森のかけら | 大五木材


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CA343788久万銘木㈱さんの『銘木祭』で嬉しい出会いがありました。松山市内の雄郡小学校の三年生の少年です。お母さんと一緒に、弊社のブースで【森のかけら】を熱心に見ていました。その並みならぬ気配に声を掛けてみると、何と『木、大好き少年』だったのです!少年は木の事が大好きで、様々な本や図鑑を読み漁り、実際に山でどんぐりや落ち葉も拾い、実地の知識もしっかり身につけているのです。葉っぱを見れば大体の木の名前が分かるという、尋常ではないレベルです。針葉樹、広葉樹の判別もしっかり出来ます。これは・・・只者ではない!そう見抜いた私は、持参していた【森の5かけら】で少年にクイズを出しました。おお、その【森の5かけら】も次々に正解していくではないですか!しかも嬉しそうに!この少年の瞳に嘘はない、心の底から木の事が好きで好きでたまらないというのです。

CA343784興味を持った私が詳しく訊けば訊くほどに、まさに僥倖としか思えない出会いでした。少年は、私の生誕の地・西予市野村町で生まれ育ち10年を過ごしていたのです。それが最近、お父さんの仕事の関係で、家族で松山に戻ってきたというのです。少年は野村の大自然に抱かれ、ごく自然に木への造詣を深めていったのです。今でもよく野村には行くようです。野村が良かった~と話す少年の目は本気です。これは真性の木マニア、まさに【木の童】です。知識という物は、『好き』という土壌の上でこそ豊かに積み重なっていく物だと感じました。彼の将来の夢は植物学者になることだと語ってくれました。素晴らしい、立派です。更に少年のお母さんは私と同じ歳で、野村の小学校で通っていた時の友達の親も、私の高校の同級生でした。思わず鳥肌が立つような出会いでした。

 

 

CA343786たっぷり木の話をした後、丁度1時から久万銘木の井部社長と私で『銘木講座』をすることになっていたので、少年にも声を掛けました。井部社長は銘木の話を、私はいつもの『木の名前クイズ』をさせていただきました。少年は、私の子供たちと一緒に一番前の席に陣取りました。本当に木が好きでたまらないのでしょう。右の画像は、井部社長が『銘木の歴史』などを熱く語っているところです。まだ少年が席に着く前に撮りましたので、写っていませんが、こんな形でお話をさせていただきました。後半の私の話の時、少年はこの一番前の席に陣取りました。

木の名前クイズ』でも、大人を差し置いてほとんどの名前を答えていきます、器が違います!木材界の菊池雄星といったところでしょうか。木の話を始めると、見る見るうちに瞳が輝きだします。松山では、大好きな木の話を出来る友達もいなく、その驚異の知識を披露する場もなく、周囲の友達とも温度差があるようです。悲しいというより何て勿体ないことでしょう。少年、そんな事気にするな!リレーで早く入れる子供よりも、うまく英語が発音できる子供よりも、難しい計算がスラスラできる子供よりも・・・無数の木の名前を知り、どんぐりの種類を判別でき、木の名前の由来を知っている君の方が、おじさんには何倍も何倍も光り輝いて見えるぞ!君は格好いい!君は素敵だ!迷うことなく、自分の大好きな道を究めるのだ。同じ歳の子供に理解してもらわなくたっていいじゃないか、話し相手が欲しければおじさんの所にやって来い。

野村の大自然はここに一人の木童(きどう)を産み落としたのです。木を愛する人は未来を愛する人。君の前途洋洋たる輝かしい未来に幸多からんと祈ります。立派な植物学者になってください!素敵な出会いをありがとう、また木の話、しようね!




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