森のかけら | 大五木材


当ブログに記載の商品の料金、デザインは掲載当時のものであり、
予告無く変更になる場合がございます。
現在の商品に関しまして、お電話、又はオンラインショップをご覧ください。

20110805 ブビンガからの脱出!①一昨日ブビンガの材の事をアップしましたが、長期間在庫しておいた物を動かすと、思いもよらぬ「おまけ」が付いてくる事があります。こちらのブビンガを引っ張り出した時にも、ちょっとした騒動がありました。以前に、耳付の板に産み付けられた虫の幼虫を餌にする「黒い蜂」が多く飛んでいるという事をアップしましたが、餌に不自由することなく、雨露もしのげる差し掛けの屋根下を、「終の棲家」と決め込んだ蜂たちがたくさんいます。奥の方の滅多に動かさない材を引っ張り出したりすると・・・。

20110805 ブビンガからの脱出!②一斉に親蜂たちがリフトの人間目がけて飛び出してきます!それが小さな蜂だけならまだしも、時々大きなスズメバチまでお宿にされているようで、十数匹のスズメバチが向かってくると、さすがに身の危険を感じてエンジンを止め退避!蜂の方も、宿の権利が誰にあるのか分かっているらしく(?)、強制撤去されるのを恐れて、実力行使にまでは及んできませんが、さすがにススメバチともなると、こちらも命に関わる恐れがありますので、やんわり撤去勧告を突きつけます。よく板を見ると、材の隙間にニッチハウス(巣)が出来ていて、大家族を形成されている事もあります。虫に罪はありませんが、仕方ありません。なるべく被害を最小限に抑え、出て行ってもらいます。しばらくは飛び回っていますが、やがて諦めてどこかへ飛んでいってしまいます。さあ、蜂がいなくなったと思って材を木取りしていたら、ブビンガの板の白太部分に親指大の大きな穴がポツ、ポツ、ポツ・・・と!

20110805 ブビンガからの脱出!③穴をよく観察すると、かなり奥まで続いています。しかも木粉が下に落ちている所もあり、最近の仕事かもしれません。どうやら中でつながっているようです。どうせ腐りが入って使いものにならないダメージの白太なので、カットして破棄するつもりでいましたが、映画「大脱走」並みの見事なトンネル堀りの技術に、ちょっと感動を覚えました。う~ん、バッサリ切って捨ててしまうにはあまりにモッタイナイ!穴の中の捜索はまだ行われてないので、蜂が出るのか、カミキリ虫が出るのか、はたまた未知の生物が出るのか分かりません・・・。

20110805 ブビンガからの脱出!④もしかしたらこの穴の先が誰かの脳内に続いていたらなんて『マルコビッチの穴』のような事もふと考えたりしました。人間に家を作るために、虫の家を壊すのは不条理な事ですが、感傷だけで生きていけないのも事実。ならばせめて、苦労して作りあげた住みかを壊さずに、何とか別の形として利用できないものだろうかと考えたのが、例の「第五惑星シウリ」とかだったわけです。しかし、常識の壁は高く、はね返されます。しかし、遊び心が無くては生きられない、遊び心がなくては生きる資格がない!もっと突き抜けないと駄目なのかっ?!




オンラインショップ お問い合わせ

Archive

Calendar

2011年8月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  
Scroll Up