森のかけら | 大五木材


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挽いてもらったクスノキの板を選別。一枚ずつコンディションを確認しながらサイズで分けて桟積みしていきますが、この作業は必ず私がするようにしています。この後、樹種にもよりますが、基本は天然乾燥で半年から長いものになれば二年ぐらい乾かせますので、どういうものを乾かしていて、どれくらい経った頃に使えるのかを把握しておくためと、値付けをするため。よく、我が子に名前をつけるように値段をつけやがって、なんて言われますがその通りです。自分の尺度と感覚で値段をつけますが、その分しっかりと木は見ているつもりです。

今回挽いてもらったのは近所の神社のクスノキ。あまりに大きくなり過ぎて倒木の危険もあったので伐採したものですが、昔に雷も落ちたことがあったとかなかったとかで、中に空洞があるかもと心配していましたが、それも杞憂で済むほど立派な鎮守の木でした。狭い境内から搬出するため短くカットしましたが、テーブルや座卓などの家具はもとより、【森のかけら】などの小物まで使いどころはたっぷりありますので、一切無駄にすることなく骨まできっちりとしゃぶり尽くしていただきます。なので側のペラペラまで余すことなく桟積み。

大きな洞こそありませんでしたが、高齢木なのでところどころに痛々しい「戦歴」もあって、部分的には腐っていたり割れが入っているところもあります。何枚かくってみると、板の真ん中あたりが楕円上に朽ちかけているものがありました。まだ完全に朽ちてはおらず、楕円の1/4程度がボソボソになっていましたが、その周辺がスポルテッドに変容しかかっていました。クスノキのスポルテッドを見るのは初めてですが、水分が多過ぎて触るとブヨブヨなのでそこを意匠的に使うのは無理。嗚呼、もう少し救出早ければどうにかなっていたのかも・・・

手入れされることのない神社などの巨木が成長する過程で木の隙間などの空間が巻き込まれ、その内部で芽吹いた植物の根などが空間を埋め尽くしてやがて朽ちて、製材するとおどろおどろしい毛細血管のようなネット状の塊が出てくることがあります。そういうものに出くわすと、私はいつも「もののけ姫」の「たたり神」が頭に浮かんでは、「救えませなんだあ~、申し訳ねえ・・・」と、誰視点かよく分らない気持ちになるのですが、スポルテッドはともかくその御身はなにひとつ無駄には致しませぬぞ!




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