森のかけら | 大五木材


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20111204 1長らく事務所2階のショールームに展示したあった勉強机が、このたびめでたく嫁入りとなりましたので、実家から送り出す前に御色をさせていただいております。式の前なので御色直しはおかしい表現かもしれませんが。長期展示してある家具は、多少の小傷や日焼けしてしまうのは宿命です。お買い求めいただく方もそれは承知でご購入いただいてるのですが、やはりこちらとしては少しでも綺麗な状態で受け取っていただきたいので、お化粧直しさせていただいております。

 

20111204 2弊社の展示家具はすべて「植物性油塗装」ですので、少々の傷や日焼けであればサンダーで軽く削り直して、再塗装すれば元の美しい姿に蘇ります。ご購入後にそのお宅で家族の営みと共に経年変化していくのは問題ないのですが、お使いになる前から小傷や日焼けがあると申し訳ないので、出来る限り直せる部分は直させていただきます。今回ご購入いただいたのはブラック・チェリー」の勉強机ですが、その全貌については納品時にお披露目させていただきます。

 

20111204 3まず表面をサンダーで削って塗装を落とします。これがウレタン塗装であれば、剥ぐ時にサンダーの熱で強烈な異臭を放ちます。オイルであれば、サンダーが目詰まりこそすれ剥ぐのは容易です。何年かぶりに生地の姿に戻りました。それからサンダーの目を段々細かくして研磨を繰り返し、ツルツルになるまで磨き上げます。それから植物性油を塗っていきます。緻密な材質のブラック・チェリーは、オイルを吸い込むと先程とはまったく別の妖しげで上品な色気が漂う表情を見せてくれます。

 

20111204 4これでひと晩寝かして続きは翌日となります。そしたら本日、オイルを吸い込んで鮮やかな濡れ色になったブラック・チェリーの上に小さなお客様がいらっしゃいました。近くのイチョウの小さな葉が1枚迷い込んでいたようです。赤身の水面に浮かぶ木の葉のようです。上の写真は、夜倉庫の水銀灯の元で撮影しましたので、色合いが極端に違って見えますが、自然光で写すと左のような色合いです。ここから更に塗装を塗り重ね、最後の仕上げは当然、蜜蝋ワックスの出番です!




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