森のかけら | 大五木材


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アフリカのソマリアでバッタの大群の襲来を受けてソマリア政府が国家非常事態を宣言しました。爆発的に発生したバッタが飼料や食料を食い尽くすという蝗害(こうがい)は、古くから世界各地で発生していて、大規模な大雨や旱魃が起こった後にバッタが大量発生して、わずかしか残っていに飼料・食料を食い尽くして大きな被害を与えてきたことが歴史の書物にも書き残されてきました。このブログでも取り上げましたが、映画『エクソダス:神と王』でも描かれた旧約聖書『出エジプト記』の、エジプトの空を覆いつくす蝗害が有名です。

中国でも蝗害は、各時代の統治者を悩ませてきました。漫画『蒼天航路』では、曹操と嶺府が初めて刃を交わす場面でバッタの大群が天から押し寄せる様子が描かれていますが、乱世に出現した二人の奸雄があたかも蝗害のような天災であるかのように示唆されていました。今回ソマリアで大きな被害をもたらしているのは、サバクトビバッタという種類で、非常に飛翔能力も高くて1日で100キロ以上も飛ぶことが出来るとか。1平方キロ内の群れに約4千万匹ものバッタがいて、わずか1日で約3万5千人分の作物を食べ尽くすまさに悪魔の所業。

私は虫全般苦手なのですが、特に不意にこちらに向かってジャンプしてくるバッタは恐怖の対象でした。田舎なんでバッタは身近に沢山いましたが、バネのような超筋肉質な脚の動きがどうにも苦手で・・・。そんなバッタですが、英語だとグラスホッパー(grasshopper)だとばかり思っていたのですが、このブログを書くにあたってソマリアの蝗害の事を調べるとローカスト(locust)と記してありました。グラスホッパーは文字通り「草の中で飛び回る昆虫」という意味でイナゴの事らしく、バッタはローカストというみたいです。

ローカストといえば、以前にある木の英名としたローカストツリーと書いた事があったと思い調べてみたら『アカシア』でした。【森のかけら】に含まれる『ニセアカシア(ハリエンジュ)の英名がBlackLocustなのですが、書いた時はその意味がよく分りませんでした。ローカスというのはラテン語の焼け野原という意味からきていて、バッタの大群が通り過ぎると何も残らない焼け野原のような状態になってしまう事から名づけられたそうです。ではなぜアカシアの事をローカストと呼ぶのか?明日に続く・・・




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