森のかけら | 大五木材


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20140117 1新しい材が入荷した時に梱包がをばらして「木取り」する作業は私のささやかな愉しみ。世界のいろいろな国からやって来た木たちと対面する瞬間の喜びは材木屋でこそ味わえるもの。先日もブラック・ウォールナット(B/W)の木を仕分けしていましたが、こちらの思惑より良くても悪くてもそれなりに愛着を感じるものです。1枚1枚材の表情と木目、節の具合などを見ながら、これはカウンター、これはテーブル、これは造作などと適材適所に仕分けします。

 

Exif_JPEG_PICTUREそんな作業の中でたまに面白い木目や美しい杢に出会えた時の喜びは別格です。大体は、板の平面で思わぬ出会いがあるものの、稀にこんな面白いものにも出会えます。先日、ブラック・ウォールナットの小口面にこんなものが!現地での作業時に小口に打った金物の跡か、割れが偶然生み出したものでしょうが、私にはどうしてもある漫画のキャラクターにしか見えないのです。そう思い始めたら、もうそれ以外のものには思えなくなります。そう、これは間違いなくO次郎

 

Exif_JPEG_PICTUREもはや「O次郎」と言っても伝わらない世代の方が多いかもしれませんが、敬愛してやまない藤子・F・不二雄先生の傑作「オバケのQ太郎」に登場するQちゃんの弟です。常に「バケラッタ」という言葉しか発せず、そのシンプルな体型とバケラッタのアレンジだけで喜怒哀楽を表現する「イクラちゃん的」愛すべきキャラクターなのです。子供の頃は、自分も次男だった事もあり、天衣無縫な兄のQ太郎に振り回される健気なO次郎の姿に共感を覚えたものです。

 

20140117 4う〜ん、見れば見るほどO次郎!これは、端材を大切にしている材木屋の男に対して天国の藤子・F先生が与えたもうたご褒美なのか?!幸いにも降臨されたのが小口面なので、長さ調整でカットすることになるので、あらかじめカットして保存しておこうかと・・・。独り心の中で相当に盛り上がったものの、恐らくきっと誰にも理解されないだろうと決して動揺を見せず黙々と作業にいそしんだのですが、この小さな喜びでまた今日1日仕事が楽しめました。

 

※藤子・F・不二雄先生については、詳しくはこちら「藤子・F・不二雄ミュージアム巡礼」。




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