森のかけら | 大五木材


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Exif_JPEG_PICTUREそんなハイリスク&ハイリターンの材を百戦錬磨のベテラン材木屋たちの皆さんと競り合う度胸も資金もありませんでしたし、身近なところでケヤキの教えてもらう人もいませんでしたので、銘木としてだけではなくケヤキそのものが次第に遠い存在になっていったのです。そこで、私は王道から逸れ、当時まだ手掛ける人の少なかったアフリカやヨーロッパ、中南米、東南アジアなどの特殊な木の世界に舵を切ることになっていったのでした。

 

GE DIGITAL CAMERA生来、偏屈でひねくれ者なところがあって、圧倒的な力も持つ者やNO.1と呼ばれるものにはことごとく逆らってしまうのです。そんな事で、銘木の王様に背いた罪として、徐々にケヤキとの距離が開くようになり、祖その後自ら進んでケヤキを仕入れることも無くなったのです。当時はまだ銘木屋さんが幾つも健在でしたので、立派な銘木を購入するチャンネルも多く、自ら距離を置いた事により、次第にケヤキとのご縁も減っていきました。

 

Exif_JPEG_PICTURE自ら撒いた種でもありますが、一種のトラウマのようなものだったかもしれません。そのことが結果的に苦手な樹種を作ることになってしまい、ケヤキに対する無知でその後長らく苦労することになりました。やはり木は実際に取り扱って、見て触れて担いでなんぼのものです。しかしその反省が、木材に貴賤なしの精神で、すべての木に同じ価値を持たせる【森のかけら】の開発へとつき動かしていくわけですから世の中皮肉なものです。

 

20140120 4    .bmpいつまでも不得意な材を作っていては仕事にも支障が出るという事で、数年前からは少しずつケヤキも仕入れることにはしましたが、やはり貧乏性な性格が災いして、1枚で数十万もする高級銘木のケヤキの大黒柱や床板にはなかなか手が出ず、久万高原町産の小さな丸太のケヤキあたりから徐々にリハビリを始めているところです。という事が、弊社にケヤキの在庫が少ない事の理由でしたが、明日からはケヤキの特徴についてたっぷりとお話します。




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