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生憎の雨の中、「住み継ぐ家」展示会は始まりました。雨だとどうしても来場者が減ってしまうものですが、むしろそれでも敢えて来ていただく熱心な方が集まりますので、通常にもまして余計コアな展示会になる予感がありました。果たして・・・やはり長時間滞在していただき、熱心に話を聴いていただく方が続出。午後からは雨も上がり、3時頃には室内が人で溢れかえりました。いつも智子さんの展示会で驚かされるのは、以前に建築されたOB施主さんのご家族がたくさん来ていただける事です。
それだけ家造りに対する意識が高いのだと思います。どれどれ、今回はどれだけ腕を振るわれたのか見てみよう、という感覚なのでしょうが、これだけOB施主さんが多いのは通常考えられません。引渡し後も設計士と施主の良好な関係が続いていることの証でもあります。いやいや、智子さんの施主さんとの関係は、設計士と施主の関係を遥かに凌駕しています。傍から見ていると旧知の友達の関係のようなのですが、実際には知り合って数ヶ月とか、そういう事もしばしば。それぐらい互いの感覚が似ているのだと思います。
智子さんの(突き抜けたような)ブログや嗜好、(常人では思い付かないであろう)センスやライフスタイルに共感する(あくまで褒め言葉です!)方が集まるのですから、入り口を探したり、共通言語を模索する間もなく、出会って瞬間的にフレンドリーになって楽しい家造りが進んでいくんでしょう。OB施主さんが再び来られるのは、私のセンス間違ってないよね、と智子さんとの感覚の擬似性やその絆やを確認する作業のひとつなのかもしれません。もはや教祖の領域に近付いているのかも?カルトにだけはならないように~!
私は12日はどうしても都合がつかないので、初日だけの参加で申し訳ないのですが、多くの皆さんとお話しすることが出来ました。完成後にお邪魔するのは初めてでしたが、そこには工事中に見た光景とは全く別の姿がありました。いつものトコモ色でありながらも、いつもとは少し違う不思議な感覚。60数年もの時を刻んできた古き思い出と、新たな息吹が優しく共存する、どこか懐かしくてどこか新鮮な空気が漂う愛おしくなる家でした。濃密な空間を数回にわたってご紹介させていただきます。
★「住み継ぐ家」展示会の様子は、モンステラ デザインコードの宮内さんがYou tubeにアップしていただいています。イシムラトモコ建築設計の智子さん、トーヨーキッチンの長棟さんと合わせて私も少しだけ喋らせていただいております。笑いがなくて申し訳ないのですが、もっともっとトーク勉強せねばと反省・・・!恐いもの見たさの方はご覧下さい。
数日前、夜明け前に少しだけ雨が降った事があったのですが、朝事務所に行く頃にはすっかり止んでいたのですが、会社の敷地に綺麗な雨の仕切りが出来ていました。敷地をふたつに分断する雨に濡れたラインの見事な事!ここからこっちで雨が降って、そちら側は降らなかったという「自然の境界線」が出来上がっていました。こんなにくっきりと雨の境界線を見たのは初めてでした。雨が上がった直後で、寒かったのであまり蒸発しなかったからかもしれません。意味もなくなんだか得した気分になりました。その雨が次第にあられに変わるほど、この辺りも寒くなって参りました。もう猛暑の頃の皮膚感覚が残っていません。 この程度の寒さで震えていたら、雪国の方にしたらふざけるな!という感じなのでしょうが、やはりこれは「慣れ」ですから・・・。
先日、久万高原町で初雪が観測されたようですが、昨年の大雪の再来があるのでしょうか・・・。以前、北海道から愛媛に転勤されて来た方は、「北海道より愛媛の方が寒い!」と言われていましたが、勿論屋外の温度ではなく、室内の体感温度です。北海道では家全体を暖めるらしいので、冬でも室内はTシャツで過ごせるほど温かい(本当かしら?)らしいのですが、愛媛ではなまじ外が中途半端に暖かいので(北海道の感覚からすると)、部分的な暖房しかしないので家の中が寒いというのです。
私は実際に冬の北海道で長期間過ごした事もないので、それが本当かどうかは分かりませんが、理屈は分かります。松山市内でも最近の家は、ペアガラスも標準設備になるんど気密性が高くなっているので、寒い・暖かいも、その人が体験してきた体感の歴史によって、かなり差があると思います。愛媛木青協の会員でもある大成郁生君(サンシン暖炉)の扱う「薪ストーブ」が図面に入った現場もよく見かけるようになりましたが、年々薪ストーブの人気も高まっているようです。羨ましい・・・
明日見学会のイシムラトモコ建築設計『住み継ぐ家』の場所は、うちの会社とは松山市の対角線の両端にあたるほど離れています。天気予報では、明日も結構温度が下がるとの事ですが、恐らく体感温度で2,3度くらい違うのではないでしょうか。その寒気も吹っ飛ばすほどの大勢のお客様の来場をお待ちしております!私の方から声は掛けると鬱陶しく思われるので、木にとってもご興味のある方で、マニアックな長話も根気よく聴いてやろうという奇特で心の広い方のみ、お声を掛けて下さい!新たな暖かい出会いを期待しております。
今週末は、私にとって大切なふたつのイベントが控えています。1つは、『はたらく石』ことオフィス・イシムラトモコ建築設計の石村智子さんが設計した、松山市平井町の『住み継ぐ家』の展示会です。「この家が好きだから・・・」というシンプルな理由で、祖父母が暮らした古民家に住み継ぐ事を決意された施主さんの言葉に感銘を受けた石村智子さんが大胆にリノベーションされました。今回は11日、12日の2日間とも一般に公開される見学会という事で、私も微力ながら11日にお手伝いに伺わせていただく予定です。
今回は、チークのフローリング、カランタスのパネリング、ブラック・ウオールナットの框や地板などを納品させていただきました。工事中は何度か現場に伺わせていたのですが、完成後に伺うのは11日が初めてとなりますので、私自身も楽しみにしているところです。いつも通り、微に入り細に入りトモコ流のこだわりが散りばめられています。詳細については、後日このブログでもアップさせていただきますが、気になる方はトモちゃんのブログ『はたらく石』をご覧のうえ、是非11日に当日現場会場にお越し下さい。
そしてもうひとつが、『えほんの店 コッコ・サン松山店』のオープニング・セレモニー。こちらは、12日の10時に開店予定です。場所は松山市内三津の久万銘木㈱さんの敷地内(旧第一倉庫)です。以前資材倉庫であった場所を大改装して、えほんの店に生まれ変わりました。もともと『コッコ・サン』は、高知県高知市内で白土工務店さんの事務所と併設して営業されていらっしゃいますが、家造りとセットで松山にも出店されることになりました。お店そのものが住宅展示用としての顔も持っています。開放的な倉庫に出来上がったお店の中には様々な木が溢れています。その圧倒的な存在感は、驚かれ事受けあい!途中の工程は以前にアップさせていただきましたが、白土棟梁の飽くなき冒険心と遊び心で開店ギリギリまで工事が続き、こちらも完成後初めて伺う事になるので非常に楽しみです!
今まで見たこともない絵本屋さんになっている事と思います。いつも家内と一緒に読みきかせや木の玉プールなどのイベントで楽しい「おはなし会」を繰り広げているえっちゃんが、松山店の店長として就任しました。お店の内装が出来上がっていく工程は、その『えっちゃんブログ』に詳しいので是非ご覧になって、実物も観に来てください。当日は開店記念のプレゼントもご用意されているようです。両イベントとも主役はいずれも女性、後々語り継がれていくような記憶に残るイベントになる予感がしております!
NHHの大河ドラマ「龍馬伝」が遂に放送終了となりました。最終回には、愛媛県知事選の速報が流れるなど、別の意味でも話題になりましたが。坂本龍馬人気は全国区ですが、その恩恵を受けて四国にも注目が集まったのはありがたい事です。また、「坂の上の雲」の第二部も始まりましたので、まだまだ四国の勢い衰えずといきたいところです。さすがはNHK、その影響力かどうか最近のこのホームページの検索も「坂の上の雲」関連のキーワードが猛烈に増えております。
一過性のブームで終わってしまっては仕方がありませんので、そこを窓口として後はどれくらいこちらに足を踏み入れていただくかという事だと思います。ただ観光客が増えたとか、売り上げが上がった事に一喜一憂してばかりもいられませんが、日々の積み重ねが生み出す「数の力」は偉大でもあります。お世話になっている『えひめイズム』さんも先日、晴れて1周年を迎えました。たまたま夜中に店舗前を通りかかると当然店は閉まっていましたが、周辺の街路樹が電飾で鮮やかに輝いておりました。
このあたりもこの数年で整備され随分と整然と綺麗になりました。昨年の12月6日に『えひめイズム』がオープンする前はこの大きな建物が閑散としていましたが、1年間で延べ9万人もの来場者があったという事ですからその影響力は大きなものがあります。展示商品も松山市内だけにとどまらず、東中南予から幅広く集約され、現在では600種に近い数の商品が展示されているという事です。やはり飲食関係は根強く、販売数量も多いようですが、木製品も展示していただいているお陰で少しずつ認知されるようになってきました。
『えひめイズム』では1周年の記念イベントも開催されています。端材から作るという基本コンセプトの【森のかけら】は、大量販売を目的とはしておりませんが、多くの方の目に触れる機会を与えていただける事はとてもありがたいです。テレビドラマの入口から入って来られた観光客の皆さんにも、是非足を運んでいただきたいし、森や木の楽しみの深淵ものぞいていただければと思います。まだまだPR不足なのですが、『坂の上の雲』にちなんだ、『坂の上の5かけら』も販売しております。『子規の5かけら』と合わせてお楽しみ下さい!
また『龍馬伝』にちなんだ『龍馬の5かけら』もあります。龍馬を演じた福山雅治さんですが、若かりし頃に、都内の材木屋さんで住み込みで働いていたというのは知る人ぞ知る話です。世の中ご縁はどこに潜んでいるやら分かりません!是非いつか福山さんには、昔取った杵柄(きねづか)で、木材屋が舞台のドラマの主人公を演じていただきたいものです!当時は、そこの娘さんと結婚して材木屋になるのもいいかなと思っていたなんて述懐もされていましたので。その際には、当然福山さんの机の上にはさり気なく『龍馬の5かけら』が転がってないとまずいでしょう。
本日は冒頭から映画「ワイルドバンチ」の話ですが、久し振りに映画館で「映画」を観ました!こういうのを、「映画を観た」っていうんだと思いました。この作品は1969年日本公開で、今から40数年前のもので、今までにもビデオやDVDで何度も何度も繰り返し観てきましたが、映画館で観るのは今回が初めてでした。3D全盛の現在にあって、生身の人間が文字通り泥臭く演じる映画がむしろ新鮮に映るし、なによりも突然に人が空を飛んだり消えたりしない安心感があります!
40数年の時間がまったく色褪せていない奇跡のような作品です。意外だったのは、前編これほどけたたましい音楽が流れていた事と、どアップで映る俳優達の表情の素晴らしさ!映画館の大音響、大空間で観てこその発見でした。どれほど汚らしい格好をしようとも、溢れ出てくるスターの体臭とでもいうべき貫禄が伝わってきます。メキシコが主な舞台という事で、前編砂塵と埃と汗が全開のギトギトとしたむせ返るような暑苦しい映像なのですが、何でしょう、この埃と汗にまみれて何日も何日も洗濯もしていないような汚らしい服を身にまとった髭面の汚らしいオヤジ達の格好の良さは!たまたま身内が出したオーディションに受かって俳優やってま~す、などという軽いノリでは決してありません。「職業=俳優」という事を誇りを持って、楽しみながら演じているように見えるのです。
あのアーネスト・ボーグナインですら、頼り甲斐のあるガンマンに見えるではありませんか。初老のガンマン達を演じた大好きなウイリアム・ホールデン、ベン・ジョンソン、ウォーレン・オーツは、そこに居るだけで画になる風格。ガチガチに骨ばった男のドラマ、格好良すぎでしょう!しかしペキンパーは彼らに、かつての颯爽とした西部劇のスター達のような立ち振る舞いを与える事はありません。なにせ存在そのものが強盗団という事だからお金に汚く、いつも酒をあおり、くだらない事で仲間を罵り、平気で人を殺すならず者達なのです。威厳も正義のなく、ただ自分のためにだけ生きてきた彼らが最後に人間性を取り戻す場所、それが「死のダンス」とも言われるラストの大殺戮シーンになり、そこで皮肉にも他人のために次々に人を撃ち殺して、最後には全員死んでしまうので。しかも西部劇ではタブーのマシンガンの連射ですから掟破りも甚だしい。
当時としてはかなり衝撃的な内容だったと思います。作品の製作された時代は、ハリウッドでも西部劇の斜陽が叫ばれていて、フロンティア・スピリットの象徴でもあった勇猛壮大な西部劇のカタルシスももはや時代遅れとなり、白人VSインディアンの単純明快な対立構造に観客も喜ばなくなっていたのです。そんな中にあって、西部劇を撮りたくてたまらなかったペキンパーが時代に抗うように撮ったのが、この異端の西部劇「ワイルドバンチ」であったのです。後世の歴史は、この作品を西部劇終焉の象徴と捉えていますが、その後この作品は多くの作家に影響を与えました。今では決して企画の通る事のない映画でしょう。
特に最後の大一番に向かって4人が無言で歩き出し、その異様な殺気に人が道を開けるシーンは鳥肌モノですが、これなどは相当に多くの作品にインスパイアされていると思います。壮絶な大殺戮シーンなどは今観てもその迫力には震えるほどの臨場感があります。むやみやたらと人を撃ち殺す暴力描写は当時、非難されたという事ですが、ペキンパーが撃っていたのは、過去の遺産と化した古きハリウッドのシステムやルーティンだったのかもしれません。戦う事を放棄したハリウッドの映画界にくらわした一撃こそが、理屈抜きの最後の蛮勇賛美「ワイルドバンチ」だったのではないでしょうか。
翻って我が身を考えれば、プレカットの登場以後、建築資材流通における構造そのものが大きく様変わりし、時代の波に乗り損ねたり、抗う事を諦めた多くの仲間が会社を閉めていきました。もはや過去のルールや掟が通用しなくなった時代において、ワイルドバンチ達のように徒花として壮絶に散っていくか、あるいは別の鉢で別の花を咲かせるか、そろそろ最後の選択をしなければなりません。映画ではワイルドバンチ達がくだらない事で延々と笑い続ける場面が多く登場しました。昔はその演出の意味がよく分かりませんでしたが、歳を重ねてきて何だか少し理解出来るようになりました。彼らも本当は、忍び寄る時代の時代のうねりを銃ではなく仲間と馬鹿笑いして過ごしたかったのかもしれません。私も彼らのように散ってしまわないように、そして気の置けない仲間と楽しく酒を飲み笑い続けられるように頑張らねばなりません。
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