森のかけら | 大五木材


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20091001 宮内伊予柑2弊社のある辺りは、『宮内伊予柑』発祥の地で、柑橘栽培が盛んな地域です。一口に柑橘といっても多くの種類があります。私は柑橘の栽培などした事のない門外漢なので詳しくは分かりませんが、県外の方は愛媛というと誰でもミカンに詳しいと思われているようです。まあ、私達も香川といえば毎日うどんを食べている、高知の人は誰でも酒豪という安易なイメージでいますから(失礼!)、そう思われても仕方ありません。しかし、縁あって折角発祥の地の近くで商売させていただいているのですから、少しは柑橘の事も知っておきたいと思い、地元の会合などで農家の方からいろいろ教えていただくのですが、実体験のない事は右から左に抜けていきます、スミマセン・・・。

 

そもそも物の本によると、伊予柑(いよかん)とは明治19年に発見されてから昭和5年に伊予柑として登録され、昭和30年に愛媛県松山市平田町(弊社のある町です!)で選別されたものが今の宮内伊予柑となり、今では全国の80%以上を愛媛県で栽培されるようになったという事です。もともと伊予柑は山口県萩で発見されたものを松山に持ち帰って栽培を始めたようですが、平田町の宮内義正氏が発見した伊予柑の枝変わりが「宮内伊予柑」となったという事です。以前の伊予柑に比べると20日ほど早く熟し、皮が薄く実の付きがよく、成りも良いため、栽培も盛んになったようです。この辺りは宮内姓が非常に多く、下の名前で呼ばないと誰だか分かりません。すぐ近くのJAの敷地にも、『宮内伊予柑発祥の地』という石碑が建っています。

20090811 みかん玉L仕事や木青連の関係で県外の方が来社される機会が多いのですが、あまりに自分が伊予柑や松山の事に無知なので恥ずかしく思い、少しは地元の事も胸を張って喋れるようにと思い、最近少しずつ勉強をしています。地元のためというような高尚な理念ではなく、無知が恥ずかしいという自分勝手な理由が情けないところですが。道後温泉の事も、以前は近くて遠い観光地として異次元の存在でしたが、【湯玉ハガキ】を製造させていただいてからは、この間のシルバーウイークではお客さんの入りはどうだったろうかとか、雨が少ないと影響が出ないだろうかとか妙に気になりようになりました。県外から来られたお客さんにも、道後温泉本館まで何度も案内させていただきました。そしたら贔屓なもので、少しは道後の歴史も語らねばと(馬鹿なサービス精神で)調べたりするようになりました。ミカンについても、【森のかけら】や【みかん玉】で材(幹)を使うようになってから急に『宮内伊予柑』を意識するようになりました。

20090927 伊予柑②先日、ある会合の後で近所の蜜柑農家の方のミカン畑を見させていただく機会がありました。数年前に開発された『紅マドンナ』という品種に積極的に取り組まれている竹内さんです。この辺りはなだらかな丘陵で柑橘栽培をされているので、上から下にくだっていく形で栽培されています。その中を収穫したミカンを運ぶモノレールが通っています。そのレール沿いだけには木が植えられてないので、レールに沿って『伊予柑の森』を腰をかがめながらくぐって行きます。なんだか『となりのトトロ』に出で来る『葉っぱのトンネル』のようでワクワクします。この辺りに植えられているのが『宮内伊予柑』だそうです。「どう?紅マドンナとはだいぶ違うよね~」と言われても、その差がなかなか分かりません・・・。この仕事を始めた頃、杉も桧も分からなかったあの頃の心境です。何回ぐらい通えば分かってくるのでしょうか、おっと血迷いそうです!

まだまだ(伊予柑も私も)青いです。明日に続きます!




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