森のかけら | 大五木材


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20130711 1このまま夏の温度上昇が定着化すると、夏の間だけ熱帯アフリカとか東南アジアのような環境が生まれて、植物などもその環境に適応していくように進化(変化?)していくものなのでしょうか?もともと暑さに弱い植物や生物にとって、この10数年での夏の異常な高温はまさに死活問題なのだと思います。人間の通常体温を超える温度を聞いても、それなりに受け入れられるようになったものですから人間の対応能力もそれなりに逞しい、いや図太いのかもしれません。

 

20130711 2多くの樹木には、夏冬の成長の履歴として『年輪』が刻まれていますが、熱帯アフリカや東南アジアなどで育つ木材の中には、『年輪が無い木』も珍しくありません。それどころかその辺りでは明瞭な年輪のある木を探す方が難しいぐらいです。年輪は、夏と冬の成長速度の差によって形成されるものですが、明確な四季のある日本人にとっては年輪がある、という事はきわめて当たり前の事。年輪の無い木の方に違和感を感じる人が多いと思います。

 

20130711 3弊社に来られて初めて年輪の無い木を見た!という方もいらっしゃいますが、実際には『年輪の無い木』を素材として食器や工芸品などは多数製作され、日本でも沢山輸入されごくごく当たり前に販売・流通され世の中に溢れているので(それこそ100円ショップなどでも)、それらを目にしたり使った事がない人の方が珍しいのではないかと思います。つまり、手にした木製品に年輪があるとか無いとかの改めて確認したり気にした事もなかったという事だと思うのです。

 

20130711 4それぐらい、『木には年輪がある』という事が一般化しているという事の証し。だから私の説明を受けて改めて『年輪が無い木』に不思議な感覚を覚えるのだと思いますが、それを知った上での(カウンターやテーブルなどの木を選ぶうえでの)、『年輪がはっきりして木らしいもの』という要望が圧倒的なので、日本人のDNAの中には、木材=年輪のあるものという構図が出来上がっているのだと思います。であるならば、偏屈材木屋としては敢えて年輪のない木を明日からご紹介~!




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