森のかけら | 大五木材


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ここ数日で急に寒さが厳しくなり、赤や黄色に色づいた葉もすっかり落ちてしまいました。松山市内の平和通を黄金一色に染め抜いたイチョウ並木の黄葉も、今は銀杏吹雪となって道路や路側帯を黄色に塗り替えています。「モッタイナイ」から【森のかけら】を生み出した主としては、ここを通るたびにこの大量の銀杏の落ち葉を見ると心が痛むのです・・・何かに使えないものか?平和通だけではなく、街路樹に銀杏が植えてある所は多いのですが、その落ち葉を集めればどれほど多くの「材料」となることか!そもそもイチョウは、成長が早く、乾燥や病害虫、亜硫酸ガスにも強く、耐寒性もあり、更にその黄葉の美しさから全国各地で街路樹として植えられています。ある統計では、全国でおよそ50万本近くのイチョウが街路樹として植えられているとか。街路樹の樹種別ランキングでも堂々の第一位(約1割強!それを全部集めたとしたら・・・?

県木(都木、府木)が イチョウであるのは、東京と大阪、神奈川。緑の少ない大都市ほど街中に小さな森を植えているという事でしょうか。雌のイチョウは、実の重みで樹形が乱れるので雄のイチョウが植えられる事が多いそうですが、この時期結構な数の人が平和通りでビニール片手に銀杏を拾われている光景を目にします。ここの雄雌の割合はいかほどなのでしょうか?市役所とかできちんと管理までしているものなんでしょうか?ベテランの方はどれが雄でどれが雌か当然分かってらっしゃるんでしょうね。

城作りの名人と謳われた加藤清正が築城した名城・熊本城は、「銀杏城」の別名も持っているとか。それは、本丸の前に2本の大きな銀杏の木を植えた事が由来とされていますが、熊本(隈本)はその昔、加藤清正と小西行長が二分して統治していましたが、小西行長の死後、熊本に改められ加藤清正が独りで統治する事となったそうなので、二裂した銀杏の葉の形が意味深なメッセージではないのかとも・・・。なにしろイチョウの花言葉は「愛の復活」。裂けたモノが1つになる事に由来していますから。

さて話を戻しますが、この葉にはフラボノイドなどの成分が含まれていて、老化防止作用や抗アレルギー作用、抗喘息作用などがあり、漢方薬などにも使われるそうですが、葉の調剤は抗擬血薬などと相互作用を起こすこともあるから素人が手を出すのは危険です。まあ薬の世界は無理ですが、イチョウの葉の煎茶もあるそうですし、これだけ鮮やかな色を何とか生かせないかと思います。ちなみにイチョウの葉で栞(しおり)を作ると、紙魚(しみ)がつかないと言いますから、とりあえず身近なとこで『イチョウの栞』あたりから商品化してみましょうか。

 




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