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それでは本日より北信越の旅、いよいよ実質2日目に入り、材木屋・製材所巡りをさせていただいた初日とはガラリと趣向を変えて、公園とお城とアート巡りの1日となります。まずは早起きして朝7時から開いている文化財指定庭園『兼六園』へ!今更説明するまでもありませんが、水戸の偕楽園、岡山の後楽園と並ぶ日本三名園のひとつで、加賀藩城主によって長い歳月をかけて作り上げられた公園ですが、私にとっては多くの樹種の立木の姿をカメラに収めらることの出来る非常に重要な場所。
桂坂口から入園したのですが、早速『桂坂』が現れ、ここからずっと私のカメラのシャッター音は止むことなし!近いところでいえば、松山城や石鎚山や高知県の牧野植物園など、立ち木の撮影場所としてよく利用させていただいています。何よりありがたいのは樹木のネームプレートがついていて、立ち木では何の木なのかよく分からない私にとって、安心してカメラに収めてSNSにアップできるというのがありがたいのです。
という事で、兼六園でも四国ではあまり撮影できないような樹木を中心にたっぷりとカメラに収めさせていただこうと意気込んでやってまいりました。こういう観光名所って、現役の会員時代にも木青連の大会の前後に愛媛のメンバーで訪れたりすることもありましたが、時間の関係もあって、サラッと見流す程度で、なかなか1本の木をじっくり立ち止まって撮影したり、看板を読み込んだり出来ませんでしたが、卒業してからは独りでたっぷりと時間を使って趣味と実益を堪能させていただいております。
こちらのカツラの木の前に掲げられた看板には、『今は残った親木の原型から往時の姿が偲ばれ、その命は若木に受け継がれて成長している。このあたりは、かつての桂の大木にちなんで桂坂と名づけられている』と記されています。私が広葉樹の耳付き板の魅力に引き込まれたきっかけとなったのが、北海道産のカツラの木でしたので、カツラには特別な思いがあります。入口傍という事もあってほとんどの入園者がスルーされていましたが入園早々私の心は鷲掴みされたのです。
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