森のかけら | 大五木材


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先ほどの倉庫から車で少し移動して、これからはたっぷりと中身の詰まった倉庫。ここは日常的に仕事で使われている湊(みなと)倉庫。中にはフローリングやパネリングなどの内装材製品が中心に在庫されていました。㈱ムラモトには配達を専用とするスタッフがいるわけではないので、営業マンそれぞれが自分たちで材を積んで現場まで運ばれています。梱包で県外等へ出荷される場合は運送業者を使われていますが、この倉庫からはその流れもおおいそうなので、余計にきっちり整理されています。

 

馴染みの運送会社を使われるそうで、伝票を渡すだけでどれをどう積めば分かるらしいので、日頃からそれなりにきちんと整理しておく必要もあるのですが、村本さんは「手間をかけたくないだけよ」と仰いますが、そうするためにはそうできるための下準備が必要。いかに無駄を減らして効率よくするかを常に考えられていて心から尊敬するものの、こればかりは真似が出来ない・・・。端材の神から啓示を受けた者として、端材は見えるところに置いて意識を高めておかねば・・・

 

20160619-7整然とビニールがかけられた製品が多いのは、梱包で出荷される事がいかに多いのかを物語っていますが、カバやナラの中国産のフローリングに混じって、四国産の内装材も沢山積み上げられていました。高知や徳島、愛媛など四国で生産されたヒノキやスギの姿を、遠く離れた金沢の地で見るとなんだか感慨深いものがあったりします。わが愛媛県はヒノキの素材生産量全国3位、スギは全国12位という森林県なのですが、その多くが県外出荷なので森林県という意識はかなり希薄。

 

 出張木育など一般の方に木の事を話す機会があるたびにその事をお話ししますが、ほとんどの場合「え~、意外。」との声が上がります。絶対的に消費地ではないということは前提ではあるものの(それをいえば他の森林県も多くが人口の少ない地方であるのですから)、素材が豊富にあるからそこに住む人の森や木に対する意識が高いという事は必ずしもイコールではないという事。意識を高めるためには日頃から暮らしの中で自然な形で木のモノに触れる機会を作ることだと思います。




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