森のかけら | 大五木材


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KIMG0010何か新商品を作って発表させていただくと、必ずといっていいほど尋ねられるのが、その「オリジナリティ」について。「過去にこういう商品はなかったのですか?」、「おたくのオリジナル商品ですか?」、「類似商品はありませんか?」、「この発想はどこから湧いてきましたか?」・・・気持ちはよ~く分かります。似たようなモノが過去にあれば話題にしにくい、取り上げにくい、ニュースにしずらい・・・ごもっともです。しかし、世の中に本当にオリジナルと言えるものがどれほどあるのでしょうか?

GEDC2566 (2)森のかけら』は紛れも無く私のアイデアで作った商品ですが、ただし形状はどこにでもある35㎜角のキューブ。240種が揃い商品が完成した時にも、「こういうモノでも特許は当然無理」とたしなめられましたし、私自身も特許なんてたいそれた事は毛頭考えてもいませんでした(ただ名前については、自分が使えなくなるは嫌だったので「商標登録」はさせていただきました)。その形には何らオリジナルティのかけらもありませんが、同じスペックでそれが240個も集まる!という1点のみが独自性

 

20120317 3そこに解説や木の物語を味付けしたというだけの商品です。そうなると、他では見た事がない、これだけ樹種が揃っている商品は初めて見たとか言っていただけます。個別ではどこにもあってありきたりのモノが集合すると途端に面白くなる、というのが弊社のものづくりのコンセプトです。「自分のもの」という意味においては、オリジナル商品ですが、1つ1つを見ればありふれた木のキューブ。ゆえに取材の際には、その取り扱いに悩まれ冒頭のような質問になるのだと思います。

 

20120617 4しかし、それが「真性オリジナル」であるという事にどれだけ意味があるのか。今地上に存在するあるゆる「モノ」は、大なり小なり過去の何らかの「モノ」の影響を受けているはずで、素案や構造、ネーミング、それぞれのパーツ、ディティールまで掘り下げれば、すべてが100%オリジナルなんて事はありえないと思うのです。世の中そういうものだと思うし、先人への畏敬の念の中からより洗練されたものが生まれてくるのだと思います。なぜ「オリジナル」という言葉に執着するのかというと、それは商品そのものとは別の次元の話。核心は明日へ・・・




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