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四国ではほとんど自生していないためその被害についても聞いたことがありませんでしたが、東北などの自生地ではシラカバの花粉飛散による花粉症も大きな問題となっているそうで、春先になると大量の花粉が飛散し、その凄まじさはスギ花粉を凌ぐとも・・・。その一方で、シラカバの幹を傷つけると滴り落ちる樹液からはシロップや、それを煮詰めた白樺糖、白樺樹液を使った銘菓、白樺樹液100%のお酒なども造られています。天然のミネラルをたっぷり含んだ白樺酒、是非取り寄せて飲んでみようと思います。2014年の『今日のかけら』、これにて完。 |
★今日のかけら・#057【白樺/シラカバ】カバノキ科カバノキ属・広葉樹・北海道産
そこには、サクラに比べると知名度で劣るカバを売らんかな的な商業的な意思も働いたと思われますが、それによって業界では混乱も生じています。日本におけるカバノキ類の中で主要なものとしては、シラカバ(あるいはシラカンバ)、ウダイカンバ㊧、ダケカンバ、ミズメの4種があります。その他にも【森のかけら】にも含まれるオノオレカンバなど、日本産のカバノキ類は全部で7種あります。その中で四国に住む我々に馴染む深いのはミズメ。そのミズメにもサクラの名が付きミズメザクラと呼ばれます。 |
ちなみにインテリジェント・モンスターことブルーザー・ブロディについても興味を持っていただいたと思うので、歴史に名を残す不世出の名レスラー、超獣ブロディについても少々解説をしておこう。1046年米国のミシガン州に生まれる。本名フランク・ドナルド・グーディシュ。身長198cmという堂々たる体格を生かし、ウエスト・テキサス州立大学のアメリカンフットボール部で大活躍をした。ちなみに同大の3歳下の後輩が、後にタッグパートナーを組むことになるスタン・ハンセンだ。
大学を卒業後プロに転身するも3年で断念。その後新聞のコラムニストに転身するも紆余曲折を経て、プロレスラーに転身。高校教師から転向したスタン・ハンセンとタッグチーム「テキサス・カウボーイズ」を結成。しかし思うような活躍も出来ずギャラも上らない。ただ強いだけでは人気が出ず、二人にとっては苦難の時代であった。そんな彼らに契機が訪れたのは1976年。リングネームを本名からブルーザー・ブロディに改名。翌年公開された映画「キングコング」に合わせ人気に拍車がかかる。
その風貌と2m近い巨体としては考えらないほどの機敏で無尽蔵なファイトぶりから、超獣、キングコング、インテリジェント・モンスターなどの愛称で親しまれた。それも本物の実力あってこそ。滞空時間の長いキングコングニードロップや2mの巨体が飛ぶドロップキックは単純な技をも必殺技に変える同時代に活躍したハンセンやハルク・ホーガン、アンドレ・ザ・ジャイアントなど2m級の個性あふれるモンスターたちが繰り広げるプロレスこそが私にとってのプロレスの原点なのである。
チェーンを振り回しながら入場するパフォーマンスも、観客に強い印象を与えるための戦略であり、プライベートでサインを求められても「今はフランク(本名)だから」と断るなど自分なりの哲学を持った一流のプロフェッショナルであった。やはり何をするにしても、『突き抜けた自己流の哲学』を持っていなくてはならない。残念ながら、己の流儀を愚直なまでに貫いた超獣は1988年、プエルトリコで言い争いの末に同僚のレスラーに刺され呆気なく死んでしまう。ただ強いというだけでなく、プロレスのなんたるかを熟知し、プロレスラーとはどういう存在なのかを具現化した私にとって最高最強のレスラーだった。いや、亡くなった今でもその地位は揺るがない。ブロディが入場の際に使った曲「移民の歌」は未だに私の中では鳴りやんではいないのだ。
おとなの部活動VS甲斐軍団の戦いで、私もそこまで弾けたわけではない。なぜなら私も節度あるおとなだから・・・「おとなの皆さんどうぞ~」と甲斐先生から折角差し出されたアルコール類に誰もが手を出そうとしない。いかん~!これでは学生たちに舐められてしまう。ここはこの場での最年長者である私が口火を切らねば。真面目な学生たちの質問を浴びながらも、おとなの凄味を見せるためにあえて私が先陣を切ろうではないか!
今回の出張部活動には、おとなが誇る企業女子ビッグ2(千秋&あやや)が不参戦という事もあり、結局誰もアルコールに追随する者がなく(私以外皆車の運転があったため)、ひとりだけ飲んだくれになるわけにもいかず、その場は缶ビール3本で抑えて、恒例の慰労会へ。外に出るとすっかり周囲は闇に包まれ、構内の街頭に照らされたイチョウの木の根元が何とも妖しげに輝き、猪木VSアリ戦さながらに終始歯車が噛み合わず不完全燃焼に終わった戦いを慰めてくれているかのように・・・
学校から慰労会場の店までは徒歩で10数分。生憎の小雨が降る中、プロフェッサー甲斐こと甲斐朋香先生と稀代の猛獣使い・藤田氏と私の三人は、学生時代に幾度となく通った繁華街までの道のりを傘も差さずに語り合いながら歩く。三人は井上揚水の「傘がない~♪」を脳内にBGMとして聞きながら、行政のこと、大学のこと、仕事のこと、誕生木のことなど思い思いに語り合いながらまるで青春時代のように言葉が尽きる事のない三人の上に降り注ぐ雨も冷たくはない。
学生二人もついてきてくれて五人で本日の慰労&反省会。この場で私と猛獣使いは、先の大学内での真面目な会の時には見せなかった甲斐先生の一面を垣間見ることになる。猛獣使いも、ゴムのように弾力ある猪木の筋肉を見た時の新間寿のようにきっと確信した事であろう、「やはりこのひとは使えるひとだ!」と。グイグイと豪快に生ビールを体内に流し込む九州女児の姿に我々「おとな男児」の情熱にも火が点く。
今や揃わないモノはないと言われる世界規模のインターネットショッピングサイト『アマゾン』の創業者、ジェフ・ベゾスは言った―『自分の情熱を本当に注ぐことができる仕事を興しそれが顧客に大きな価値を提供できるのならば成功への道は開かれている。』それが一体どういう仕事で、情熱のベクトルがどこに向かっているのかはひとそれぞれ。信じた道を我は行くしかない。失敗して後悔するよりも挑戦しなかったことを後悔したくない・・・青臭い若者のように「おとな」たちの胸にも今ふたたび情熱の種火に火が点いたのだった。キュートで無尽蔵のスタミナを誇るインテリジェント・モンスター、甲斐先生との戦いは終わったのではなく始まったばかりなのだ。そしてこれからはその暴れっぷりをもっと身近で見る事ができる日が来るかもしれない・・・ これにて試合終了。
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