森のかけら | 大五木材


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20140607 1今月、古代文明が舞台となる3本の歴史映画が公開されます。それは『ポンペイ』、『300 帝国の進撃』、『ノア 約束の舟』の3本。太古の歴史好きにはたまらない組み合わせです!その中から本日は3本の中で最初に封切られた『ポンペイ』を観てきました。『ポンペイPompei) 』については今更説明するまでもありませんが、イタリアはナポリに存在した古代都市の名前です。西暦79年に発生したヴェスヴィオ火山の大噴火による火砕流のために、すべてが地中に埋没してしまった悲劇の都市です。

 

20140607 2現在その遺跡は世界遺産にも登録され、主要部分は有料で一般公開もされていますが、その悲劇の町が深い眠りから覚めたのは悲劇から実に1000年も後の話。凄まじい勢いで町を飲み込んだ火砕流は、一瞬で5mの高さにもなったと言われていて市民が生き埋めとなりました。発掘後には遺体部分が既に腐敗していて、その空洞の中に石膏を流し込んで遺体の復元が行われました。そこから火砕流の凄まじさが偲ばれるわけですが、その様子はテレビなどでもよく紹介されているのでご存じの方も多いでしょう。

 

20140607 3パン屋の窯に並べられた焼きたてのパンや火砕流の熱にもだえ苦しむ市民たち、子供を守ろうとする母親の姿などの生々しい様子が、悠久の時間の中に閉じ込められていて何度見ても火砕流の恐ろしさ、パワーにはゾッとさせられます。映画『ポンペイ』では、快楽と栄華を極めたこの都市で繰り広げられる身分を越えた男女の愛の絆を縦軸に、迫りくる大噴火と津波の悲劇が描かれるのですが、ケルト民族の生き残りとしてそこに至るまでの主人公の葛藤やら円形格闘場での対決や友情など盛り沢山。

 

20140607 4いつもながら大風呂敷を広げ過ぎてしまい、収拾のつかなくなる ポール・W・S・アンダーソン監督ですが、今回はどれだけ派手に描いても納得づくの大噴火、火砕流という歴然たる結末があるだけに、ある意味納得して(?!)最後まで観ることが出来ました。何がどうあろうとも最終的は火砕流に飲み込まれてしまうんだろう、という諦観の念がある実話モノの説得力でしょうか。能天気すぎるハッピーエンドも辟易ですが、悲劇の結末が分かっている映画というのはやはり切ないものです・・・明日に続く。

 




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