森のかけら | 大五木材


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20131108 1 .bmp昨年より地元の町内会の組長を拝命していて、任期が来年の3月までなのでもう少しお世話させていただくわけですが、先日役員の皆さんで町内の公園清掃がありました。それまで公園の清掃なんて甘く考えていましたが、公園といっても町を見下ろす高台にある小山に造られた、町内会の運動会も出来る公園なので、背景に山があるため年2回の公園清掃といっても、実際には野良生えした樹木の伐採作業が中心で、役員20数人で1日がかりのかなりハードなものです。

 

20131108 2 .bmpこういう裏方の仕事を通じて町内会の皆さんとの信頼感や連携も強くなるのですが、不遜ながら私には個人的に別の楽しみもあります。よく【森のかけら】を作り始めた事がきっかけで~という言い方を使っておりますが、これも【森のかけら】を作り始めて強く意識するようになった事ですが、身近なところにある『建築や家具では使えない潅木や庭木・公園木・街路樹』などにも意識が向かうようになりました。この町内の公園清掃でも、身近な所にどんな木が生えているのか興味津々。

 

20131108 3 .bmpしかし立ち木を見て、それが一体何の木なのか分かるだけの知識が無いのが致命的なのと、皆さんが汗まみれで作業する中でしげしげと木や葉を観察したりするのも顰蹙ものなので、わずかな隙を見て、面白そうな木には目をつけておき、その一部を「戦利品」としていただいております。今回も、公園の裏山の頂きに大き目のアカマツの木が1本あるのですが、残念ながらマツクイムシの被害を受けて伐採する事になってしまい、そのマツは必要ないかとお声をかけていただきました。

 

20131108 4 .bmp折角でしたが、マツに関してはいまだ出口が定まっていない事と搬出の難しさもあり丁重にお断りさせていただきましたが、そうやってお声をかけていただけるという事はありがたい事です。『何か変なものを作っている町の材木屋』として少しは認知していただけるようになってきたのかと感じています。企業が存在する理念や意義はそれぞれあると思いますが、弊社のような零細企業にとって、身近な町内で認めていただけるという事こそが至上命題でもあるのです。




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