森のかけら | 大五木材


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繁華街に飲みに出た時にいつも最後の立ち寄る馴染みのショットバーで、アーモンドやピスタチオに混ざって酒のおつまみに出してもらったのが『ヒッコリーのナッツ』。その店がオープンしてからもう何十回も来ているので、今までにも何気に口にしていたのかもしれないのですが意識した事すらもありませんでした。たまたま仕事でヒッコリーの材の注文が集中していた時だったので何か不思議な縁を感じたのです。

少し前の事なのでことの経緯をよく覚えていないのですが、今ちょうどヒッコリーの仕事が多いとか喋った流れでマスターが気を利かして出してくれたか、容器に「HICKORY」の文字でも書いてあってこちらからリクエストしたかのどちらかだったと思うのですが、掌に乗せて改めて見てみるとかなり特徴的な形をしています。口に含んでみればサクサクとクルミよりも軽い舌触りで美味!そうか、これがヒッコリーのナッツだったのか。

恐らくヒッコリーの木の事を意識してなければ今でもそのナッツがヒッコリーだとは気付かなかったでしょう。今までにも無意識のうちに食べてきてたんだと思いますが、モノを知らないとは実にモッタイナイこと。こんな身近なところで「森の出口」を見過ごしていたとは!。『今日のかけら』でヒッコリーの事を書くにあたり、それぞれの樹種の用途などを調べたりするといかに自分が無知であったかを思い知らされます。

それでもこのブログを書いてなければ、それにすら気づかず日々を過ごしたいたのだろうと考えるとぞっとします。木が鉄やプラスチックなど非木質素材にとって代わられたと嘆く前に、実は身近なところに形を変えたり、名前を変えたりしながらも潜んでいる「森の出口」を感じ取れるアンテナを磨いておかねばならないと痛恨。しかしヒッコリーの不思議な磁場には何か特別な力を感じずにはいられないのです。

年によってやたらと特定の樹の事が頭と心を支配することがあるのですが、私にとって今年はどうやらヒッコリーの当たり年なのかも?!そのヒッコリーのナッツは、16世紀の頃からアメリカでは食されていて、バーボンを飲むときには欠かせないおつまみだったようです。残念ながらバーボンよりは日本酒党なので、その醍醐味は味わい尽くせてはいないのかもしれませんが箱買いしたいほどはまっています。

 




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