森のかけら | 大五木材


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遂に㈱ムラモト本社を離れ、別の場所に移動することに。といっても、本社から歩いてわずか1、2分の、道路を挟んだ向かいにあるのですが・・・そこにあるのはコンセプト・ハウス『流季(るき)の家』。地元の工務店が一般消費者に「スタンダードな木造住宅」の基本を学んでもらいながら、理想の住宅取得のお手伝いをサポートする会、それが『流季の会』です。村本さんをはじめこの後登場していただく鳳至木材四住さんや角永商店角永たちも入っている地元有志の会。

 

そのメンバーが、大手ハウスメーカーに対抗するために地元でしかできないこだわりを持った住宅を作ろうということで、実際にそのコンセプトを実践させてモデルハウスを作ってしまわれたのです。ここでイウ「スタンダード住宅」とは、『国産材・県産材を使うこと』、『手刻みで建てること』、『真壁工法にすること』、『透湿・調湿する壁で構成すること』で、それは決して新しいことではなく昔から引き継がれてきた、金沢という高温多湿の風土に適した家づくりの基本

 

流季の会には、材料を提供する材木屋やプレカット会社、建材店、また設計士、工務店などメンバーがいて、そのコンセプトに共感された方はこのコンセプトハウスで実際の収まりや、使用された木材の質感や色合いなどを確認することができます。会員による消費者向けのセミナーや勉強会も頻繁に開催されていて、利用頻度も高いということです。工務店にすれば維持費の高い自社の展示場を持たずとも、実物を見せれる場があるというのは強力な営業支援になると思います。

 

ハウスメーカーにおける常設住宅展示場を構えての営業スタイルは、高額な維持管理費や急速なモデル仕様の変更に柔軟に対応出来ない等の問題もあって、完成現場見学会に移行しつつあります。その方がより最新の仕様で、よそ行きの豪華絢爛ではないリアルな生活感のある家が見られるからです。なので、これからは「我々はどういう考え方で家づくりを考えているか」を示す流季の家のようなコンセプトハウスみたいな形のモデルハウスに変わっていくのではないでしょうか。

 

この造りの家を坪いくらで建てれます、というメーカー都合の押し付けではなく、それぞれの地域に合わせた形で、こういう環境で家を建てるのであればこれこれこういう素材が適しているので、それを使うことによってどういう暮らし方が出来るのか、そういう考え方そのものを提案していかないといけなくなってきていると思います。「便利」や「使いやすい」、「見た目がいい」から、家としてもっと本質的な事を考えるとき、やっぱり木という素材は欠かせない存在だなあとつくづく・・・




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