森のかけら | 大五木材


当ブログに記載の商品の料金、デザインは掲載当時のものであり、
予告無く変更になる場合がございます。
現在の商品に関しまして、お電話、又はオンラインショップをご覧ください。

TOLOT』さんの話の続き・・・弊社での作業工程としては、板材を加工して斜めのスリットを入れて短くカット。それから面を取って、その面を綺麗に仕上げ磨きして、最後に植物性オイルで塗装までさせていただいています。この中でもっとも手数がいるのが、仕上げの磨き作業です。その部分を近くの授産所施設などにお願いしてお手伝いしてもらっています。当初は2,3の施設でやってもらっていたのですが、注文数が増加するにつれてその数も徐々に拡大していき、今では10を越える施設に参加してもらっています。

授産施設さんとのお付き合いは長くて、まだ私が愛媛木材青年協議会に所属していた頃、絵本の『どうぞのいす』を作って幼稚園や小学校などに配ろうという企画があり、その製作をお願いして以来のお付き合いです。その後は、『円い森』や『森のしるし』などの仕上げ作業も手伝ってもらいました。しかしどれもが短期間の限定的な仕事でした。授産所施設側としては、出来れば長期的に継続する仕事(年間通じて)がある方がいいのだと思うのですが、そういう仕事を作り出せれていませんでした。

そういう意味でもこの磨き作業はうってつけの仕事となりました。口コミなども通じて受けていただく施設が増えてくると、今度はこちらから渡す品が足りなくなり、それを間に合わせるためにまたこちらも生産量を上げる方法を作り出しました。やはり必要は発明の母!人間追い込まれないといい知恵は浮かんできません。機械を改良したり、工程を見直したりして、当初は達成することなど不可能と思われていた数字をクリア出来るようになっていったのです。人間本気でやればできない事は無い

ところでその樹種についてですが、当初はナラメープル、ホワイトアッシュといった弊社で発生しやすい端材が中心でした。手作業の工程が多いため、あまり頻繁に樹種が変わると硬さや重さが変わるため、微妙な力加減に狂いが出たりしないかという心配があったからです。弊社では200種を越える樹種を扱っていますので、一日のうちに10種類近い材を加工するなんてことも珍しくありません。それらが混ざり合った『モザイクボード』などでも、多樹種混合加工のノウハウは多少はあるつもりです。明日に続く・・・




オンラインショップ お問い合わせ

Archive

Calendar

2018年6月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  
Scroll Up