森のかけら | 大五木材


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20131121 1 .bmp本日は、耳付きのブラック・ウォールナットの板材の選別作業。ブラック・ウォールナット(以下BW)は数ある広葉樹の中でもトップランクの人気を誇る木で、弊社でも安定した人気があります。そのため流通量も多く、材木店やホームセンターなどいろいろな所で目にする機会が多いと思いますが、耳付きのBWとなると、途端に希少性が上がり、案外目にする機会が少ないのではないでしょうか。弊社にも耳付きBWは1梱包のみ。そ耳付き材のの仕分け作業です。

 

20131121 2 .bmpたまたまタイミングが良くてこの耳付き板が入手できたのですが、欲しいからといって頼んですぐに手に入るものでもありません。耳を活かして使いたいという要望に応えるために仕入れたものです。耳の部分の凹凸の変化を好まれる方は多いのですが、なかなか思い通りの耳の変化に出会うのは簡単ではありません。図面上では、手前の方が少し膨らんでいてその先に少し凹みがあって・・・などと自由に線を描けますが、あくまでも相手は自然の産物。

 

20131121 3 .bmpそう人間に都合のいい造形をしてくれているわけではありません。それでもなるべくご希望に近い耳を探そうと、材をめくって探している時の妙なテンションの高さはなんでしょう?もしかしたら妄想の恋人に出会るのではというような高揚感と興奮の中、その妄想は妄想のまま終る事もあれば、ドラマチックな出会いを果たす事もあります。ほぼ理想ともいえる耳に出会った時の興奮は何にも変えがたい材木屋の秘かな、そしてささやかな愉しみの1つであります。

 

20131121 4 .bmpこのBWは、リンクバーカー(皮剥きの機械)で皮を剥いてあるのでツルンとした木肌の耳ではありません。かなり毛羽立ちが激しいので、そのままでは刺さって危ないのでグラインダーで削って、元の形を活かしながらある程度は人工的に耳を整形していくことになります。BW自体が堅い木ではないので作業は困難ではないのですが、その加減が難しく、あまりに作りすぎても不自然だし、荒っぽいと危ないし、悩みながも愉しんでいるのですが、妄想の恋人への要求は尽きまじ・・・。




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