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| 実はただお会いしに来たというわけではなく、2年前に納品させていただいたゼブラウッドのテーブルが反って、割れてきたのでそのご確認とお詫びに来させていただいたというのが本来の目的だったのです。このゼブラウッドという木、見た目の美しさとは裏腹に相当にやんちゃで文字通りひねくれ者。美しいものには棘があるとも言いますが、美しいゼブラには癖がある!一応気乾比重は0.8という事になっていますが、体感比重は確実に1を超えています!そのゼブラの杢のいいところを木取りしました。 | ![]() |
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以前に、弊社の通信誌『適材適所』で、このゼブラウッドについて触れました。その時にもこの木の特徴や魅力などについてご紹介しましたが、まさにシマウマのように思える見事な縞柄に魅入られたならば、この木を前にして「反らないでくれ」「割れないでくれ」などと願うことの自体があまりに無意味で身の程知らずなのことのように思えてしまうのです。そう、「寛容である事」これがゼブラウッドの1枚板を手にする事の出来る人の資格なのです。 |
| 今回、久しぶりの東京出張で是非ともお会いしたかった方がいます。少し前だと、『地図に残る仕事』、今だと『子どもたちに誇れる仕事』のテレビCMで有名なスーパーゼネコンの一角、清水建設㈱で木造設計などを手掛けられている設計士の佐藤起司さん。ビジネスでつながっているというわけでなく、佐藤さんが個人的にご自宅のダイニングテーブルとして弊社のゼブラウッドをご購入いただいたのがご縁なのです。もうそれはおよそ2年前もの話なのですが・・・ | ![]() |
われわれ「えひめのあるくらし」ブースにお越しいただいたのは、高瀬君や帽子さんのお取引先の方もいらっしゃいましたが、会場を歩いていてたまたま通りかかったという方も多数。その中で「結界越え」をされる方と濃密な話をさせていただいたのですが、それがまた不思議にご縁があるものです。長野県、展示会の最中に現場から長野県産から松の追加注文をいただきました。岐阜県、展示会の3日後は岐阜の銘木市に行きます。愛知県、前日に商品を発送したばかり。
まあ、こういうのをマーフィの法則というのでしょうか。過去の経験や情報とのすり合わせ、何らかの共通点を潜在的に見出そうとしているので、凄く近いところでシンクロした気分になっているのだとは思いますが、何だか強い運命を感じたりして何となく気持ちも高揚するものです。さてそんな「えひめの〜」ブースにお越しいただいたのは、初対面の方ばかりではありません。事前に出展のご案内を出させていただいていた木材関係者の方も足を運んでいただきました。
私が銘木の世界に入り込むんきっかけを作ってくださった師匠・岡崎製材㈱の坂本博人さん。何度となく本社の巨大な銘木倉庫に足を運び、世界中の木を見させていただきました。世界にはなんと面白い木があるのだろうと気づかせてもらうきっかけとなったのが坂本さんとの出会いです。その倉庫は私にとっても宝箱!一気に世界との距離を縮めてくれて、木を見る楽しや木を集める面白さに開眼しました。最近は電話でのやり取りが多かったのですが、久しぶりに会えました。
岡崎製材さんは本社が愛知県岡崎市ですが、東京にも三軒茶屋と新宿にもショールームを出されていて、実は新宿(リビングデザインセンターOZONE 6F)では、【森のかけら】も取り扱っていただいています。若い頃は、垢抜けたセンスの岡崎製材の店づくりや商品コンセプトに強く願い憧れ、真似もしたりしてきました。そのお店に自社の商品を置いて頂いていることは光栄です。それもこれも坂本さんとの出会いがあったからこそ、本当に感謝するばかりです。
更に、東京でフローリングの伝道師として大活躍中の五感の前田英樹君もご来店。いつものノリの良さでいい写真をいただきました!前田君は木の知識も豊富ですが、常に産地を訪ね商品づくりの背景や物語を知ること、語ることにも熱心です。また本人も剣道有段者で、その経験を元に現在剣道する人の足に優しい床材を提案されていて、業界では知る人ぞ知るその道に第一人者!奥様が愛媛県の今治市出身ということもあり、商売として愛媛の材ともご縁があります。
電話やメールではよく会話しているものの、やっぱり実際に会って話すのっていいです。いろいろ木の情報交換もしましたが、私も彼が所属している団体に入会の申請中で、今後も更に深いつながりになりそうです。しかし前田君のように産地を訪れ、きちんと現地の情報をものづくりの精神を伝えようとする一方で、産地すらも怪しく胡散臭い商品が跋扈しているのも事実。業界の暗黙のルールや悪しき慣例はきっと自らを滅ぼす。もうそんな輩は飛び越えよう〜!
えひめの温厚でものわかりのいい「おとな」である我々は、あえてブースから離れて結界を越えてくるつわものどもの登場を息をひそめて待つことにしたのです。正直、ほとんど説明らしきものはなく、一般の方がここが愛媛県の企業のものであると認知するとすれば、足元のカゴに置かれた明浜のミカンと、「えひめのあるくらし」のロゴだけという、非常に高い結界であったはずなのですが、その結界をいとも簡単に乗り越えてくる全国の猛者たちが次々と現れたのです!
しかも彼らも我々と同じような境遇で同じような野望を抱く、転んでもただでは起きないだろうと思わせる御仁たち。同じような匂いを嗅ぎつけてやってこられたまずはこちらは、岐阜県の郡上ものづくりプロジェクトの狩野顕さん。我らの結界をさらりと自然体で越えて入ってこられ、商品を眺められていたのですがやはりただ者ではありませんでした。岐阜でも同じような異業種間による面白い取り組みをされていて、一瞬で意気投合!メンバーの方ともお会いし交流会交渉開始。
結界を越えられているだけに細かな話は必要ありません。感性が合致しているのでそこから先は旧知の友のようなノリでぐいぐい話を進めます、おとなだから!続いてお越しになったのが長野県松本市のスタジオママルの浦野伸也さん。帽子さんの作られたエプロンを入り口に結界越え!長野でカラマツなど地元の材を使ってキッチンなどの製作をされていていらっしゃるそうで、そこを切り口に私も参入!話が盛り上がり、翌日もブースにお越しいただき、長野との交流試合もほぼ確定。
帽子さん、高瀬君の所にも来られていたとかで、世界一周の旅をした経験をもつ夫婦が日本の面白いものを求め旅しているMUJIキャラバン隊の長谷川 浩史・梨紗さんご夫婦もいらっしゃいました。結界を越えてさえしまえば、もう仲間!ほんのわずかなきっかけでもあれば強引にそこをこじ開けて中へ中へ・・・。こんな素敵なメンバーと組ませていただけた事に感謝感激です。今までの木材系の展示会ではいつぞ味わえなかった醍醐味がここにありました。
お客様への商品説明という気持ちがもともと希薄だった我々(!)の元へ、匂いを嗅ぎつけてやって来られたつわものたちと話が盛り上がり、その賑やかさにまたひとりまたひとりと同族が集結。結局ブースの周辺はこんな状態になり、えひめ起点で各県の方同士が話をするという楽しい展開に!そして我々は岐阜、長野、愛知の方々とチームとしてホーム&アウェイの交流試合等の連携を約束。いや〜、同じココロザシを持つ仲間がいるって本当に素晴らしい~!!
自分たちで自分たちのブースだけを絶賛しまくる「えひめのあるくらし」メンバー3人による不思議で楽しかった3日間の記録です。まるで畑違いの場所にひとり投げ込まれたような違和感・孤独感を感じていたのは、開場するまでのわずかな時間。だってそこは「えひめのおとな」ですから、大人らしく郷に入っては郷に従え!折角の機会なのに楽しまないなんてモッタイナイ!こんな異業種のお調子者3人が組んで、1対どんな化学反応が起きるのか私も気になる。
帽子さんに作っていただいたチームの証である前掛け(こんな言い方でいいのか?)をつけてさあ、いざ出陣。同じサイズでありながらウエストが倍ぐらいは違うであろう高瀬君と並ぶと、私はほぼまわし!?着る人によってこれほどまで印象が変わるのかと愕然。この日までにガッツリ痩せてスリムな体型で望もうとこっそり心に誓っていてのですが言わなくてよかった(汗)。結成してまだ日は浅いものの不思議と心は深い絆で繋がっている気がします。
恐らくこれも3社の扱う商品のベースが自然素材であることと無縁ではありますまい!絶好の角地を手に入れ、これだけ解放感のあるブースですが、このコンセプトに共感されない方にとっては、「ここは一体なんじゃろか?」という不思議な空間に思える事でしょう。いいんです、それこそが我々の狙い。同じ価値観を共有する方とだけじっくり落ち着いてお話したいだけなのです。そう考えていたらいきなり、帽子さんの分身かと思えるような方がブースに・・・!
我々の展示商品に興味を示していただきました。なるほど〜価値観、感性が近いと服装まで似てくるのか~!万人に受けるものではなくて、たったひとりでも心に響くもの、そんなものが作りたいという思いで作っている自社の商品。木材の展示会などに出展させていただくと、必ず主催者から「来られたお客さんを逃がしたりしないようにきっちり営業して下さい!」と激を飛ばされ、自分の考えかたとの間に大きな距離感をいつも感じていました。買って!とお願いしてまで買ってもらうものを作りたいのか?
自分が逆の立場になって、その商品を見た時、手に取って面白い、一目見て楽しそうと感じたからこそ買うのであって、決して価値観や感性を強要されて買うものではないと考えてしまうのです。まあ、それは商品の性質によって大きく異なってくるもので、いい悪いの問題ではないと思うのですが。いつもそんな風に木材の展示会で感じていた違和感が、ここではまったくありません。分かり合える人だけ入ってね、という結界を越えた方に、商品の先にあるもの、裏にあるものをお伝えできればいいのです。
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