森のかけら | 大五木材


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20110803 ブビンガに汗、滴りて・・・①本日も暑い一日でしたが、張り切って仕事に励んでおります!今日は長期在庫のブビンガの板を荒削りしました。いくら乾燥した材でも、倉庫の隅で埃を被って汚れていては、なかなか「明るい場所」には出してもらえません。しっかりと誰かの役に立つモノに変わるためにも、まずは素顔を見ていただかねばなりません。当然、最終的には削って仕上げるわけですが、ここでザックリ汚れを落とす荒加工をしておきます。上品な柾目のブビンガです。

 

20110803 ブビンガに汗、滴りて・・・②プレーナーでひと削りすると、長年倉庫の中で積もりに積もった埃が一気に吹っ飛び、何十年ぶりに元の顔が現われます。この状態でサイズ取りをして、番号を付けて倉庫に陳列するわけですが、生地のままでは最終的な塗装後(あくまで植物性油)の具合が分かりにくいモノ、敢えてそこを見せておきたい材については、ここで試し塗りする事もあります。その際には、塗料をしっかり浸透させるためにも部分的にサンダーで磨きます。

 

20110803 ブビンガに汗、滴りて・・・③プレーナーで荒削りしてからは私の出番。どの木をどこでカットして、どれを見せ板(塗装するか)にするか、そしてどれに幾らの値段を付けるかを考えます。それが終わると1枚ずつ写真を撮ってから倉庫に立てますので、なるべく倉庫の入口付近で作業します。板に対峙し、サンダーを掛けていると、まだ塗料の瓶の蓋も開けていないのに、深紅のブビンガの板の上にポタポタト雫が・・・!そう、額から頬から吹き出た汗が顎を伝って材の上に滑り落ちているのです。

 

20110803 ブビンガに汗、滴りて・・・④ただの水ならそうでもないのですが、濃い塩分を含んだ汗がカラカラに乾いた落ちるわけです。材は一瞬で水分を吸収してその分だけ膨張します。まだ針葉樹に比べたら、膨張の程度は緩やかですが・・・。直後はサンダーで磨いてもなかなか落とせません。それを何とかしようと焦れば焦るほど、汗が吹き出てきて更にボタボタと無数の水滴が!そうでなくとも倉庫内は超大型サウナと化していますので、滝のように汗は吹き出てきます。こうなると、汗を落としているのか、仕上げているのか分からなくなります。それでも作業は続くのです・・・。




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