森のかけら | 大五木材


当ブログに記載の商品の料金、デザインは掲載当時のものであり、
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20160430 2会社が交通量の多い国道に面していることもあって、建築や木材の関係者以外にもさまざまな方がお越しになります。そんな中でしばしば繰り返し交わされるお客様と私の会話。客:「この木を〇㎜に削ってもらえない?」私:「それだと削るよりも鋸で挽き割ることになるんですが、その後プレーナー加工とかしとかなくていいですか?」客:「(加工賃が)高くなるからそんなもの要りません」私:「鋸だけだと寸法キッチリしませんけど・・・」客:「そこはだいたいでいいんで

 

20160430 5私:「だいたいって・・・じゃあ、手押しだけ当てて鋸で挽き割りましょうか?」客:「いやいや、このままササッと割ってくれたらそれでいいから」私:「でもこのままだと多少木が反っているのでこれで割ったら反ったままになりますよ」客:「(小さくなっても困るし、また加工賃高くなりそうだし)だいたいまっすぐだったらいいから」私:「だいたいって・・・じゃあ、このまま割ります」そして、加工後。私:「ご希望通りですがこれでいいですか?」客:「あ、反ってるね

 

だから・・・!こうならないようになるべく事前にどうこういう理由でこういう加工をしないとお客さんが望むようには仕上がらないので、こうこうこれだけの加工が必要になりますよと説明しているつもりですが、これがなかなか伝わらない。勿論私の説明が下手という事もあるのですが、加工とか製材というものをものすごく安易に考えられていて、材料さえあればいつでもすぐに簡単に加工できると思われている人が結構いらっしゃいます。ボタンひとつで電子レンジの仕上がると。

 

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弊社のようにどんなにに小さな少人数の会社でも、それなりに一日の仕事の段取りというものがあって動いています。ホームセンターのように、専用の加工コーナーがあって、担当者がベルひとつで飛んで来てくれて対応してくれるというわけではありません。木を見るといっても、4mを越えるものであれば事前に奥から引っ張り出して並べる時間も必要でありまして、買いたい意向と売りたい都合がうまく噛み合わないこともしばしば。「だいたい」解釈にはいつも悩まされます。




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