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先日、長崎県雲仙市で『ながさき第33回全国育樹祭』が開催されたという新聞記事を目にしました。時の経つのは早いものです。昨年の今頃は、松山市が育樹祭の舞台で、1年も前から業界は右へ左への大騒動でした。もっとも、私達はそのお陰で、いろいろ他の業界の方にも大きな顔をして木材のPRに便乗できましたのでとてもありがたかったのですが、県の職員の方々など大変なご苦労だったようで・・・。
昨年の式典は、20年10月26日に愛媛県武道館で開催され、愛媛木材青年協議会のブースと一緒弊社もブース出展させていただきました。まだこのホームページが出来る前だったので、その様子は『愛媛木材青年協議会』のホームページで紹介させていただきました。今年は少し早めの開催(昨年が遅め?)だったようです。
式典が終わってみれば、「兵どもが夢の跡」が愛媛のあちこちに。こういう全国規模の事業というのは、功罪併せ持つものです。税金を使うわけですから、実のある物でなければならないと思います。規模が規模だけに多額のお金が動く事になりますが、そうなるとそこに大人の理屈や事情という物も発生し、いろいろと難しいところもあるのだと思います・・・。それよりも前向きに『功』の部分を考えるべきです。まず、県内全域に『育樹祭』の旋風が吹き起こり、その冠を付けるだけで堂々と木材の話やPRが出来たことはありがたかったし、テレビやラジオ、新聞でこれほど『木材』の言葉が踊ったことも過去に例がないでしょう。全国に先駆けて実施された【森林環境税】も繰り返し繰り返し報道され、森に興味のない人でもさすがに耳に残ったことでしょう。更に公共の場所の至る所に、『育樹祭』の焼印の入ったベンチが設置され、今でも利用されています。
個人で出来ることには限界があります。不平不満を言えばキリがありません。出来る事を出来る範囲で地道に実行していくしかないのだと思います。ちょうど【森のかけら】にデザインという要素が加わった時期でもあり、あの当時は自社のホームページを製作するのに躍起になっていました。その2ヵ月後からこのブログも始め、日々の思いを綴り思い返せば短いような長い1年でした。次に愛媛県の『育樹祭』が廻って来る時には、私も現役ではないと思います。そう考えれば、いい時期に貴重な体験をさせていただいたと思っています。
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