森のかけら | 大五木材


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昨年初めて関わらせていただいた『俳句甲子園』ですが、20回記念となる今年も関わらせていただくことになりました。本家の甲子園球場では球児が熱闘を繰り広げていますが、ここ愛媛は松山でももうひとつの熱い高校生たちの闘いが繰り広げられます。今年は、8月19日(土)、20日(日)の2日間の開催で、19日は大街道商店街の特設会場で予選リーグ、20日は松山市総合コミニュティセンターで決勝リーグならびに表彰式という日程です。全国から地区予選を勝ち抜いてきた40校が出場、地元愛媛からは6校が出場します。

その俳句甲子園にちなんだ『俳句ストラップ』は、SENSE愛媛大学俳句研究会と大五木材によるコラボで、歴代の最優秀句と作者、学校名がレーザーで彫字されています。昨年が初めての試みでしたが、甲斐朋香准教授はじめ会場での学生たちの熱意で、歴代最優秀句の中で完売が出るほどの好評を得ることができました。早いものであれから1年、今年も大会期間中限定で販売させていただくのですが、昨年初めてということでいろいろと戸惑いやら手違いがありまして関係者の皆さんにご迷惑をおかけしました。

その反省を踏まえて、昨年はその場で俳句を注文用紙に書いていただいていたのですが、今年は申し込みフォームを作り、携帯電話から直接言葉を打ち込んでいただく形式に変更しました。これで大文字か小文字か分からないとか、達筆すぎて文字が読みとれない、お届け先の住所の記載ミスなどが解消できると考えています。合わせて、昨年トライアルということで、超サービスで¥500/枚に設定した価格も、わずかながらでも利益の出る¥1,000/枚に変更させていただきました。やる事も大事ですが、やり続ける事も大事ですから。

今年は大会会場に『木の玉プール』も置いていただくことになり、甲斐先生とSENSEの玉井さんがご来店いただきました。俳句甲子園でのつながりは昨年からですが、甲斐先生とはそれ以前からいろいろな形で関わらせていただいていて、SENSEだけではなくいろいろな学生たちとも出会ってきましたが、下級生だった学生が上級生になり成長していく姿を見るのもここ数年の恒例行事となりました。それにしても甲斐先生はいつも学生たちと楽しそうで、自分の学生時代にもこんな先生いたら学生生活も随分変わっていたかも?!

また新たな問題が発生するかもしれませんが、まずは目先の問題をひとつずつ解決していくことが肝要かと。昨年大会後には、来年はこうすればとか、ああすればとかのアイデアもあったものの、こういうものって差し迫ってこないとついほったらかしにしてしまって、大会が目前に迫ってきた頃に慌てるの繰り返しで、とりあえず今年も台木は『クスノキ』で頑張らせていただきます!子規・漱石の生誕150年となる今年、俳句甲子園でどんな素晴らしい俳句が詠まれるのか、楽しみにしています!




南海放送テレビの『えひめ情熱人』に取り上げていただいたのですが、あちこちで「番組観たよ」と声をかけていただき、反響の大きさに驚いています。正直、21時54分から放送という遅い時間の5分足らずの番組で、どれだけの人が観ていただけるのかと思っていたのですが、テレビメディアの影響力の大きさを実感しました。放送が4回予定されているのと、再放送もあったりするので、予告も含めて近所や取引先、友人、知人から「テレビ出てたね」と、拙い話っぷりで本当に恐縮ですが、何らかの爪痕は残せたようです。


こんな私にスポットを当てていただいた伊藤英朗ディレクターに感謝するばかりですが、木を扱う人がメディアで取り上げられる場合、林業家とか木工作家がほとんどで、その中間に位置する木材人に注目が集まることってほとんどないと思います。自分で何かを生み出すという生産的な仕事ではないのと、消費者から遠いためメディアとしてもインパクトが弱いということもありますが、自分のお客さんが工務店やハウスメーカーだと割り切っていて、一般の方に発信する気概も言葉も少ないというのが大きな原因でしょう。

私の場合も、従来の流通を担う材木屋としてではなく、そんな本業から逸脱して変わった「木のモノ屋」という立ち位置での取材だったと思っています。それは私も望んだところで、そういう方向に会社の舵取りもしてきたつもりなので、我が意を得たりという心境なのですが、逆に考えれば本来の材木屋という仕事では、こうしてメディアに取り上げられる機会も無いのではないかと思うのです。テレビやラジオに出ることだけがいいわけではありませんが、人が興味を抱くような情報を発信する力があればメディアも放ってはおかないでしょう。


世間で注目されるだけが仕事の評価ではないことは勿論ですが、一般消費者に近い方向に舵をきった以上は目立つことは重要で、まずはその存在を知っていただくことが肝心。本来の材木屋という仕事だって十分に魅力的な部分はあるのに、うまく表現できていないのは材木屋の殿様商売的な体質?いや、慎み深さ?職種は違えど、さかなクンの登場で魚や漁業についてのイメージが随分変わったように、発信力のある人の存在は重要。その責を負うのはもの言わぬゆるキャラではなく、血の通った生身の人間の言葉力だと思うのです




三重県大台原のビーバーハウスこと武田製材をめぐる冒険譚ブログのまとめ

 遅ればせながら少しずつ更新しています。もし読んでやろうなんて奇特な方がいましたら、こちらからどうぞ!!

ビーバーハウス遥かなり・・・・・①  2017年5月2日5月18日分まで

ビーバーハウスに溢れる思い・・・②  2017年5月22日2017年5月29日


 

 




この歳で何を今さら青臭いことをと思われるかもしれませんが、先日のB家のパーティーに集まったさまざまな分野の方々とお話をして、それぞれの商品の後ろにしっかりと作り手の顔が見えていることを改めて痛感しました。特に近しい『おとなの部活動』の面々ですが、こうして異分野の方々の中に紛れても、その個性はやはり強烈。杉浦綾の作った器、杉浦史典の作った人形、帽子千秋の手がける服、大塚加奈子の薦める台所用品、玉井大蔵の作るパン豆などなど、いずれも商品と一緒に作り手の顔がしっかり見えている。

材木屋という仕事は、素材を大工さんや工務店さんに届けて加工して使ってもらう中間の流通業であるため、なかなか消費者に自分の商品を届けるという感覚が持ちにくく、『作り手の顔の見える商品』というものに漠然としてあこがれを抱いていました。それがやがて消費者にまで直接届く最終商品を作りたいという欲求を生み、遂に【森のかけら】によってその願いは成就することになるのです。販売を始めて約10年、今では県外からの注文が圧倒的に多くなったのですが、その多くがこのホームページを通じてというものです。

最近では、教材・標本として学校関係者の方からのご注文も増えていますが、一般の方はどういう感覚で購入されているのか多少気になっています。木工愛好家や木の仕事に携わる方が樹種サンプルとして、またはインテリアとして購入してくださっていると思うのですが、それは純粋に商品に対する評価としての事。あまたある木工商品の中でたまたま巡り合ったワン・オブ・ゼロであって、大五木材や森のかけらという看板で売れているものではありません。まあ自社商品といっても弊社の場合は直接的なものづくりとは少しスタンスが違います。

材こそ自社のものを使っていますが、それからどういうものを作るか企画・検討し、実際に加工してむらうのはそれぞれの工場ということなので、ものづくりといってもプロデュース的役割が強いので、顔の見える商品というにはちょっと違和感があるかもしれません。自分の中に作家や職人に対するあこがれが強く、自分の手で何かを生み出す行為への執着が強いのですが、その才能が無いのは早々に気づいていたので、今の形に移行してものの、やはりその思い断ち切りがたく、やっぱり私流の『顔の見える商品』に着手してみます。




新B家の移転パーティーであるにも関わらず、委細構わずメインルームの隣の小部屋で雑談を繰り返していた我々でしたが、その間にも参加者はどんどん増えて、賑やかさにひかれて覗いてみれば溢れんばかりの人。あのひとは誰か、この人は誰かと、周囲に聞けば業界も立場もさまざまで、県内に蜘蛛の巣のごとく張り巡らされた杉浦夫妻のネットワークには驚かされるばかりです。史典さんは大学で非常勤講師を、綾さんは『いよココロザシ大学』の理事を務めるなど、それぞれに活動の幅がとにかく広い!

さて、そろそろ少し回ってご挨拶でもしようかしらと思っていたら、いいタイミングで主催の杉浦綾さんからお声がかかりました。改めて皆さんにご挨拶をということだったのですが、いきなりの綾さんからのご指名でなぜだか私が急きょその役を務めることになりました。何の打ち合わせもありませんでしたが、どんな状況であろうと挑まれた勝負から逃げるわけにはいきません。好都合にも主催者は『』の名をお持ち。いかにして『木の話』につなげていけるかどうかで材木屋の真価が問われる!

少し飲みが足りずに舌の滑りが悪かったもののどうにかこうにか『木の話』に着地させて挨拶終了。こういう状況も踏まえて、もっと木の話のストックを増やしておかねばなりません。『おとなの部活動』では喋り倒すメンバーばかりの中、「店員さん、お絞りください~」ぐらいのテンションで常に挨拶の役が回ってくるため、仕込みネタがもうすぐ底を尽きそうです。『おとな』以外でもいろいろなシーンで挨拶の役を負うことが多くなったのですが、前に使ったネタかどうかがよく分からなくなって不安。

こういうネタって場数をこなしてもまれていくものなので、何度も話して収斂させたいのですがどの会でどの話をしたのか整理がつかなくなってきているので、『シンゴジラ』ならぬ新ネタも仕込んでおかねば。ところで会の後半は、『おとな』のメンバーである和田美砂さんのご主人、漫画家の和田ラヂヲさんと、お酒の勢いもあり濃密なお話をさせていただきました。数多い出席者の中でも妙に体格のいいふたりですが、まるで兄弟のようとのお声もかかるほど。ラジオ兄さん、またいつか一杯やりましょう~♪




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