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羽を畳むとヒンジの部分はこういう形になります。池内君から面白いことをしてみました、と聞いてはいましたが想像以上に出来栄えにお客さんも大満足していただきました!通常はお二人暮らしなので、羽を畳んで使われるのですが、友人の方とかが来られた時にこの羽が活躍するようです。跳ね上げ式の構造についてはお客さん自身もいろいろ考えがあったのですが、やはりプロの仕事は違うとお褒めの言葉までいただきました。 |
| リコーのGRデジカメに代えてから、ほぼ目視通りの色合いが再現できるようになって、とても満足しています。このバタフライ・テーブルも画像を見ていただいても分かる通り、かなり濃いこげ茶~黒味系のブラック・ウォールナットを使っています。しかし決して全ての材がこれほど濃淡が揃っているわけではありません。ちょうどブラック・ウォールナットの梱包が入荷しました。右の画像のように長さと厚みを揃えた挽き材が入荷して、そこから必要な材サイズの部材を木取りします。中には白太や淡い色合いの物もあります。 | ![]() |
| 弊社の場合は、家具や内装材の原材料に使うか、何枚かごとのバラ売りが主流なので、これぐらいの梱包が1つ入荷すると全て掃けるのに数ヶ月かかります。以前は木工所さんも梱包買いしてもらう所もありましたが、今はなるべく在庫負担を減らす傾向が強く、必要な量を必要な時期にという方ばかりになりました。梱包を右左で売れば足は速いのでしょうが、私はなるべく入荷した物は手を掛けて売りたい(自分でたっぷりと楽しんで売りたい?)性分なので、バラ売りが合っています。材を骨までしゃぶって使い切るには、まずその素材をよく知ることが重要です。そしていかに多くの調理法と販売チャンネルを持っているかだと思います。家具や内装材から始まって、端材を【森のかけら】関連商品に利用して、最終的には『ちょこっと端材』コーナーにお目見えします。さあ、今回の梱包はどれぐらいで売り切れるのでしょうか。 | ![]() |
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なにやら両端に変なデザインのような物があるのが分かるでしょうか。ここがミソです。その鍵爪のような部分のアップ画像がこちらです。木製のヒンジ(蝶番)です!この画像の色合いが実際の色合いにかなり忠実です。ブラック・ウォールナットにも色合いの濃淡でかなり差があります。「チョコレート色のグラデーション」と形容される、こげ茶色と黒っぽい縞模様の入ったモノが一般的に想像されるブラック・ウォールナットだと思いますが、それとは別にやや赤味を帯びた紫褐色系の強い淡白な印象のモノもあります。木の素性が良くて節も少ないのは後者の方なのですが、私は個人的には木目も激しく荒々しい、節も大きく癖の強い前者の方が好きです。これは好みの問題ですから、それが良い悪しではありませんが、扱う材に人間が似てくるのか、人間の正確に材が似てくるのか・・・。弊社で仕入れるブラック・ウォールナットは圧倒的に癖の強い濃いタイプです。 |
先週の日曜日に松山市の消防団操法大会があり、私も消防団の端くれとして参加してきました。残念ながら会場の勝岡のグラウンドは当日は昨晩からの雨も残り、朝の段階で既に田んぼ状態・・・。松山市消防局の職員の皆さんが一生懸命に溜まった水を掻き出してはいただきますが、雨も降り続いております。我々は各分団毎にテントや椅子の設営作業です。こういう大きなイベントはたくさんの方々が関わっていて大人の事情も絡んでいますので、少々の雨でも簡単に中止には出来ませんが、「現場」は辛いところです。
我々団員には松山市消防団のネーム入りの合羽をあてがっていただきありがたいことです。例年暑い記憶しかありませんでしたが、今年は雨中の作業でやや肌寒さがありました。オレンジの合羽を着られているのが消防局の皆さんですが、キビキビとした無駄の無い動きで作業にあたられて本当に頭が下がります。火災現場にこちらの都合はありませんから、いかなる場面にでも対応出来るように日頃から厳しい訓練を受けているのでしょうが、大変な尊い仕事だと思います。
消防団に入られていない方には、「操法(そうほう)大会」って何?という感じだと思います。噂には聞いていましたが、私も数年前に初めて見たときは衝撃を受けました!そもそも消防操法というのは、消防職員や消防団の訓練の一つで、基本的な操作の習得を目指すための手順・段取りを実際の火災現場に見立てて演じるものですが、規律や動作の正確さや綺麗さ、スピーを競い合う競技となっていて、市大会に始まり県大会、全国大会までが行われる裾野の広い全国的な消防競技なのです。
競技には小型可搬ポンプ操法と、ポンプ車操法の2つに分かれています。全国の消防団員の数は減少傾向にあるらしいのですが、松山市は増加しているという珍しい地域で、県外からの視察も多いという話をされていましたが、松山の消防団は市町村合併で分団数も増え、持ち回りで出場枠が与えられます。今年はわが潮見分団には小型可搬ポンプ操法の枠が回ってきました。選手として出場される方は、大会の数ヶ月前より厳しい訓練に臨まれます。潮見分団でもナイターで訓練がありましたが、身近で見ると緊張感が伝わります!
競技も後半に入ると足元は更に泥沼化して、選手の皆さんの足元を苦しめます。午後も過ぎてからようやく雨も上がりましたが、選手の皆さんはドロドロ。競技の激しさを物語っております。潮見分団の選手の皆さん大健闘で、なんと4位に入賞!(小型可搬ポンプ操法の部)上位3チームは、旧北条市の分団ですから、旧の松山市で考えれば1位という素晴らしい成績でした!消防局の職員の中には若い女性の方もいらっしゃいますが、ズボンが泥に汚れまくるのも一切厭わず無心に走り回られる姿を見て、夢中になる事の出来る「仕事のやりがい」という物は何だろうかと考えさせられました。ただお金のためではなく、ただノルマのためではなく、今の自分が夢中になることが出来るもの、それに出会えたことは何物にもかえ難い素晴らしい事だと思います。若者が毅然と働く姿に感動を覚えるのは歳のせいばかりでなないでしょう。
さて、日本人が頭をひねって命名した『南洋桜』とは無理矢理のこじつけで、桜のような滑らかさとも色合いとも違うのですが、憧れの桜に置き換えて説明したいという意気込みでしょうか。結果的には、それが行き過ぎて別名や別称が氾濫してしまう事になるのですが・・・。モアビは大径木である分癖も少なく材が素直で、全体的に色合いも均質で、虫にも強い特徴があり、更に当時は値段も手頃だったのでとても重宝されました。私も随分お世話になりました。
ただし、モアビを削ったことのある人は誰でも経験があると思うのですが、何も知らずに普通にこの木削るととんでもない事になります!切削すると粉塵が粘膜を激しく刺激し、その痛みと痒さといったら尋常ではありません!鼻の奥と目が痛痒くなり、朝に加工すると昼頃までむず痒さが残るほどです。マスクにタオルなどの重装備で臨みますが、粉塵が細かいので隙間から進入してきて『モアビ・ハザード』の餌食となるのです!ただではその身を削らせないぞという『不屈のライオン魂』が宿っているのでしょうか。
まあ、相手は体を刃物で削られるのですから、これぐらいの抵抗があって当然と言えば当然。粉塵が粘膜を攻撃する木はアフリカや中南米に多いのですが、中でもモアビは間違いなく横綱級です!また、シリカを含むため、導管に詰まったシリカが時々白い斑点のように現れ、いくら説明してもクレームになり取り替えさせられた事もありました。今ならもちょっとうまく説明できると思うのですが、なにぶん当時は知識もなく、言われるがまま・・・。残念ながら今は説明しようにも、モアビそのものがこの辺りでは見かけることが出来なくなりました。あれほど倉庫に積みあがっていたモアビもほとんどなくなってしまいました。人は世に連れ、材は世に連れ。樹種の変換は時代の必定、かつてあれほど人気を博したモアビもすっかり声が掛からなくなってしまいました。そうなると製材所も原木を入れなくなり、材も集まりにくくなります。そうなると妙にあの『モアビ・ハザード』ですらも懐かしく思えてくるのですから人間身勝手なものです。
時にモアビには複雑な縞模様も出たりするので、カウンターや家具に使っても面白みはあるのですが、なにしろ重たい!テーブルサイズの1枚板などになるとゾッとするような重量になります。左の画像の手前部分は、オイルのクリアー塗装した状態です。濃い赤褐色になり存在感が増します。私にとって『身近だった木』になってしまいつつあるのは非常に寂しいのですが、サッカーなどで「カメルーン」と聞くと、条件反射でモアビの事が頭に浮かびます。中津江村のあのモアビは大きく成長したでしょうか。
★今日のかけら・227 【モアビ】 Moabi アカテツ科・広葉樹・アフリカ産
2002年の日韓ワールドカップでは、大分県中津江村にキャンプした「不屈のライオン」ことカメルーン・チームは残念ながら1次リーグで敗退したものの、村長や村民との心温まる交流のエピソードは一服の清涼剤のごとき爽やかな話題をふりまきました。大会終了後、チームはアフリカに帰国するのですが、それからしばらくして中津江村に1つの国際郵便が届きました。それは、カメルーンのサッカーチームからの物で、箱の中には1本の小さな苗木が入っていました。そこには手紙が添えられていて、母国カメルーンの木を友情の証として贈るので、中津江村に植えて欲しいという物でした。その苗木が『モアビ』だったのです。この事を始めて知った時鳥肌が立つような興奮を覚えました。この話は随分昔にテレビでも報道されたのですが、その苗木がモアビであるという事には全くスポットは当たっていませんでした。
ただ簡単にモアビという木でしたとしか触れられていませんでした(当然でしょう)。しかし、私はそれを聞き漏らしませんでした。「何、モアビだって?!」それまで漠然とモアビといえばアフリカの木としか考えたこともありませんでしたが、それがカメルーンにたくさん分布する木であったという事、カメルーンの人たちが友情の証に母国の木を選んだこと、そしてそれが慣れ親しんだモアビであった事などが一気に交錯して、それまで特別な思い入れもなかったモアビに特別な感情が生まれたのです。
実は、この辺りではモアビはよく使われていて、私が入社した当時から敷居といえばモアビが定番でした。和風の家であれば桧でしたが、桧は柔らかく磨耗しやすいので、硬めの木という事でモアビが使われていました。磨耗に強く硬くて、最大樹高が60mにも達する大径木なので、長尺ものや幅の広い材が容易に取れるという点が好まれたのでしょう。大工さんの間では『南洋桜』という愛称で取引されていました。このモアビ、硬い分だけ重たくて、よく運んでいる時に指を挟んだり、足に落として痛い思いもしました。
磨耗に強いという特徴を活かして、一時期は桧の集成材の敷居の溝に埋めて敷居すべりにも利用されていました。桧造りの白っぽい空間の足元にポツンと赤褐色の木が入る光景が松山周辺では当たり前のものでした。最近では原木が入手しにくくなった事や価格の事もあって、敷居すべりももっと色目の薄い硬木(ニヤトーなど)に変わってきましたが。この『南洋桜』という言い回しも何とも言えませんが、原木が入荷した当時馴染みのないこの木を何とか売ろうという材木屋の意気込みと工夫は感じられます。更に明日に続く。
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