森のかけら | 大五木材


当ブログに記載の商品の料金、デザインは掲載当時のものであり、
予告無く変更になる場合がございます。
現在の商品に関しまして、お電話、又はオンラインショップをご覧ください。

さて、そのブラジルの至宝ブラジリアン・ローズウッドの材は販売しませんが、それとは別に我が家には「ハカランダ」の木が生えているのです!自宅の駐車場の入口に、思いっきり斜めに傾いて生えているハカランダ!(まだ小さかった頃にキッチリと天に向かって導いてやればよかったのに、気を許している間にあれよあれよと成長していって、気がつけばこんな事になってしまっていました。途中からは結構な力で引っ張って固定していたものの、もはやハカランダの意思に逆らえず。)

 

ええ~っ!松山でブラジルの至宝が・・・・!と驚かれるかもしれませんが、決して大きく成長させていずれ伐って材木として売るために植えているわけではありません。今までにもこのブログで木の名前のややこしさ(一般的に使われている名前、学名、商業名、俗名等々)について触れてきましたが、ハカランダという名前を持つ木は1つだけではなくて、ブラジルの至宝とされるブラジリアン・ローズウッドはマメ科です(ローズなのにマメ科というのもややこしいのですが)。

 

一方、我が家の庭に植えているのはノウゼンカズラ科のハカランダで、まったく別の植物なのです。園芸とか花の事に疎い私は知りませんでしたが、南アメリカ原産で、桐の花に似たような美しい青紫の花を枝いっぱいに咲かせることから『熱帯の桜』とも呼ばれる『世界三大花木』(ホウオウボク・カエンボク)の1つなのだそうです。世界各地で街路樹などとして植栽されていて、季節になると道路の両側一杯に青紫の花がが咲き乱れるというそれはそれは幻想的な光景が広がります。

 

我が家のハカランダに花が咲いたのは今年初めてで、それまではネムノキのような葉っぱがあるだけの超地味な木という印象しか持っていなかったのですが、今年突然開花してビックリ!折角咲いたのに折からの雨風でかなり散ってしまったものの、透明感のある美しさ。ちなみにハカランダの花言葉は、名誉と栄光。別名には、キリモドキ(桐擬き)、シウンボク(紫雲木)などがあるそうです。これからは春になると、隣に飢えているサクラと時間差で目を楽しませてくれそうです。

 

蛇足ながら、海外で植えられているこの木を見つけた日本人観光客が、高級ギターの木が街路樹にいくらでも植えてあると勘違いして驚かれるという話も多いようで(ネットの発達していない時代、実は私もそういう勘違い人間の1人でした)、そこにも「ややこしい木の名前」による混乱が生じているようです。それが笑い話や勘違い話で済むようなことであればいいのですが、商売で悪用されて誰かが不幸になるようなことにだけはなってはいけません。そのためにもまだまだ日々勉強!




オンラインショップ お問い合わせ

Archive

Calendar

2016年4月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  
Scroll Up