森のかけら | 大五木材


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今日は、輪切りの名札を作りました。明日、家内が「森のようちえん」というイベントに参加するためです。小さな子供たちの名札に使うそうです。マジックで自分の名前を書いて、紐を通して首にぶら下げるのだと思います。私は参加したことがないので、実情はよく分かりませんが、相当リピートがくるので恐らく好評なのでしょう。そう信じて作っています。

作るといっても、スライド丸鋸で長さをカットして、紐を通す穴を開けるだけです。簡単に出来ます・・・の、つもりが今日はてこずりました!20人分くらいと注文を受けたのですが、スライド丸鋸の刃が切れなくなっているのもあり、断面が綺麗に切れません。気に入らないので何度も、何度も・・・気がついたら60個も出来ていました。小枝で作るのですが、丸太は変形でつかみどころもなく少し危ないです。勿論こちらの腕前のせいもあります!

 

その後、紐を通す穴を開けます。いつもはドリルで世話なく出来るのですが、今日は・・・ドリルの先から煙が!そうなのです。かなり前に取り置きしていた小枝だったので、すっかり乾いて硬くなっていたのです!油断していました。直径5,6cmのちびっこでしたが、これがなかなか手強い!あまりの硬さに木が焼けて黒くなり、いい香り(?)がしてきます。このままでは火がつくのでは、と思わせるほど屈強な物もいます。それでもなんとか完成。折角カットしたので60個全部穴も開けました・・・少し指先が痛いです・・・。

今日使ったのは、モミジバフウとミカンの2種類。家内はモミジバフウだけ持ってきたのですが、彩を添えようと勝手にミカンも作りました。黄色いのがミカンです。ミカンの木は伐採直後は、驚くような鮮やかな黄色、まさに絵の具の黄色だったのですが、乾燥して少し渇色に変色してしまいました。でも、いいです。自然ですから!

もうひとつの赤褐色で木目がくっきりしているのがモミジバフウです。大工さんはもとより、木工作家の方でも名前を聞いたことのある人は少ないのではないでしょうか。そもそも家具やクラフトに使われているかどうかも分かりませんが。街路樹などにたまに植えられています。1枚板のテーブルが取れるような大きな物ではないと思います。それでもこの木は直径500~600㎜ぐらいはありました。北アメリカ産の木でカエデの仲間です。カエデ科の仲間はとても多くの種類を含んでいますが、このモミジバフウはモミジの形の葉が互生で、果実が球形の集合果なので見分けれるのだと教えていただきました。

モミジバフウについてはいろんな話がありますが、それは【今日のかけら】のモミジバフウの時にします。勿論「森のかけら」の中には入っています。出来上がった輪切りの中にたまに面白い形のものがあります。

今日の枝はそれほど曲がりくねったり、コブがなかったのでたまならく面白いという物は出来ませんでしたが、なにか【見つめ合う二人、二匹】みたいで愛嬌があります。子供は目ざとくこういうのを見つけます。自分で勝手に何に見えるか決め付けて楽しみます。きっとそういう能力が備わっているのでしょう。いや、大人にも備わっていたはずです。感性が鈍感になると見えなく(感じなく)なってしまうのかもしれません。いつまでも変わった何かを目ざとく探して喜べる大人でいたいです。




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