極的な横綱でしたが、良しも悪しくも大相撲を盛り上げた二人の元横綱のこれからの人生でのご活躍を期待します。




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