森のかけら | 大五木材


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Exif_JPEG_PICTURE先月号の『適材適所』でも触れましたが、ブラジル(日本語表記の正式名称はブラジル連邦共和国)の国名は木の名前に由来しています。ワールドカップ・ネタでいろいろなところでも紹介されたと思いますが、かつては染料にも使われていた『パウ・ブラジル(ブラジルの木)』という木がそれにあたります。弊社ではマニルカラをはじめ、ウリンやセドロ、イタウバ、イぺサッチーネなど幾つかのブラジル産の木材を扱っていますが、残念ながらブラジルに行った事はありません。

 

20140715 2なので、すべて現地取引のある商社や流通業者を通しての耳学問や文献、ネットなどの情報に拠るものばかりで、いつか自分の目でブラジルの木を見てみたいと思っています。今回は、ミスターZと『かけら』が私の目となってブラジルを見て来てくれましたが、やはり最後は自分が行かねば!ブラジルだけでなく、東南アジアの原生林やアフリカ、ヨーロッパの森なども見てみたいのですが・・・歳を取ってリタイアしてしまってからのんびり行ったのでは『伝える』に間に合わない。

 

20140715 3本来材木屋というものは、自社で扱っている木の産地に足を運んで、現地の空気をしっかり吸い込んできて、その木の生い立ちから環境、名前の由来や用途などその木にまつわる様々なエピソードなども伝えて、ただのモノ売りとしてではなく、その木を使う事の意味や意義をしっかり伝え、木に対する愛着や畏怖の気持ちがより一層高まるようなお手伝いをする、森からのメッセンジャー的な役割も果たすべきだと考えているだけに、実践できていない自分が恥ずかしくもどかしい。

 

20140715 4ところで、ブラジルの木についてですが、この木はかつてアマゾン河口から海岸地方の産地に分布していて、現地の人達は赤色染料を採取するのに利用していました。その後16~17世紀にかけて、この地にやって来たポルトガル人が乱伐してしまい、わずか100年足らずで激減しました。ところがそのブラジルの木については、皮肉な話があって、本当は伐られなくても済んだかもしれず、もしかしたら国名が変わっていたかもしれないという裏話があるのです。明日に続く・・・




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