森のかけら | 大五木材


当ブログに記載の商品の料金、デザインは掲載当時のものであり、
予告無く変更になる場合がございます。
現在の商品に関しまして、お電話、又はオンラインショップをご覧ください。
しかし、自分で作っていて自分が喜んでいたら世話ない話だと思うのですが、私の場合自分の作ったものに対して自惚れが強いので、自社商品で十分萌えてしまうという変態の極みなのです。自分が作ったモノがいいと思っているからこそ、全国にも存在するであろう同じような症状の人にも知ってもらいたい、買ってもらいたい、楽しんでもらいたい、という思いで販売しています。なので、その中に珍しい杢や樹種を見つけたら、羨ましいなんて思ってしまう真性タイプです。あまりにそちらに振れ過ぎると商売できなくなってしまう・・・

ま、そんあ感じで製作・販売しているモザイクボードです。最近少しずつ遠方からの問い合わせも増えて来ておりとてもありがたいのですが、高騰する運賃の問題で頭が痛いのです。これはモザイクボードに限らず、4ⅿなどの長物に関しては、宅急便会社にもよりますが取り扱いお断りのケースも多くて、対応に頭を悩ませています。今までにもかさばって重たい木材は、ケースによっては拒否されたり積み残される事もありましたが、これからはますます難しくなります。今のところモザイクボードはまだどうにか送れます。


でもそのうち拒否される事になってしまうのではないかという不安もあります。遠方の木材市場や港などで材を仕入れた場合は10t車などをチャーターして愛媛に持ち帰っていますが、昔と違って仕入れた材が右左で動くというわけではないので、たちまち必要な材を持ち帰るために、すぐには必要の無い材で荷台を埋めるような事をしていたら、弊社の小さな倉庫はすぐに満杯になってしまいますし、なによりそんな足の遅いモノを大量に買い込み続けたら資金が持ちません。今でさえ在庫の圧縮にもがいているのに・・・

こういう時、例えば関東から四国までとか、北陸から愛媛までとか、特定ルートを定期的に走る積み合わせの出来る大型トラック便があればいいのになあと思うのです。以前はまだそういう話に乗ってくれる同業者が地元にもいたので、何度かやった事もあるのですが、2社ぐらいだとなかなか互いの都合や日程の調整が出来ずに、定期便として機能しませんでした。荒材で【森のかけら100】と同じ金額を売ろうと思ったら、軽トラが必要になるわけで、木材ってやはり金額の割にボリュームが多すぎる、いやボリュームの割に価格が安すぎる!?




「そんな事はお前のさじ加減ひとつじゃないか!」と言われそうな話ですが・・・地味~に売れている『モザイクボード』。今更説明するのもなんですが、中には最近このブログを読み始められたという方もいらっしゃると思いますので、あえて商品説明させていただきます。240種の木の標本(←不本意な言い方なんですが、そしたらここから説明しないといけなくなるので断腸の思いで)【森のかけら】などを作っているため多樹種の木材を扱っているため、もっと小さなサイズの出口として開発したのが多樹種積層フリーボード。

どういう樹種が入るのか、どういうバランスで組み合わせるのか一切指定不可の、端材が出た時にあるもので作るモッタイナイ精神を極めた商品でもあります。サイズは2000☓500☓30㎜3000☓600☓30㎜の2種類があります。市場に出回っているのはメルクシパインやタモの単一樹種のフリーボードですが、それに比べると数倍の値段がするので(タモは高騰しているので多少差が縮まってますが)、さすがに飛ぶように売れるようなモノではありません。それでも地味に少しずつ売れていて、もうすぐ累積で150枚越え

2m、3mそれぞれ20~30枚は在庫するようにしていますが、注文が入ってから仕上げ磨きをして、それから梱包して宅急便で出荷します。その際に傷がないかなども含めて舐めるように見回すのですが、そこでそのボードにはどんな木がどういうバランスで組み込まれているのかを確認することになります。先日もモザイクボードに注文が入って、1枚ずつめくってコンディションの確認をしていたら、その中に『ゼブラウッド』や『パープルハート』などの個性的なピースが入った『当たりのモザイクボード』を発見しました!

無論、私が選択して素材から選んでいるので、入っているのは当然の事なので、発見というのはおかしいですが、どの板にどれぐらいどの樹種を混在させるかは、工場の人間の判断に任せていますので、私もその時初めて、ああこういう風に使ってくれたのかと分かるわけです。ゼブラやパープルハートは、材そのものが高価というのと、モザイクボードに使えるサイズ(荒材で35㎜)の在庫が少ないという理由で、あまり材を供出できないという事情もあるので、それらが入っていると作り手でありながらラッキーなんて思ってしまう。

まあ、何が当たりで何がはずれかなんていうのは個人の趣味嗜好感覚の問題なので、当たりはずれは私が勝手に言っているだけの話なのですが。こういう偏屈な人間ですので、普通のスラッとした無節にはあまり興味がなくて、ガチャガチャしたような杢やら縞、強烈な色に惹かれます。しかしそういう個性の強い木って、人間も同じように周囲から浮いてしまいます。なので全体のバランスを見ると、こういう多樹種混合型の木の中でさえ目立ちすぎてそこだけ妙に取ってつけた感が出たりして、両刃の剣的な怖さもあるのですが。




Google アラートで、こんなメールが届きました。『 大五木材卸価格で高品質な業者様向け無垢フローリング販売サイト「木のモ」が2018年11月27日にOPENします!!』「聞いてないぞッ、!?もしかして私の中のもう一人のビリーミリガンが覚醒して、私が眠っている間にせっせとサイトを作りこんでいたのか?!」タイトルだけ見た私はそう錯覚してしまうところでした。「株式会社 大五木材のプレスリリース」そうです、それは紛れもなく大五木材が新たに立ち上げるサイトの告知。間違いありません、大阪の大五木材が

以前にもブログで紹介させていただいた事があると思いますが、大阪の西区に、まったく同じ名前で同じ漢字の『株式会社 大五木材』という会社があります。一切何の縁もゆかりも無い会社で、たまたま同じ職種で同じ名前の会社が、愛媛と大阪にあるというだけ。大阪の大五木材さんは、創業21年の老舗で、社員数も100人を超え、松下電工のマザー代理店にもなられている、うちなどとは比べ物にならない大企業。向こうさんにしたら、うちみたいな弱小零細材木屋に間違われるなんて失礼にもほどがある話なんだと思います。

別に私とて、名前間違いでお客さんに誤解を与えて商機を広げるようなコバンザメ商法を狙っているわけではありません。たまたま長い間続けているこのブログなどのお陰で、『大五木材』と検索すると弊社がトップに出てくるので、大阪の大五木材さんのお得意様と思われる大手のゼネコンさんや有名設計事務所などから、大五木材間違いの電話やメールが結構あります。まさか同じ名前の材木屋がふたつもあるとは思ってもいないので、住所とか確認もされたりしないんだろうと思います。あるいは支店か関連会社か何かと思われてる?

先日も大手ゼンコンから一方的な支払条件についてのFAXが・・・住所も電話番号も書いてないので、間違いを指摘することも出来ませんでしたが、ただでさえそんな間違い多いのに。立ちあげられるサイトの名前がよりによって『木のモ』って!弊社の雑貨部門の名前が『木のモノ屋・森羅』ですので、これ間違いなく間違い電話が急増するパターン!これはもう偶然というより、誤解含みの相乗効果狙いで、この名前にしたんだろうと私が勝手に都合よく解釈しました。という事は多少の間違いも織り込み済み?!

よ~し、分かった。それなら『間違い電話かけるも多少の縁』の心境で、これからはしれっと『木のモ(ノは小声)』として話を繋げようと思っています。カモン、間違い電話!と、ここまで書いて気づいた事があります。これってネットの販売サイトだから、サイト内で完結する話なので間違いはないのかッ!まあ、うちのお客さんが大阪の大五木材さんに間違い電話入れる事は考えられないので、どういう意図なんだろう?←などと自分で勝手に妄想を広げて敵視している己が愚か(笑)ネタの提供に感謝です。




丸鋸などで長さを切断する際に出る切断屑がもったいなくてたまらないという事で、そのいろいろな木の鋸屑(う~ん、やっぱり屑という言い方には抵抗があるなあ・・・ま、仕方ない)を瓶を入れて商品化した『森の砂 morinosuna』ですが、もっと小さな瓶にいれて多樹種が欲しいという、思っていた以上の嬉しい反響がありました。いつもならばそんな声を神の啓示と勝手に解釈して本格的な商品化に突き進むところなのですが・・・。こういう商品って端材がベースなので、供給がものすごく不安定なのです。

あくまでもOOという樹木の注文が入った際に、仕方なくカットしたり余った材を有効活用するとおう前提があるものですから、この木の大鋸屑が欲しいと思っても、その木を挽くという必要性がなければ材が集まらないのです。いやそれは建前で、本当にやる気があれば、このために大鋸屑をつってもいいのでしょうが、やはりそれは『モッタイナイ精神』に反する『やらせ』になってしまうので、赤い色が欲しくてもサッチーネに注文が入るまでは待つしかないのです。大鋸屑のために木を削るのは本末転倒な事になってしまうのです!

という事でなかなか進まなかったのですが、それでも10数種類のストックは出来ています。ただし、まだまだ色のバリエーションが少ないので本格的な販売までにはもう少し時間がかかりそうです。とりあえあず3種類はオンラインショップで販売しているものの、いいサイズの小さな瓶が少しだけ手に入ったので試験的に色合いのはっきりした4種をセットにして販売してみようと思います。粗挽き胡椒などが入っている75gサイズの小瓶に入れて試験的に販売をしてみようと思います。反応がいいようなら数を作ろうかなと。

紫色のパープルハート色のハゼノキ(黄櫨)、灰褐色のゴールドクレスト、赤色のサッチーネと、結構色合いのはっきりした木でまとめてみました。削るときの状況や機械などによって大鋸屑の粒子の大きさや状態は異なりますので、あまりに微細なものや、品質の整ったものをと考えられている方向きの商品ではありません。どうにかモッタイナイをモッタイナクナイようにしたいという思いで、美しい天然素材・木を骨までしゃぶり尽くすつもりで作った大雑把な商品ですので、心の寛容な方向きの商品ですのでご理解ください




11/24(土)と25(日)の二日間、城山公園で開催される「えひめ・まつやま産業まつり」に今年も出展させていただきます。このイベントは、愛媛県と松山市が連携していて、イベントサブタイトルの「すごいもの博2018」の方が浸透しているかもしれません。愛媛が誇る柑橘をはじめ、県内の農林産物や工芸品など300を越えるブースが出展し、2日間で10万人もの人が集まる県内最大級のイベントです。弊社は今年も、『(公財)愛媛の森林基金』さんのブースにて愛媛県産材のPRや木育のお手伝いをさせていただきます。

事前に出展団体の名簿を渡してもらえるのですが、名簿には県内のさまざまな分野の有名店や、市町村、各種団体の協同組合やその青年部などの名前がズラリ。毎年、名簿を見ながらここにも行ってみたい、そのブースも覗いてみたいと思うものの、実際にイベントが始まれば自分のブースに貼りつくのでほとんど見に行くことも出来ません。わずかなスペースに並べてあるわずかな商品よりも、そのお店を訪ねた方が何倍も面白いとは分かってはいるのですが、なかなか時間が・・・

近年よく聞く話ですが、地元密着型の老舗の専門店が、近くに出来た大手のスーパーに客を取られて、店を閉めるって事になって、最後の感謝セールみたいな事をすると、途端に客が集まって名残を惜しむという。昔はよく来ていました、無くなるのは寂しい、とかいうコメントを聞くたびに思うのですが、今もずって来てあげてたら店閉めなくてもよかったんじゃないか・・・。思い出だけではご飯は食っていけません。便利で価格の安い方に客が流れるのは仕方のない事。やっぱ行っとこうと思った時に行かないと。

出展業者の方がこちらのブースに足を運んでもらう時があって、そこで名刺交換したりして、言葉を交わすのは初めてでもお互いの店の事は知っていて、お互いがいつかお店に行こうと思っていたんですよ、という事がよくあるのですが、結局そのまま行かずじまいで終わることが多いのです。ご縁というのは待っているばかりじゃそれ以上に広がらないもので、やはり積極的に小さなきっかけを広げていかないといけないと、毎年このイベントが近づくたびに強く心に思っているのですが・・・。今年は攻めてみる!

※㈱大五木材は、小間番号204 Eブロック(公財)愛媛の森林基金ブースに出展しています。




オンラインショップ お問い合わせ

Archive

Calendar

2018年10月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  
Scroll Up