森のかけら | 大五木材


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右の写真は、長さ3m~4m、幅150~180㎜、厚み30㎜のスギ(杉)の板。久万高原町にある大孝木材さんで定期的に挽いてもらって、弊社で桟を切って天然乾燥させています。以前の主な用途は屋根の内部や屋根瓦の下に風が吹き込むのを防ぐために、屋根のケラバ(妻)部分に取り付けらる『破風板(はふいた』でした。それが最近はデザインを重視して妻軒を出さないような家が増えてきて、徐々に『破風板』としての需要は減ってきました。しかし、その頃から弊社では破風板以外での需要が急速に増えてきました。

1つは、破風板同様に以前から少しは需要のあった棚板などの内装材としての用途。以前はこれほど節の多い木をあらわしで使うことが憚(はばか)れて、節の少ない木が使われたものですが、最近はあえて節があったり、色ムラが激しいと、『ナチュラル』という風に評価されるようになり、こういう木がウェルカムで迎えてもらうようになりました。これって最近の若い方の嗜好の変化もあるかもしれませんが、昔だって施主側に強いアレルギーがあったわけではなくて、造り手側の判断で、選択の俎上にすら乗せてもらえなかっただけで、これで問題ないという人も多かったのでは? 

まあ、それは家全体のバランスの中で考えるべきもので、節のあるような器量の無い材など和室の化粧柱に使えるか~!という時代の中では、そういう扱いだったのかも。2つ目の出口は、リーズナブルな家具の材料。こちらも、節や色ムラに対する拒否反応が無い世代からは、価格も下がるし、節がアクセントになったりするので歓迎されています。以前は白系で節が少なく価格も安かった米栂(ウエスタン・ヘムロック)が受け持っていたポジションが杉に移った感覚。そういう事で、このサイズの杉板の需要は飛躍的に伸びているのですが・・・

そこで気になるのは、これらの木材を本来の用途であった「破風板」と呼ぶことの違和感。破風板に限らず、建築においては使用する部位の名前で木を呼ぶので、同じサイズの木でも屋根に使えば「垂木(たるき」で、足元に使えば「根太(ねだ」という風に呼び名が変わります。家具で使うお客さんに対して、つい「破風板を3枚ですね」と言っりするのですが、その言葉にお互いが感じる妙な違和感。シンプルに「5寸幅の板」とか「6寸幅の板」と呼んだ方がいいのかも。あっ、寸という呼び方自体が今の人には馴染まない?

 




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