森のかけら | 大五木材


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 石川県の話を初めて20日目ですが、実際には石川県で動き始めておよそ4時間が経過したところ!このままのペースでいけば石川の旅の全貌を伝えるのに2ヶ月ぐらいは必要になりそうなので、さすがにここから多少はスピードを上げていくつもりですが、心に残る旅だったのでスルーしてしまうには勿体無くて勿体無くて。『能登ヒバ』の原木市場を見た後は、四住さんの会社・鳳至木材に移動して能登ヒバの製品を見せていただいくのですが、その前に食事をしようということに。

 

能登は、能登半島の北岸に位置し、古くから港町として栄えてきた歴史があり、輪島の朝市が有名ですが、新鮮な海の幸に恵まれていて、寿司も有名。四住さんの会社の近くの寿司屋さん、寿司処 伸福さんで能登の旬の魚介類を堪能させていただきました。地元の牡蠣も半端ではない大きさ、肉厚でプリプリしていて美味でした。ここで食事をしながら四住さんと村本さんにいろいろ能登や輪島の話を伺ったのですが、その地の歴史や文化を知ることもその地の木や森を知ることの第一歩。

 

ということでなるべく地のものにも挑戦しておかねばと思い、有名な『魚醤(いしる)』の味見をさせていただいたのですが、もともと魚介スープとかは得意でない私の「お子様舌」には、ちょっと味が濃厚すぎました。能登はその地理的条件ゆえ、古くから日本海側の物流の要所として繁栄してきましたが、それは江戸時代の「北前船」に依るところが大きいようです。江戸時代に鎖国が行われていた当時でさえ、能登では海外との交易もあって人々の暮らしは今では考えらえないほど豊かだったとか。

 

 かつては花街もあったそうで、往時の繁栄が偲ばれます。能登ヒバもその北前船によって能登にもたらられたモノのひとつですが(最近の調査ではもともと能登にもその種は存在していたとされていますが)、当時は禁木として厳しく管理されていた『青森ヒバ』が当地では環境に順応してうまく根付いて成長した事と、その名を秘するための隠語として『档(アテ』と呼ばれるようになったのです。その档の字も最初は読めませんでした。全国いろいろな産地を廻ると新たな出会いがあります。




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