森のかけら | 大五木材


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1さあ、ここはどこかと言うと松山市竹原町にある『手作り額縁額装工房 額師風雅』さんの工房だったのです。工房の壁には、製作された額縁が所狭しと展示されています。チロルチョコ1個を大層に飾った額から、変形の額、いずれも遊び心が満載です。すべてが木製というわけではありませんが、やはり多くの額は材木で製作されていらっしゃるようです。木材の用途として「額縁」というのは、私はいままであまり想定したことがありませんでした。木に対する思いが強いあまりに、着色せずに生地で使いたいという固定概念に縛られていて、正直着色された物にはある種の抵抗感を持っていました。それが最近、変な(失礼!)面白く個性的なものづくりをされる方々との出会いの中で、少しずつ溶解してきたようで、抵抗無く受け入れるようになりました。年齢とともに動体視力が衰えてきますので、ストライクゾーンは広げておかねばなりません。

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 実は風雅さんとの出会いは、2年ほど前に【森のかけら】がお色直しをしてデビューさせていただいた時に遡ります。愛媛県の『デザイン活用売れるものづくり支援事業』の採択を受け、パートナーのデザイナー・佐野勝久さん(エス・デザインスタジオ)の指導の下、【森のかけら】のリニューアルを勧めていましたが、その中で「展示するための額」が要ることになってその際に製作していただいたのがこれ(㊧)!縦10X横10の100個がきっちりセットできる額です。中の仕切りはアクリルで、枠は『アユース』に五十崎手漉き和紙を貼っていただきました。佐野さんがデザインしていただき、風雅さんが製作していただきました。

20100512 えひめのかけらイズムPARTⅣ3その時には、佐野さんに任せっきりになってしまっていて風雅さんとは直接お会いできませんでした。その後、いろいろな場所でお会いさせていただき(右の画像は、今年の5月にひめイズムでイベントをした際にご来店いただいた風雅グループの皆さん。手にはご購入いただいた『ラミンの丸棒を持っていただき皆さんなぜか満面の笑み!)、その都度「今度必ず工房に伺います」と、オオカミ中年のごとくその場しのぎの男になってしまっていました・・・。それが今回ようやく「工房訪問」が実現することとなったのです。

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 そんな事もあって、詳しく工房の様子をレポートしようという思いから口上が随分長くなってしまったのですが、玄関のゴールデン・エレファントを見た瞬間から、やはり間違いない、ここはあのタイガーマスクが鍛えし『虎の穴』に匹敵する、『額の穴』であるという事を察していました。そしてこのお方が額師・風雅さん。いいです、本物の職人さんです、匂いがあります、画になります!さて、私もお宅訪問のリポートに来たわけではなく、お仕事の打ち合わせに来させていただいたのですが、周りの何やら怪しい「仕掛け」が気になる、気になる!こういう細かな仕掛けは、しっかり見つけて遊んであげる事が、仕掛けられた人に対する礼儀という物です。これは長くなるので、続きは明日にしますが、実に楽しい工房です。何だか全ての出会いが抜群のタイミングでやって来ていて、恐いぐらい・・・ありがたいご縁です。




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